Playdateで味わう、手のひらに乗るワクワク感
先日に入手してからハマっているゲーム機がある。その名は『Playdate』。
これは、アメリカのゲーム会社「Panic」が開発した携帯ゲーム機。
発表当初のニュース記事(2019年5月23日 GAME Watch)
発売時のニュース記事(2022年4月19日 ファミ通.com)
超小型の本体と、側面に取り付けられたクランクを使ってゲームができる。更にその開発ツールや情報が公開されていて、誰でもインディーゲームとして製作・リリースできる。
手軽に楽しんで参加できるという、携帯と現在のゲーム環境とを掛け合わせた、まさに現代のゲーム機だ。
購入、入手。そしてデモ画面で一撃
私がその『Playdate』を購入したのは、2021年8月7日。
でも実際に発送されたのは、購入からちょうど2年後の2023年7月26日。
海外から自宅に届いたのは8月に入ってからだったが、私はちょうどこの時期に入院したので、実際手にしたのは1ヶ月経って退院してから。
と、長年かけてようやく手にした。
購入時は、何となく面白そうという軽い気持ちだったが、スマートフォンが普及した今の時代に逆行するような携帯ゲーム機を楽しめるのだろうか?という疑問を持っていた。
でもそんな心配は、初めて起動した時点で吹き飛んだ。
初回の起動時は、チュートリアルとして本機の性能や操作方法を紹介するデモが流れる。
画面はモノクロで解像度400×240ドット、濃淡がない2値表示とあまりに限られているが、それを感じさせないスムーズな動きのアニメーションとサウンド機能、それらを使った軽快な動きと音楽で楽しませてくれる。
このデモだけで、一撃で虜になった。
本体の操作は十字キーと2ボタン、基本はキーのON/OFF検知のみだが、側面のクランクはレバーの角度を検知するので、アナログ操作を取り入れたゲームを制作できる可能性もある。スペックとしては、本体を傾きを検知するジャイロとBluetooth通信もあるらしい。
また、私は本機のカバーも購入している。スマートなデザインで本体にピッタリのサイズなので、同時購入をお勧め。
ゲームの入手方法
また、本機の特徴は画面とサウンドだけではない、PCやネットを使った環境が充実している。
本機の性能を発揮するには、公式サイトでアカウント登録とWi-Fiからのネット接続が必要。それにより「Playdate Season One」として登録されているラインナップを、毎週2本ずつ無料で受け取ることができる。
Season Oneのゲームは24本なので、登録すれば12週間は楽しめる。
それ以外でも、公式サイトでゲームを購入すれば自動的に本体にダウンロードされる。購入にはクレジットカードの登録が必要だが、現時点で無料ゲームも2本ほどある。
ただし、現時点でサポートされているのは英語のみ、ゲームも全て日本語対応していないので、アドベンチャーなど言葉が重要なゲームはプレイ困難ではある。
PC連携、そこから生まれるワクワク感
PCとの連携として、本機とUSB接続によりデータの送受信が可能。また本機の画面をPCでミラーリングするツール『Mirror』を使えば、ゲーム画面をリアルタイムで表示されるので、キャプチャーやネット配信も可能。
それを使って、先ほどのデモをPCで収録したものがこちら。
これらはゲーム制作を目的として用意されている機能とツールではあるが、遊ぶだけの目的でも様々な使い道がある。
また、私が本機で購入したゲームから、縦スクロールSTG『Gun Trails』
手のひらに入る超小型ボディとモノクロ画面、そこに詰め込まれた高スペックとPC・ネットとの連携など、過去の携帯ゲーム機が現代によみがえったという感覚。久しぶりにゲーム機でワクワク感を味わっている。
今後、本機でプレイしたゲームについて書いてみたいと思う。