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Steamゲーム紹介「メトロイドヴァニア」23選(2021/5/15更新)

アクションゲームの中で、俗に「メトロイドヴァニア」と呼ばれるジャンルがある。

Steamでも、「メトロイドヴァニア」タグで検索すれば、数多くのタイトルを見つけることができるので、これらを含め、私が面白いと思うメトロイドヴァニアのタイトルを紹介していきたいと思う。

また、これは私のブログ『Blog – 19XX』で掲載した記事をnoteに転載したもので、タイトルの多くは、私がSteam上で作成したキュレーター『Game-19XX』でも紹介している。

⇒Steamゲーム紹介「メトロイドヴァニア」: Blog - 19XX
⇒Steam キュレーター: Game-19XX

今後、タイトルは随時追加する予定。

メトロイドヴァニアとは?

まず「メトロイドヴァニア」という呼称について。

1986年に発売されたゲーム『メトロイド』と、1997年に発売された『悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲』(海外名『Castlevania: Symphony of the Night』)から名付けられた俗語。
基本的には、広大なマップの中で敵を倒したりアイテムを入手することでパワーアップして、行動範囲を広げながらクリアを目指す、といったスタイルのゲームを指す。

その由来となったゲームに大きく関連したタイトルを紹介して、「メトロイドヴァニアとは何か?」について書いていきたい。

Bloodstained: Ritual of the Night

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本作は『悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲』のスタッフであるIGA氏が手がけたゲーム。
それをプレイして感じるのが「メトロイドヴァニアの魅力って何だろう?」と、改めて考えさせられたことだ。

プレイヤーは広大なマップをさまよい、敵を倒してアイテム入手する、その度に行動範囲が広がっていく。移動は自由で、入手したアイテムや武器を組み合わせて様々な戦い方が可能など、行動も戦略もプレイヤー次第。
「自由」と「プレイヤー次第」の遊び方がある、ある意味オープンワールド

また道中には、行き止まりがあって遠回りのコースを強いられる場所も多いが、必ずと言っていいほど、いかにも何か仕掛けがありそうに見えるので「ここはアイテムを入手すれば通れる」と分かる、だからそれを見たくてまた進めたくなる。
そんな、様々なところで「目標」をちらつかせて進めさせる要素が随所にある。それらも含めて、ゲームの進行が「マップの広がり」と「自由の範囲」に直結するので、進めるほど楽しさが増していく。

これが、私が思う「メトロイドヴァニアの魅力」である。

本作は、それが当時のイメージそのままの形で、全て詰め込まれている。
言わば「あまりにもメトロイドヴァニア」だった
その反面、新しいとはあまり感じない。でも懐かしいとか古いという印象でもなく、メトロイドヴァニアの魅力を改めて感じさせてくれる、そんな作品であると思う。

ちなみにこれは、私がSteamレビューで書いた記事を転載したもの。

ファンタジー

このジャンルだけでも数多くのタイトルがあるので、ある程度項目ごとに分けていこうと思う。
このタイプで多く目にするのは、ファンタジーを思わせる世界のゲーム。まずはそれを紹介していきたい。

Apotheon

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古代ギリシア神話に基づいたストーリーと、古代の壁画を思わせる映像が特徴で、敵を倒し、様々な武器や防具を入手して装備を強化しながら進めていく。
ゲーム中は敵と戦うだけでなく、町中で住民や警備兵に剣を振りかざして殺すこともできる。殺してしまうと住民達は逃げ惑い、兵士達からは総攻撃を受けるなど、何でもできてしまう反面、そのリスクも背負う。

戦いは武器と己の肉体のみ、勝敗は生か死のみ、そして攻撃は「殺戮」であることを実感させる、ファンタジーのようで、血生臭いリアルな感触がある

Ori and the Blind Forest

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闇に閉ざされた森を元の姿に戻すために冒険の旅に出る、ファンタジーの世界が舞台のゲーム。プレイヤーは主に、敵に光線を当てるショットで攻撃、道中でパワーアップして様々な能力を身につけていく。

ゲームの特徴は、背景など細部にわたって描きこまれた美しい映像、ジャンプ1つにも細かいモーションを見せるキャラクター、各所で見せるムービーや演出など、様々な部分でスケールの大きさと細部に至るこだわりを実感できることだ。

また、ゲームの特徴として、エネルギーを貯めればゲーム中いつでもセーブ可能となっている(セーブ不可の場所も存在する)。その反面、エネルギー切れになると肝心な時にセーブできないので、いつどこでセーブするか選ぶのも戦略の一つ。

Ori and the Will of the Wisps
(2021/3/13追加)

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『Ori and the Blind Forest』の続編。
前作の大きなテーマは「自然と生命」だったが、本作では主人公オリと親友であるフクロウの子クゥ、そして家族達との「絆」が深く描かれる

ゲームは、前作を超えるマップの規模、数多く存在するのサブクエスト。映像は高解像度で、主人公の攻撃モーションや巨大ボスなどダイナミックな動きを見せる。逆に、イベント時などでは微妙な仕草まで細かく描かれるなど、スケールと細部の両方がパワーアップしている

Dead Cells

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本作は、マップ構成・出現する敵・得られるアイテムの位置や種類など様々な要素が、プレイのたびにランダムに自動生成される、いわゆる「ローグライク」の要素を含んでいる。そのため、制作側はこれを「ローグヴァニア」と名付けた独自のジャンルとしている。
そして敵の移動速度や攻撃など、ゲーム全編に渡って極めてスピーディーな展開を味わえる。

ローグライクのゲームは、プレイのたびに攻略が変わる、そしてゲームオーバーになると、所持したアイテムや武器はクリアされて最初に戻される。そのため、運の要素が大きく、理不尽に感じる死に方が多いのも特徴だが、本作は少し異なる。
ほぼ全てに対して「運以外の要素が重要」であることだ。

例えば、ステージ上で突然敵が出現しても、
「敵に挟まれたらトラップを使う、持っていなければジャンプして上の段に登る、もしくは下に降りて逃げる。横にダッシュして敵をすり抜け間合いを取る」など、敵の出現場所やタイミング、所持する武器・アイテム・トラップに応じて、必ず切り抜ける方法がある。
そのため、死ぬ原因のほとんどはプレイヤー自身の操作ミス・判断ミスだ。

さらに、死ねば所持したものはクリアされるが、プレイを続けるうちに新しい武器やアイテムがアンロックされ、それらを入手するチャンスが生まれ、プレイが有利になる。
つまり、死に続けることが成長に繋がる

そんな「理不尽を感じないローグライク」の姿「死ぬ度に奥が少しずつ確実に見えてくる」、そして「奥は果てしなく深い」ところが、本作の魅力だ。

Outland

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黒を基調としたシルエットのような映像の中、登場するキャラクターは「赤と青」いずれかの色を持っている。プレイヤーはその2色を切り替えながら戦う。

プレイヤーも敵も、同色の攻撃に対してはノーダメージで異色だと受ける、つまり色の切替は「攻撃と防御」。色を変化させながら迫る来る敵やトラップなどに対しては、道を切り開く「手段」でもある

プレイヤーが主に使用する武器は剣1本のみ。ジャンプや切り込みの間合いとタイミング、そして色の切り替えをマスターしないといけない。
まさに、「色」と「剣」を制するものが世界を制する

Hollow Knight

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寂れた町「ダートマウス」の地下に広がる、巨大な古代王国の遺跡。そこにあると噂される財宝や太古の秘密を求め、多くの者が挑戦していく中、たった一人で挑む者がいた。

全編にわたって見せる暗い闇の世界と、昆虫をモチーフにしたコミカルなキャラクターが特徴のゲーム。プレイヤーの攻撃は主に剣1本と魔法、様々な特殊能力を身につける「チャーム」を駆使していく。

本作は、アクションゲームとしてかなり高難易度と言える。
足場の少ない場所でジャンプを駆使する場面や、プレイヤーが剣を空振りするとそのスキを突いて敵が攻撃してくる、ボス戦では連続攻撃に繋がるなど、一瞬のミスが致命傷に繋がりやすい

その中で重要なのは「間合い」と「タイミング」、そして操作テクニックと戦略が必要なので、手応えのあるアクションを求めている人なら楽しめるだろう。

Rabi-Ribi

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キャラクターは全て女の子、しかも主人公はバニーガール姿、主に使用する武器は「ピコピコハンマー」など、見た目からして軽いノリのアクションゲーム?しかも時折ビジュアルシーンもあるのでギャルゲー?という印象だが、プレイ感覚は全く違う。

ハンマーによる近接攻撃と魔法による遠方攻撃、ジャンプ駆使するアクションの要素に加え、弾幕避けやショットなどSTGの要素、隠しターゲットを探索するやり込み要素、ビジュアルシーンで見せるキャラクターの魅力など、様々なジャンルの要素を盛り込んだ、膨大なボリュームと遊び応えがある

また、これは私の個人的な認識だが、このゲームはやり込み要素があるというより、最初から「やり込ませるために作られたゲームシステムとデザイン」と、スタートラインはそこにあるように思える。

魔女と66のキノコ
(2021/5/15追加)

魔女と66のキノコ

魔女に囚われた兄を助けるために、少女が迷宮に乗り込み、魔法を駆使して敵と戦いながら進んでいく。
武器や魔法を手に入れたり進路を切り開くための重要な要素が、迷宮の各所に隠された「66個のキノコ」、それを見つけることがゲーム進行に繋がる。

キノコを採るには様々なアクションや謎解きが必要だが、それには入手した数々の武器や魔法、猫に変化して狭い道をくぐり抜ける、大剣で壁を破壊する、鎌を振ると攻撃と共に空中浮遊を補助するなど、全てがその手助けとなる。
また、メニュー画面で全てのキノコに関するヒントが描かれているので、続けていればコンプリートも難しくない。

アクション・謎解き・マップの広がりなど、メトロイドヴァニアとしての要素が「キノコ」の一つに集約されている

Shantae: Risky's Revenge
(2021/1/10追加)

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東洋の精霊「ジーニー」を母に持つ、ハーフ・ジーニーの少女「シャンティ」が主人公のアクションADV。本作は、海外で発売された『Shantae』の続編となる。
小麦色の肌が魅力的な少女シャンティが、長い髪をなびかせて敵を攻撃する、ダンスを踊って魔獣に変身すると空を飛んだり水中で泳ぐなど、アクションの全てが「少女というキャラクターの魅力」を見せる動きに繋がる。魅せながら楽しませるゲーム。

Shantae and the Pirate's Curse
(2021/1/10追加)

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『Shantae』シリーズ第3弾。ストーリーは前作『Shantae: Risky's Revenge』の後を描いたもので、キャラクターもそのまま引き継がれている。その中で、キャラクターデザインは日本人のデザイナーが手がける、ゲーム展開はオープニングからよりスピーディーでスリリングになるなど、キャラクターとゲームの魅力を引き継ぎながら、更にパワーアップした姿を見ることができる

また、本作のSteam版は英語のみだが、日本語ローカライズ版がGOGで発売されている。

Shantae: Half-Genie Hero
(2021/1/10追加)

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『Shantae』シリーズ第4弾。
映像はドット絵とポリゴンの融合、ゲームはメトロイドヴァニアではなく、各ステージをクリアするスタイルになるなど、前作と路線が大きく異なる。
その中で、ステージ内で新しい能力を身につけてから過去のステージに再挑戦すると、新しいアイテムを入手して次のステージに挑戦できるなど、ステージ単位で行動範囲が広がっていく展開となる。
言わば本作は、メトロイドヴァニアとステージクリアを融合した独自の形になっている。

Timespinner
(2020/8/14追加)

タイムトラベルの能力を持った少女が、過去と現代という2つの時代を股にかけ、多彩な能力を持つ武器「オーブ」を駆使して敵と戦う。
私の場合、初プレイから10時間ほどでクリアした。この種のゲームでは短かいが、その中に数多くの武器・ステージ・敵、そしてクリア後のやり込み要素があるなど、ボリュームと圧縮率が膨大だ。

武器やアイテムを組み合わせて強化していくシステムは『悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲』の影響が感じられ、映像と音声はスーパーファミコンの時代を、ストーリーは当時のファンタジーRPGを彷彿とするなど、過去作品のインスパイアが随所に見えるところも魅力。

メトロイドモチーフ

任天堂が制作・発売したゲーム『メトロイド』は、舞台となる未知の惑星、敵は不気味な姿をした生命体など、ダークなSFの世界が描かれている。
その世界を引き継いだ、『メトロイド』モチーフのゲームを紹介していく。

Axiom Verge

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主人公は一人の科学者、研究所で実験中に突如爆発事故が起きて、気がつけば謎の世界に飛ばされていた。そしてどこからか聞こえる声に従うまま、武器を手にして脱出を試みる。と、意味も分からないままに展開するストーリーで、メトロイドのようにスーツを着込んだ完全装備ではなく、生身の人間が戦う。

映像はファミコンを思わせるドット絵に、敵を倒した瞬間に空間が歪むなどの演出が入ったり、音楽はファミコン風の主旋律に別の音源が入るなど、過去と現代が融合された作りが面白い。

敵を攻撃するショットは、3WAY・広範囲に広がるレーザー・遠方で爆発するスプレッドなど、全部で十数種類の武器が隠されている。クリアには必ずしも全て見つける必要はないが、敵によっては倒しやすくなる武器もあるので、入手するほど展開が有利になる。
つまりこのゲームでの探索は「発見」の楽しさだけでなく「強化」と「攻撃」そのものの楽しさも広げてくれる。
そんな「攻撃を楽しませるメトロイド」と言える。

Environmental Station Alpha

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未知の惑星の探索のため、ロボットを送り込んで探索する…と、プレイヤーはロボットなど細かい設定を省けば、紛れもなくメトロイド。

プレイすると、キャラクターの形がかろうじて分かる程度の荒いドット絵に驚かされる。確認したところ、画面の解像度は160×128(QQVGA)相当、キャラクターは8×8ドットという、ファミコンや80年代PCより少ないドットで描かれているが、プレイ中に見えにくいなどの支障はない。

このゲームの特徴は、スタート時から難易度が驚異的に高いこと。
スタート直後のプレイヤーは極めて弱く、敵の攻撃を受けるとすぐゲームオーバー。道中で「フック」という武器を入手すると、空中ブランコのように進んだり勢いを付けて遠方に着地するなど重要なアイテムとなるが、タイミングがかなりシビアで一筋縄では使いこなせない。

それを乗り越えてクリアに導くのは、プレイヤーの操作テクニックのみ。道中にある数多くのトラップやボス戦など、自分の腕を活かせる場面が随所にある、そして鍛えるほど深い世界を味わう。

これは、制作側からプレイヤーへのガチな勝負。映像が荒いのはゲーム内容を強調するため最小限にした結果。というのが、本作で受ける印象だった。
つまり、このゲームは「ストイックでガチなメトロイド」だ。

Xeodrifter

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主人公は宇宙の放浪者、ある時、宇宙船が突然隕石と衝突して未知の惑星にたどり着く。…といったストーリーで展開される。
ドット絵の映像やファミコンを思わせる音楽、そしてプレイヤーは2頭身の姿などコミカルなキャラクターを見せる。

その中で、他のメトロイドヴァニアとは決定的に違う特徴は「2.5次元メトロイド」であること。

スクリーンショットを見てもらえば分かると思うが、画面の背景にもマップがあり、プレイヤーは双方を自由に移動できる。
手前では行き止まりでも一度奥に行って進めば通過や、ボス戦では双方を往復しながら攻撃するなど、基本は2Dで3Dのような空間を使ったアクションや謎解きがある、これが本作の魅力だ。

また、私はこのゲームでクリアに到達するまでのプレイ時間は3~4時間程度、メトロイドヴァニアとしては規模が小さい。
コンパクトにまとまった手軽で深い探索を楽しむことができるだろう。

ミリタリー・SF・他

ここでは、SFやミリタリーなど、ファンタジーやメトロイドモチーフ以外のゲームを集めた。
それをひとくくりにするのは、いささか無理があるが、紹介タイトルが増えれば分けていく予定。

Shadow Complex Remastered

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兵士と戦場というミリタリーの世界と、巨大メカが登場するSFの要素も含んだゲーム。
私はXbox360版の発売当初、ブログでレビュー記事を書いている。

基本はキャラクターを操作して、正面に現れた敵を銃で撃つなど2D視点のアクションが繰り広げられるが、場面によって「画面の背景から近づいてくるヘリに向かってバズーカ砲で撃つ」など、奥行きを攻撃対象とした3D視点もある。そんな、2D操作と3D空間の融合が面白い。

あと、個人的な話だが、ミリタリーとメカやSFの世界から『メタルギア・ソリッド』シリーズを連想するため、私は「メトロイドギア・ソリッド」と呼んでいる。

STRIDER / ストライダー飛竜

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ストライダー飛竜とは、1989年にアーケードで発売された、横スクロールが基本のアクションゲーム。ゲーム内容こそは全く異なるが、本作は初代のストーリーを別視点で描いたリメイクという位置づけになる。

私は、Xbox360版の発売当初にクリアして、過去にブログでレビュー記事を書いている。

本記事のスクリーンショットは、そのXbox360版を使用している。

飛竜は広大なマップの中を走る、壁や天井に捕まって登る、三角飛びを使った連続ジャンプで駆け上がるなど縦横無尽に移動しながら「サイファー」と呼ばれる剣で敵を次々と斬る。
また、アーケード版で登場した武器、敵キャラ、場面ごとのシチュエーション、そしてスピーディーかつ爽快なアクションは本作でも健在だ。その中で飛竜という「ヒーロー」の姿を味わうことができる

Mini Ghost

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80年代に発売された8ビットパソコンであるMSXをモチーフにしたゲーム。映像やサウンドにとどまらず、画面はスクロールしない切替式、敵はどれも直線的に動くなど、機能的なものも再現している。

また、本作は同デベロッパーが制作したアクション『Ghost 1.0

を自らパロディ化したものだが、見た目やプレイスタイルは全く異なるので、前作に触れていなくても楽しむことができる。

一見メトロイドヴァニアタイプと思えるが、プレイヤーが進むべきコースは近道がないほぼ一本道、ライフを減らさずにどこまで奥深く進めるかに挑戦する。

メトロイドヴァニアは、様々な場所を探索する「探索型アクション」とも呼ばれるが、本作は探索というより、少しずつ奥深い目的地に挑戦して探検を楽しむ「探検型アクション」という呼び方が合っていると思う。

また、私はこのゲームのレビューをSteamレビューに書いている。

Gato Roboto

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宇宙船がある惑星に不時着し、そこから脱出できたのは一匹の猫だけ。パイロットは猫に全てを託すという、重要かつ無責任な任務を与える。
そんなバックストーリーとモノクロドット絵の映像で繰り広げられる。

行く先でスーツをまとって攻撃力を装備する猫ちゃん、ミサイルも撃つぞとても強いぞ、更にアイテム装備してどんどん強くなっていくぞ、時折「みゃおん!」と鳴いてかわいいぞ。
でもその「みゃおん!」は、ストーリー上で重要なキーワードとなる。これは猫ちゃんと「みゃおん!」を味わうゲームだ。

と、軽いノリで書いてみたが、私がクリアするまでの時間は、かなり探索を続けて4時間ほど、クリア目的ならもっと短い。
映像は白黒とシンプル、そしてコンパクトに楽しめるゲームだ。

Insanely Twisted Shadow Planet
(2020/8/14追加)

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プレイヤーはUFOに乗り込んで「影のウイルスに冒された故郷の星を救う」目的の下、惑星を探査していく。プレイヤーは空間を自由に飛び回るUFOで、攻撃は全方位に撃てるショットと、基本システムはSTG
道中で入手するアイテムによって、レーザー、ミサイル、チェンソーで道を切り開く、アームで岩を動かすなど様々な能力を得て、敵との戦闘やパズルによって道を切り開いていく。
黒を基調としたシルエットのような映像、UFOで自由に飛び回る浮遊感、プレイ時間5~6時間程度でクリア可能という程良いボリュームも魅力。

Ninja Smasher!

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プレイヤーは「忍者」となって、敵を次々を斬り倒しながら進んでいく。ダッシュ攻撃やワイヤーアクションを使った、スピーディーで爽快なアクションが気持ちいい

クリアまで3~4時間程度、短いながらマップ構成がコンパクトかつ緻密。
更にクリア後は、操作感覚が全く異なる別キャラも用意されているという、やり込み要素もある

異色の存在

ここでは、メトロイドヴァニアと呼ぶには少し違う、「異色の存在」と言えるべきゲームを紹介したい。

Rain World

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プレイヤーは奇妙な形をした「ナメクジ」をモチーフにしたキャラを操作する。広大なマップを進んでいくという部分はメトロイドヴァニアと同じだが、アクションや探索を楽しむものとは大きく異なる。

ゲームを始めると、目の前には廃墟のような世界が広がる。静寂で不気味で、音楽や効果音はほとんどない。
歩いていくと、植物の実や小さな虫を捕まえて食べることができる、石や棒などは拾って投げることができる。でも「何に使う?」「食べると何かある?」は分からない。
途中で奇妙な形をした生物に出くわすが、近づくと食べられるので、隠れたり逃げるしかない。説明はスタート時に簡潔に表示されるだけで何も分からない

でも、とりあえず棒を敵に投げてみると相手がひるむ、壁に投げると突き刺さってよじ登れるなど、使い方が分かってくる。ある場所までたどり着けばセーブできるが、これには「エサを食べてライフを増やさないとセーブできない」、食べるのはこのためであることが分かってくる。
そのエサも種類によって様々な効果があること、道中に見える「所々に描かれたマークは何?よく分からない装置があるけど何が起こる?」といった謎も少しずつ解けて、ゲームの全貌が見えてくるだろう。

本作は言わば、システム自体を探ることが「探索」、把握することが「謎解き」となる、メトロイドヴァニアとはかけ離れているようで根本は同じ
それを独自のアプローチで見せることが魅力と言えるだろう。

【コラム】数え切れない「攻撃」を楽しむ

多くのメトロイドヴァニアで、ゲーム中最も数多く行う行為は「攻撃」である。
それで見ると、『Ori』『Shadow Complex』は「撃つ」こと、『Outland』『STRIDER』は「斬る」こと、『Apotheon』は斧や矢など「両方」に分かれる。
撃つゲームでは、攻撃が当たる位置や角度を把握する、斬るゲームでは、敵との間合いと切り込むタイミングを覚えることが重要となるが、『Apotheon』の武器は攻撃方法も範囲も様々で、しかもすぐ破損して武器の交換を強いられる。

ゲームによってそれぞれ特徴を持たせて「飽きさせない攻撃」を見せてくれる、それが、メトロイドヴァニアが持つ魅力の一つだと思う。

【追記】時間は大切に

この記事がTwitter上で結構広がっているが、その中で「メトロイドヴァニアは無限に時間を取られる」という話も見える…確かに。
そこで、私のSteam所有ゲームを、総プレイ時間順に並べてみると、

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ベスト10のうち、メトロイドヴァニアが6本、計200時間を越える
…皆さん、時間は大切にしましょう。

サポートは大変ありがたいですが、Twitterを始めとするSNSなどで記事をご紹介いただければ、それも大変嬉しいサポートです。