【お悩み相談】 問題を個人的に捉え過ぎないのが、パートナーシップの秘訣

NY在住　何歳からでも諦めない人生をデザインする心理カウンセラー・コーチ　平野さきです。

ここニューヨークでは、
いよいよ冬本番、
街もクリスマスに向けて
賑わっています。

去年の12月、
私は凍結した路面の氷上で転び、腕を大骨折。
今年は同じ失敗を繰り返さないよう、
とにかく慎重に歩く日々です。。。

本日も　ココロノマルシェ　に寄せられたお悩みに回答します。

パートナーシップ、また依存自立相互依存について教えて頂きたいです。自分なりに検索して調べてみるのですが、難しいです…。

お付き合いしている彼氏との関係でお弟子さんの体験カウンセリングを受けてみました。
とてもわかりやすかったし、思ってもいない回答もあり驚きました。
今回はその事で何かヒントがあればと思いました。

相談内容は、彼氏との関係について。
彼氏(30代半)が職場の人間関係で悩んでおり、なかなか大変な状況です。これは半年前から続いていて、辛そうなので仕事を辞めてもいいんじゃないかと伝えましたが本人はそれは嫌みたいで耐えて行っている状態です。
私は彼がどんどん弱っていくのを見てるのは辛いし、仕事の事は何もしてあげれません。
よかったら話しを聞くよ、味方だよとは伝えますが、自立系の彼なのかそんなに話してこないし1人で解決したいようにも見えます。
けれど変化として少しずつ弱音を吐く事も増えてきたようには感じています。

私の本音はもっと頼ってほしいし、いつでも飛んで行って側にいたいと思うけど相手は求めてなさそうでしていません。→実はこちらに関しては以前ココロのマルシェで相談をさせて頂き、回答頂いたアドバイスでだいぶ受け止める事が出来るようになったなと思っています。

そこで長く続くこの状況を相談にのって頂いた時に、実はパートナーシップですごく良い時にきているんじゃないでしょうか、とおっしゃって頂き、心がスッとした感覚がありました。
でも理解するにはなかなか難しくて。
パートナーシップって相手の問題は自分の問題って言うのを考えると、私にも素直に弱音を吐けないとか、我慢するとか、助けを求められてないとかが問題なのかな？って思って、私の問題を知りたい病になっています。

その時に依存、自立、相互依存についてもお聞きしたのですが、自分が一体どこにあたるのかもわからず…たぶん依存だな、相手は超自立かと…これであってますか？？

考えれば考えるほど、頭ぐるぐるしています。笑

このような状況の時にパートナーシップや依存、自立、相互依存が意味する事はどのように捉えていくと良いのでしょうか？

私はもう彼自身が話したくなかったり、自分一人で解決したいのならそれを尊重してあげたいとは思います。一応事後報告でも後で伝えてくれるし、色々抱えて大変だけど彼は私といる事を選んでくれている事にありがたいなと思えるようになりました。これが苦手な人なんだなと思いました。

今は割とあっけらかんとした態度で、彼に接しているつもりです。自分の思っている事も遠慮なく伝えてしまっています。(相手の仕事の事ではなく、自分たちの将来の事とか、私の思っていること)
これが正しいのか間違っているかはわかりませんが、パートナーシップが投影する私の問題がわかるならば私自身も今から問題に取り掛かりたいと思っています。

そのまま綴ったのでわかりづらい文章ですが、何かヒントがあれば教えて頂けませんか？
よろしくお願いします。

ニコさん

ニコさんは彼のことを心から愛し、思っているのですね。
ひたむきで、一生懸命で、素直な、素敵な女性だなぁ。
そんなニコさんに愛されている彼は、幸せ者ですね。。。

自分が一体どこにあたるのかもわからず…
たぶん依存だな、相手は超自立かと…
これであってますか？？

ニコさんが依存かといえば、そうかもしれませんし、
そうでないかもしれません。

彼が超自立かといえば、そうなのかもしれません。
しかし、そうでない部分もあると思います。

けれど変化として少しずつ弱音を吐く事も増えてきたようには感じています。

彼はニコさんのことを大切に思っているし、
ニコさんと一緒にいたいのだと思います。

男性は火星人、女性は金星人

男性は火星人、女性は金星人、
って、聞いたことはありますか？
男性と女性は、火星人と金星人くらい、
大きな違いがある、ということです！

私たちは同じ日本語を話すので、
錯覚してしまうのです。
同じ言語を話せば、理解し合えると。

ところが、
例えば火星人と金星人が同じ言語を話したら、
お互いに理解し合えると思いますか？

彼らは全く異なるパラダイムで生きているのです。
いくら同じ言語を話したとしても、
互いを理解することって、難しそうですよね。

男女の場合も、同じこと。
火星人と金星人くらい、男性と女性は異なるのです。
よほど努力をしない限り、
お互いを理解することって、非常に難しいのです。
同じ言語でコミュニケーションできても。

よかったら話しを聞くよ、味方だよとは伝えますが、自立系の彼なのかそんなに話してこないし1人で解決したいようにも見えます。

例えば、問題の対処方法。

女性は、問題が起きると、
誰かに話したり、同情してもらったり、気にかけてもらうことで、
自分の感情を癒す人が多いと言われています。

ニコさんも、誰かに話を聞いてもらったり、味方だよ、と言ってもらうことで癒されるのだと思います。
だから、彼にそう言ってあげたのですよね。

付き合っているのであれば、
問題があるときはもっと頼ってほしい、
私には弱音を吐いてほしい
助けを求めてほしい、
そばにいて、助けてあげたい、
と思うのも当然です。
なぜなら、それはニコさんがそうしてほしいから。

しかし、実はそれ、ニコさんの価値観ではあっても、
彼にも当てはまるとは、限りません。

一般に、男性は、
問題が起きると、
自分の殻に閉じこもり、ひとりで解決しようとする人が多いようです。

そっとひとりにしておいてほしい、というのが男性の本音です。

誰かに問題をシェアするとしたら、
それは自分ひとりでは解決できないため、
解決策を教えてもらいたいからシェアする、ということになります。

よく女性は、ただ聞いてもらいたいだけなのに、
男性はすぐ解決策を提示する、って言われますよね（笑）。

それも、この男女の違いで説明がつきます。
多くの男性は、解決策が欲しいから女性がシェアしているのだと
思っているのです。
ただ聞いて欲しいだけ、という考えは男性にはないので、
そんな女性の心理を理解できないのです。。

よって、いくらニコさんが気にかけてくれたり、
心配してくれたからといって、
それが彼にとって、一番求めているものではないかもしれません。

むしろ、信頼して見守ってくれることが、
彼にとっては一番嬉しいのかもしれません。

逆に、ニコさんが悩んでいるとき、
彼に素っ気ない態度をされてたとします。
ニコさんは、なんでもっと心配してくれないの、
もっと気にかけてくれないの、
と、冷たい彼だな、なんて感じるかもしれません。

逆にそれは、彼にとって、
ニコさんをそっとしてあげよう、
という彼なりの優しさかもしれません。
なぜなら、それは彼がして欲しいことだから。

問題をよりパーソナルにとらえ過ぎない

パートナーシップって相手の問題は自分の問題って言うのを考えると、私にも素直に弱音を吐けないとか、我慢するとか、助けを求められてないとかが問題なのかな？って思って、私の問題を知りたい病になっています。

ニコさんは謙虚で、優しい女性ですね。
パートナーシップがうまくいかないのは
自分にも問題があるからだと思って、
色々考えて、勉強して、自分を変えていこうとしているニコさん、
素敵だなぁ。
繰り返しますが、
そんなニコさんに愛されている彼は、なんて幸せなのでしょう！

ただし、ニコさん、この問題は、
ニコさんの魅力が足りないわけでもなく、
ニコさんが愛されていないからでもありません。

その前に、この男女の違いを理解していれば、
問題を個人的に捉え過ぎずに、
もっと大きな視点で捉えることができます。

そう、ニコさんが悪いのではなく、
ニコさんが依存し過ぎているのではなく、
男女の考え方の違いから来ているのです。
むしろ、これは彼の問題なのです。

私はもう彼自身が話したくなかったり、自分一人で解決したいのならそれを尊重してあげたいとは思います。一応事後報告でも後で伝えてくれるし、色々抱えて大変だけど彼は私といる事を選んでくれている事にありがたいなと思えるようになりました。これが苦手な人なんだなと思いました。

今は割とあっけらかんとした態度で、彼に接しているつもりです。自分の思っている事も遠慮なく伝えてしまっています。(相手の仕事の事ではなく、自分たちの将来の事とか、私の思っていること)

素晴らしい！
その通りだと思います。

ニコさんはそんな彼を、あたたかく見守っていれば良いのです。
あっけらかんとした態度も、良いと思います！

彼が自分の洞穴に入っている間、
ニコさんもご自分の生活を楽しんで、
生き生きと、健やかに、過ごしてください。

そうしたら、彼はそんなニコさんが恋しくなって、
洞穴から抜け出てくるでしょう。。

それでも、やっぱり彼が心配で心配でたまらない、
というのであれば、
他に考えるべき問題があるかもしれません。
ニコさんの自己肯定感なども関係するでしょう。

カウンセリングでは、
ニコさんの幼少期、これまでの経験、ご家族との関係についても
お伺いしたいと思います。

ニコさんの心のモヤモヤが、
少しでも解消できれば幸いです。

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継続的に変化をサポートしていきます。

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心理カウンセラー・コーチ
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