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レオパレスのインターネット「LEONET」で通信が途切れる現象について

トップ画像引用元:レオパレスマイページ

私は仕事の都合で、平日はマンション住まい。住んでいる物件はレオパレス21。

「レオパレス21」とは、家具・家電付き、低価格で借りることができる物件として、全国に普及しているマンスリーマンション。21を省いて「レオパレス」と呼ばれることが多いので、以下はそう書く。
そのレオパレスでは、入居者専用のインターネット回線として、月額料金を支払えば利用できる「LEONET」がある。

ただ、1本の回線で1棟をまかなうので、速度は下り100Mbpsに全く届かないという遅さ。安価に利用するので仕方がないし、ネット回覧には十分ではあるが。

そのネットが、ある時から急におかしくなった。
接続しても5分くらいで回線が途切れる。スマートフォンからはWi-Fiが頻繁に途切れて「Authentication Failed」のエラー表示。PCでは通信速度が極端に遅く、Google検索すると高確率で「URLが取得できない」と出る。

これについて、同様のトラブルが起きている方のために、その現象と経緯、解決策について、私が経験したことを記録として残しておく。

環境と現象

画像はレオパレスのサポートページから引用。

ここでネットを使用する場合、壁に設置されているLANケーブルから配線する。機器としてレオパレスが推奨しているのは、専用端末「Life Stick」か、PCに直接接続のみ。
でも私はそれを使わず、ルーターでPC・ゲーム機(PS4)・スマートフォンを接続している。
その環境を大雑把に描くと、こんな感じ。

使用しているルーターは、BUFFALOの「WSR-1166DHPL2/N

レオパレスでルーター接続はサポート外だが、これで何の問題もななかった。
それが本当にある日突然起こったので、最初は誰かが極端に通信をして重くなっていると予想していたが、何日経っても、どの時間でも状況は全く変わらないので違うらしい。

レオパレスのサポート対応

どうすることもできないまま2週間が経過したので、レオパレスのサポートに問い合わせる。
そのサポート窓口はこちら。

ここから、もしくはレオパレスの公式アプリからメールで質問を出すか、電話の受付となる。

でも前述した通り、レオパレスでルーターの使用はサポート外なので、問い合わせたところで「分からない、できない、そもそもサポート外」を繰り返すのみで全く進まない。
そもそも、レオパレスでサポートできるのは「レオパレスが設置した機器(Life Stickなど)の操作」と「マンションでの通信環境(停止・混雑等)の確認」まで。
サポート窓口の担当者は技術者ではないので、それについて話しても何も分からない、当然といえば当然のことではある。

結局、休日に時間を取って電話をかけてもなかなか繋がらず、ようやく繋がったら押し問答を続けるのみ。時間と労力を無駄にしただけだった。
結局は自分で原因を探るしかない、これも当然といえば当然のことではある。

原因発見と対策

何度も機器のテストを繰り返したり、ルーターの設定を一つ一つ調べながら確認していたら、ようやく原因にたどり着いて解決した。
その方法は、この1項目のみだった。

BUFFALOの場合、ルーターにアクセスして設定から「Internet→IPv6」で「IPv6を使用しない」にするだけ。

IPv6とは、ネットワークプロトコルの一つで…と詳しい説明は省略するが、どうもレオパレスはv6に対応していないのに、ルーターがv6でアクセスしようとしていたのでうまくいかなかったようだ。
実際は、ルーターが初期設定のままでも自動的に判別するはずだが、それが急におかしくなったらしい。レオパレスの回線で何かの変化があったのか?などは不明だが、とりあえず解決した。

ということで、同じく現象が起こっている方は「IPv6の設定を疑う」ことをアドバイスとして。

追記・情報として

この記事をアップしてから、突然通信できなくなった原因について、とある情報を入手したので書き記しておく。
レオパレス21が企業として作成した資料で、下記のリンク先はPDF文書となっている。

株式会社レオパレス21 2022年3月期決算説明資料(PDF文書)

これは決算報告の際に作成した資料で、過去のものを含めて全て公開されている。
私達が普段見る必要はないものだが、中にこのような記述がある。

23/3期は、接続方式を「PPPoE方式」から「IPoE方式」に順次変更。回線遅延が起きにくい安定的な回線方式にすることで、入居者様の利便性向上を図る。

株式会社レオパレス21 2022年3月期決算説明資料より

IPoE方式とは…についての説明は省略するが、要はLEONETの通信を次世代の方式に順次変更していくとのこと。
ただ、現在の設備はIPoEに対応していないため、まずは設備を順次変えていく、その上で通信も変えていく。
その過程で起きたのが「ある日突然」の原因かもしれない。

ただ、私が住んでいるマンションで今回変更されたのか、それが原因だったのか?については不明。どうせサポートに聞いたところで「分からない」の一点張りだろうし。
それに、通信方式が変わってもユーザーにとって特に影響はない、むしろ通信を整備しているわけで、あくまで情報の一つとして見ていただければ良いかと思う。

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