旅先で髪を切ること
新婚旅行のイタリアで、街を歩いているとき、素敵な美容院が目に入った。
旦那のいよちゃんに「ここで髪を切ってみたら」と勧めたら、心臓の強いいよちゃんは「いいね!」と二つ返事で店に入っていった。
もちろん、イタリア語などわからないので、身振り手振りと、適当なノリと、変な英語で会話をしている。その様子が面白くて笑った。
髪を切っている間に、一人で街をぶらっとして、戻ってくると・・・
わっすごい!短髪でいい感じのイタリア人っぽい髪型になっていた。
生え際のMも、短く切って出した方がかっこいいことに気づいた瞬間だった。笑
「いいじゃん!」
ちょっとドキドキして、ワクワクして、面白くて、満足した。旅先の忘れられない思い出になった。旅先で、現地の人とコミュニケーションを取りたと思ったら、美容院に行くのがいいかもしれない。
⭐︎
先日、一人旅の途中で、このイタリアでのことを思い出して、そうだ!ここで髪を切ってみようと思った。
こんな時に必要なのはGoogleマップと直感だ。
「近くの美容院」で検索し、あとは直感に従うのみ。
早速電話をかける。「どなたかのご紹介ですか?」と聞かれて、「いえ、旅の途中です」と答えた。なんだ、その答えは。ちょっと自分でも笑えた。
美容院に着くと、若い男の子が待っていた。
あ、また男性だと思った。最近はどこへ行っても男性の美容師さんばかりだ。
「旅の途中ですって、かっこいいですよねー。僕も言ってみたいです」
そう言ってくれて、陳腐だと思った言葉が素敵に受け止められていたので嬉しかった。
そこから、海外で美容院に行く話になった。
その美容師さんがタイで美容院へ行ったとき、洗髪台が竹でできていて、外から真水が流れ落ちてきていたという。どういうこと?すごく面白い!
水が冷たすぎてびっくりしたそうだ。海外では洗髪は大体、冷たい水らしい。
海外でお湯で洗髪する美容院を開いたら、それだけで人気美容院になれるね、と話して笑った。
そんなこんなで意気投合し、美容師さんの好きなことや趣味の話をたくさんしてくれた。世代の違う人とガッツリと話すことはなかなかないので、本当に刺激になる。いろいろなことにチャレンジしている話を聞いて、励まして、癒された。
すごく面白い経験になったので、これからも旅先では髪を切りに行こう。
そして、予約の電話で「旅の途中です」と言ってみよう。笑
今日も読んでいただきありがとうございます。
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