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2024Paris 開会式 モチーフのおさらい


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【鋭意編集中】


2024Paris opening ceremony playlist

冒頭、聖火を持ちひとり誰もいないスタジアムに現れたコメディアンの ジャメル ドゥヌーブさん。
呆然とする彼。世界各国で「開会式はセーヌ川で行われます」と伝えるニュースの映像。スタジアムに フランスサッカー界のレジェンド、ジダン登場。

カフェのオープンテラス、アーバンスポーツをする若者の間をすり抜け、切符を買って聖火を持ったまま地下鉄に乗るジダン。

するとなぜか地下鉄が急に止まり、進まなくなる。窓の外に子どもたちの姿、窓から成果を渡すジダン。
子ども達は髑髏の転がる地下墓地を、聖火を持ち歩く。

地下墓地 10世紀からの数100万人が埋葬されているそう。

オペラ座の怪人が流れ、謎の人物が船で現れ、子どもたちとどこかへ向かい船を進める。
と、ここで、来賓席のフランス大統領🇫🇷、IOCマクロン会長の紹介。
引き続き
地下の水路を進む船、
ここで文字は「CA IRA」
日本語で「うまくいくさ」
あとで出てくるバロック音楽/革命歌のタイトル。

水路の船は生映像で、セーヌ川に登場。
スタートの橋に立ち昇るトリコロール🇫🇷カラーの壮大な煙。

次の文字は「ENCHANTÈ」
はじめまして

からの選手入場
ギリシャ🇬🇷〜難民選手団〜フランス語のアルファベット順〜2028開催国オーストラリア🇦🇺〜2024開催国アメリカ合衆国🇺🇸〜フランス🇫🇷

なんですが、選手入場は、ショータイムを挟み、7回に分けての入場になるそうです。

レディ・ガガのショータイム
ジジ・ジャンメール「私の羽でできたやつ」

原題と歌詞はこちら↑

フレンチカンカンは天国と地獄序曲(カステラ1番電話は2番3時のおやつは文明堂の曲)
ダンサーは「ムーラン・ルージュ」の80人の踊り子。


ノートルダム大聖堂の修復現場。
職人の作業の音が次第に音楽に。
ミニマル音楽的に継続的なリズムが続く音楽。
川辺の黄金の水の戯れ的ダンスステージで踊るダンサーとシンクロ。

曲は
Synchronicité(シンクロニシテ)
このパートのテーマと同じ。
演奏するのは
Victor Le Masne

聖火をもった「オペラ座の怪人」的な人物は、ルイヴィトンの工房へ。
そのまま橋を渡り、フランス造幣局内にある、🥇🥈🥉パリオリンピックのメダルを作る工房へ。

メダルはルイビトンの巨大スーツケースに入っているイメージで、2人の男性の手により運ばれていく。

パリ市庁舎の屋根の上で踊るのは、オペラ座エトワール(男性のトップダンサー)ギョーム・ディオップ(Guillaume Diop)さん。
父親がセネガル人で、Paris生まれの24歳。オペラ座史上初の黒人エトワールだそうです。

ノートルダムの修復場面から、ここまで、単調なのに躍動感のあるリズムを刻むミニマル音楽風の曲。

ここまでのテーマ「シンクロニシティ」
ユングの提唱した概念

と、曲が終わりここで鳴る「ノートルダムの鐘」

塔の上?一瞬映る、黒い服の建物の上の柱にしがみつく羽があるような人物は、一体何のモチーフなんでしょうか。

そして聴こえる「民衆の歌」
Les Misérablesでお馴染みの楽曲。
そして、ここからテーマは
「自由」リベルテ

聖火を持った「怪人」は、Les Misérablesの舞台稽古の現場へ。
何やら劇場の舞台で繰り広げられる革命の闘争のシーン。

そこからカメラは外から映すコンシェルジェリー。
コンシェルジェリーで、首を切られたアントワネットが真っ赤なドレスで歌うのは「ア!サ・イラ・イラ」(うまくいくさ)
もともとはバロック音楽で、のちに歌詞が変わり「革命歌」になったそうです。
フランスのヘヴィメタルバンド「ゴジラ」 曲名は「Mea Culpa」
ラテン語由来のワードで「誤ったことをした」というような意味のようです。

続いて、フランス人ビゼー作曲の歌劇「カルメン」からの一曲ハバネラを、ヘヴィメタの伴奏で歌うのは、オペラ歌手でジャズなどともコラボしているというマリナ ビオッティさん。

なぜはクラシカルな船に乗っているの?と思ったら、
こちらに、パリ市の紋章と由来が書いてありました。

バリ市の標語
il est battu par les flots mais ne sombre pas
和訳として定着しているのは
「たゆたえども沈まず」

波に襲われても決して沈まない、というような意味だそうです。

パリ市はもともと海運、川を活用とした物流の街で、船乗りたちの合言葉が、市の標語になったそうです。
2015年パリテロの時には、街のあちこちにこの標語が掲げられたそうです。

赤い紙テープと、赤い煙、花火で、血塗られたイメージに染まるコンシェルジェリー。
伴奏はオーケストラ生演奏に変わったようですが、オーケストラは映りません。(現地で演奏した日本人オケメンバーさんのSNSで生演奏と知りました)

ハバネラが流れる中、

場面が変わり、
国立図書館で若者が読んでいた本は、愛に関する本。

romances sans paroles
「言葉なき恋歌」
ポール・ヴェルレーヌ

On ne badine pas avec L'Amour
「戯れに恋はすまじ」
アルフレッド・ド・ミュッセの恋愛喜劇

passion simple
「シンプルな情熱」
2020年フランスで公開された、パリを舞台にした恋愛がテーマにした映画で、なんとロシア人外交官とおとなの恋に落ちるストーリー。日本でも2021年夏に公開されたそうです。
書籍を映画化したものらしいですが、日本の公式サイトはこちら、でそこにあった日本語字幕の予告編YouTubeを見たら、
「彼はディオールと、アメリカ風俗とプーチンが大好き」というセリフが!

色々とびっくりです。

今回のパリオリンピックに、ロシアは国として出場していません。

4冊目
モーパッサンのBel Ami
1885年初版の本で
「美しい男友達」
の意味だそうです。
大正11年に出た訳本のタイトルは「美貌の友」。女性を弄び上がっていく美貌の青年の話らしいです。

5冊目
レイラ・スリマニのSexe et mensonges
「セックスと嘘 モロッコの性生活」
国家による身体の管理、快楽の隠蔽、闇の堕胎、同性愛者に対する刑罰などを批判したが、反人種主義と脱植民地化を謳うものの、多くの批判を受けているそうです。
著者はモロッコ生まれでマクロン大統領から何か任命されたりもしていた方だそうです。

この場面のテーマは「パリの愛」
ハートがモチーフの衣装を着た人物が、図書館の棚から取り出した本は

6冊目
ラデュゲのLe Diable au corps
邦題「肉体の悪魔」
原題「魔に憑かれて」
16歳から18歳の時に書かれた、15歳の少年と人妻の、一人称で書かれた恋愛小説。

7冊目 赤い本
ピエール・ショデルロ・ド・ラクロ
Les Liaisons dangereuses
邦題「危険な関係」
舞台は18世紀後半の貴族社会。175通の手紙で構成された書簡小説。
道徳的退廃と風紀の紊乱を活写した作品らしい。

8冊目
Les Amants magnifiques
「豪勢な恋人たち」
1670年発表の戯曲。


と、棒の上で舞う「軽業師」が、
曲と相まって、
革命で命を落としたパリ市民に見えてくきました。

この場面での曲は、
Moonlit のTauko
ストリングスを中心とした個人的に弔いのイメージと感じたゆったりとした音楽。

最後に出てきた本は
マリヴォーのLe Triomphe de l'amour
愛の勝利
コメディで1732年初演。

と、図書館を出てどこかの建物階段を上がり、女1人男性2人で18禁な、なんか変な感じで、カメラを見つけて、バタンとドアを閉じる。

音が消え、続いて聞こえる男声合唱。
橋の上を行進してくる。
パリのギャルドレビュブリケーヌ吹奏楽団。

ここのパートのテーマは「平等」

オペラ座の怪人風人物が聖火を橋の上に置くと、花火が走り、フランス学士院の建物からも花火。

そして、その建物からでてくるフランス人歌手の「アヤナカムラ」さん。
歌う曲はヒット曲のジャジャ。

黄金の衣装で、黄金のカーペットが敷かれた橋の上を歌いながら踊っています。
軍楽隊もリズムを刻んで、橋の上で一緒に演奏しています。

最後はアヤナカムラさんと、ダンサーズを囲んで演奏する軍楽隊。


と、ここで場面変わり、曲は
サン=サーンス「死の舞踏」
聖火を持った怪人風人物は、ルーブル美術館の中へ。














なんとシルバーの騎士は、
『ヨハネの黙示録』第6章第8節に記される、第四の封印が解かれた時に現れる騎士。青白い馬(蒼ざめた馬)に乗った「死」。
疫病をもたらすとも。





開会式に登場した
楽曲と本やその他芸術作品


オペラ座の怪人
ドボルザーク「新世界より」第3楽章のアレンジ
アコーディオンで、the花の都パリ的な音楽 ケ・セラ・セラほかが、選手入場BGM。
ラ・ブームのテーマ曲 アコーディオンアレンジ

私の羽でできたやつ/レディガガ
原題
Mon truc en plumes/ZiZi Jeanmaire

歌劇「天国と地獄」序曲(フレンチカンカン)
Les Misérables 民衆の歌
Ah ! ça ira, ça ira, ça ira
(ア!サ・イラ)
日本語訳詞はyoutubeが参考になりました。

マリア・ビオッティの「ハバネラ」
ゴジラの「
海底二万哩
ミニオンズ
イマジン
愛の讃歌
80日間世界一周

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