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旅路のしおり その19

•🤟ファストディール🤟

 〈ファストディール〉は私のお気に入りパワーの一つです。

 コモンパワーなので出現率が高く、その上どのチャンピオンでもしっかり仕事してくれる点が非常に優秀です。今回はそんな〈ファストディール〉について見ていきましょう。

注意:10枚を超えてドローする分はデッキに戻りません!

•ファストディールの強さ

 ファストディールの強い点はずばり、そのドロー枚数の多さです。

 同じコモンパワーでドロー効果を持つ〈柔軟なプラン〉がありますが、ドロー枚数は2ターン目で同じになり、その後もドローできることより〈ファストディール〉がいかに強力かが伺えます。

〈柔軟なプラン〉も強力なのですが…

 通常フォーマットでもドローは強力ですが、旅路でのドローの強さは少しベクトルが異なり、手札消費の激しい一部チャンピオンでは必須とも言えるアクションだと思います。

 それは旅路では低コストカードを駆使して勝ち切る戦略が強い傾向にありますが、この戦略はリソース消費も非常に激しいからです。

 〈ファストディール〉はこのリソース問題を解決可能で、かつ出現率が高いのでリロールトークンの消費を抑えることもでき、これが〈ファストディール〉の強さの根幹だと見なしても問題ないでしょう。


•ファストディールのテクニック

 これだけでも〈ファストディール〉の強さの説明としては十分ですが、テクニックもいくつか存在します。

 一つ目は、デッキに帰ったカードが「生成されたカード」として扱われることです。

 生成されたカードに関連するシナジーはそこまで多くはありませんが、〈予想外の閃き〉を合わせて使えばデッキに帰ったカードのコストが−1されます。

 コスト軽減に関していえば〈クイックドロー〉も同じような役割を果たしてくれます。


 〈クイックドロー〉は引いたらその時点でコスト軽減が入る代わりにそのラウンド限定、〈予想外の閃き〉はコスト軽減は持続しますが一度捨てて引き直す必要があり、どちらも一長一短です。

 しかし、相性がいいのは確かなので、コモンパワーの中では積極的に取って良いと思います。

 〈高等教育〉と組み合わせれば、毎ラウンド開始時味方全体に+2|+0が入りますがこれも非常に強力です。

 特に育成序盤に多い「ユニットは並ぶが火力が足りない」という問題に対して、コモンパワー2つで手軽に解決でき、その点でも非常にオススメです。


 2つ目は、生成したフリーティングを持つカードもデッキに返される点です。

 このテクニックの使用例として«ジャック»の初期デッキに入っている«ナックル»とその関連カードである«メイコ»と«ブル»をご紹介します。

ナックル、メイコも十分強力です。

 «ブル»は6コストで奮起できる非常に強力なカードで、盤面が強いほどバリューも高まります。

 しかし、盤面が強い状態で、かつ12マナを用意するのは(«コイン»の存在を考慮しても)やや大変です。また、その条件が整う頃には«ブル»無しでも勝ち切れる状況も多々あります。

 このように«ブル»を普通に使おうとすると意外と強く使いにくいのです。


 そこで、〈ファストディール〉を用います。

 具体的には«ナックル»と«メイコ»をプレイしておき、«ブル»をデッキに戻すことで12マナ用意しなくとも«ブル»がプレイできるようになります。

 手札に帰ってきた«ブル»は通常ドローで引ければフリーティングも消えるのでそこも強力です。


•ファストディールの注意点

 ただし、〈ファストディール〉には相性の悪いパワーも存在し、特に〈バウンドナイフ〉や〈増産工場〉等には注意が必要です。

左からの3つはそんなに強くないです…

 〈バウンドナイフ〉は毎ラウンド加わる«切先»がフリーティングを持つので、使わなければデッキに加えられます。

 デッキに«切先»が加わるのとトップのドローが弱くなります。これを防ぐためには毎ターンできれば«切先»を使わなければなりません。

 〈増産工場〉で加わる«偽造品»もコストこそかかりませんが、捨てても使ってもデッキの枚数を増やすことには変わりありません。手札に強いカードが無ければ、トップを弱くします。

 また、〈職人からの贈り物〉や〈メモリーゲーム〉なども同じことが言えます(メモリーゲームはそこまで相性が悪い訳ではないが)。


 これらのパワーは〈ファストディール〉とは相性の悪いパワーとして覚えておきましょう。


 加えて、チャンピオンのスターパワーでもラウンド開始時などにフリーティング持ちのカードを手札に追加する場合があります。これも同様に、可能な限りそのラウンド中に使い切ることが大切です。

心技一体で加わる双の行が該当します


 つまるところは、〈ファストディール〉を使う際は「フリーティング」に注意を払いましょう。そして、その上で「デッキに返しても大丈夫か」を考えることが大切だと思います。



 今回はここまでにしようと思います。

 最近、チャンピオンごとかアドベンチャーごとに最速クリアタイムとそれを記録したプレイヤーをまとめる記事をnote上に設けようとぼんやり考えてますが、イマイチピンと来るまとめ方が思いつきません。
 読んでくださる方の中で「こういうまとめ方がいいんじゃないか」や、「まとめる際は〇〇(レリック等)の情報が欲しい」といった意見•要望があればぜひ教えていただきたく思います!よろしくお願いします!

 では、また次回。


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