Steamゲーム紹介「ミニシューティング」7選
概要
Steamで配信されているゲームの中で、スクロールタイプなどの2Dシューティングゲーム(以下STG)の紹介記事を、私のnoteで書いている。
そのSTGの中には、低価格で発売されているものや他のゲームに特典として付いていたものなど「ミニ」と呼べるものも数多くある。
そんなミニSTGをピックアップしてみた。
最初はそれらも本記事で紹介していたが、タイトルが60本近くに増えてきたので少し分けていくということ。
いずれは両者合わせて100本とか行きたい気持ちではある。
無料・低価格・添付STG
MINUS ZERO
本作はXbox360版『シューティングラブ。200X』収録されていたミニゲーム(本記事でも紹介している『シューティング技能検定』も収録)で、Steamでは定価204円で単体発売された。
本作はSTGの中でも「ロックオン」の要素のみで作られたゲーム。浮遊する球体にマーカーを合わせるとロックオン、ボタンを押すと追尾ミサイルで撃墜する。敵や弾に一度接触した時点でゲームオーバー。
敵と共に弾もロックオン可能、そして撃つ瞬間や破壊時は無敵になるので、可能な限りロックして破壊、無敵の時に突っ込んで更にロックして大量破壊と、パターンとタイミングの見極めが高得点に繋がる。
ただし、あくまでミニゲームという位置づけのためか、画面はPCのウィンドウ表示のみでフルクスリーンなし、音量調整やボタンのカスタマイズもない、破壊時などに見られる大きなエフェクトを抑えることもできないなど、設定がほぼ皆無なので遊びづらい面もある。
ImageStriker
無料で配信されている縦STG。
スマートフォン向けに配信されたゲームのPC移植版で、アイレムのSTG『イメージファイト』の武器や敵に似たものが数多く登場するオマージュ作品。
『イメージファイト』は各場面のボスなど「瞬殺」と「マゾゲー」の要素を持っていたが、本作は撃ち込みや稼ぎ主体などプレイスタイルが大きく異なる。
オマージュとは「オリジナルをいかに引き継いで崩すか」であることを見せてくれる。
Fairune Blast
過去に携帯ゲーム機やWebのFLASHゲームとして登場したアクションADV『フェアルーン』シリーズ3タイトルをパックにした『Fairune Collection』に収録。
このゲームを全てクリアすると、4つ目のタイトル『Fairune Blast』が解除されるが、それはなんと縦STGだった。
ゲームにはシリーズに登場するキャラクターが出現したり、そもそもなぜアクションADVにSTGなのか?もシリーズをクリアした人なら分かるなど、プレイヤーへの豪華な特典という位置づけ。
ゲームは2分間でどこまでスコアを伸ばすかを競う、いわゆるキャラバンSTG。
プレイヤーはバランス重視・スピード重視・パワー重視の3種類ある、道中はボス瞬殺ボーナスなど「スピード=スコア」に直結する場面が随所にある、残り30秒を切る辺りから猛攻撃になるなど、キャラバンSTGの魅力「時間とスコアとの戦い」を味わえる。
ミニSTGにこだわるデベロッパー「Moraes Studio」
Steamでゲームを発売するデベロッパーの中に、ワンコインなど低価格で楽しめるミニSTGを数多く発売する「Moraes Studio」がある。
当スタジオの拠点はブラジル。だからゲームの言語設定では「英語」と共に、ブラジルの母国語「ポルトガル語」が選べるようになっている。
2021年5月の時点でSTGのラインナップは、横スクロール・縦スクロール・全方位の3種類4タイトル。どれも低価格だけに内容は簡素ながら、それぞれのゲームに特徴があり、敵の動きや攻撃が凝っているなど、STGに対するこだわりが見える。
Space Elite Force
宇宙を舞台にした横STG。定価310円、プレイ時間は1コインクリアなら10分程度と、小規模で軽く遊ぶ程度のボリューム。
映像が地味など技術的なものが乏しい印象だが、プレイヤーと敵の攻撃が実に多彩。中でも、通常弾・追尾ミサイル・レーザーに加え、模様を描くように飛んで途中で制止してから自機めがけて来る「弾道や動きが変化する攻撃」は『ダライアス外伝』を思い出す。小規模ながら、作者のSTGに対する熱意が伝わる。
また、私のブログ『Blog - 19XX』でレビュー記事を書いている。
Space Elite Force II
先に書いた『Space Elite Force』の続編。基本的なゲーム内容などは前作をほぼそのまま引き継いでいるが、背景の描き込みや演出などがパワーアップしている。
と言っても、前作は定価310円・本作は520円と、価格の差程度と認識してもらえたらいいと思う。
Space War: Infinity
定価100円の縦スクロールSTG。
製作は先に挙げた『Space Elite Force』と同デベロッパーで、登場する武器や敵の攻撃なども同じものが使用されているが、単に「横を縦にしただけ」とは少し異なる。
プレイヤーは、敵を破壊すると出現するターゲットを集め、スキルを選んでパワーアップできる。ゲームを進めるほど敵は攻撃力を増して、弾やレーザーで画面を埋め尽くすほどになるため、強化しながらそれに対抗していく。
それは『Space Elite Force』の基本システムでもあるが、本作での進行や操作は全て「道中に行う」。ボスも出現するが、ステージの概念がなく全てはエンドレス。
更にワイド画面の縦スクロールのため、左右に大きく動きながら回避と攻撃が必要など、STGの概念をあえて外した作りが見られる。
Space Smash
固定画面全方位STG。価格は100円とゲームセンター1コイン分。
画面左右から出現する敵を撃て、武器はマシンガン・ショットガン・レーザー・スプレッド弾など多彩だ、時間と共に左右の壁が押し寄せてくるので押し戻すアイテムを取り続けろ、ゲーム中に出現するコインを集めれば新機体をゲットできる。
という、限られた空間を使った全方位STGの醍醐味がある。
「Moraes Studio」ミニSTGバンドル
ここで紹介した『Space Elite Force』『Space Elite Force II』『Space War: Infinity』『Space Smash』の4作は、ブラジルを拠点とするデベロッパー「Moraes Studio」が製作したSTGで、これらのバンドル販売もある。
一度に購入しても定価666円と低価格だ。
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