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コスパ最強ノイキャン搭載ワイヤレスイヤホンJabra Elite 75t 開封レビュー

ごきげんよう。いかがお過ごしかしら。金持ち(大嘘)のアルバイトお嬢様ですわ。わたくしワイヤレスイヤホンを買いましたの。おちんぎんがATMを出たり入ったりする日がやっと来たから、ウキウキでおポチり致しましたわ!

今まではAirPods(not Pro)を使っていたのだけど、某貨物線兼用強風でよく止まるLineのユーザー的には、電気機関車が通過するときの爆音を多少なりともどうにかしたかったの。アレはマジで鼓膜が破壊されるわ。だからノイズキャンセリング搭載のイヤホンが欲しかったのよね。

それにAirPodsもかなり使い込んだから傷だらけだし、バッテリーの持ちも限界に来ていたの。屋外で30分持てばいい方だったなんて信じられないでしょう。やっと買い替えられてうれしいわ。

レビューに関してですけど、オーディオ機器に関してはガチ素人だからそこんとこよろしくですわ。

検討した機種

さすがにわたくしも決め打ちでJabra Elite 75tにした訳じゃないわ。ほかにも数機種検討したうえで選んだのよ。候補とそれらの特徴、選ばなかった理由をまとめてみたわ。この辺り検討している人がいたら参考にしてみてね。
機種選定の条件はノイズキャンセリングが搭載されている事よ。

Apple AirPods Pro

iPhoneユーザーだから一番最初に候補にあったのはもちろんコレ。Apple製品との連携が良いとか、ノイズキャンセリングと外部音取り込みが非常に優秀だという事は登場当時から言われ続けていたけど、肝心の音質がそこまでとのことでやめた(けど別にこれでも良かったかもしれない)。それにAirPodsでAppleの音は一応知っているつもりなので、どうせなら他メーカーに触れてみようと思ったのもある。30,580円也

ゼンハイザー MOMENTUM True Wireless 2

メーカー名だけで音質面の不安が吹き飛ぶゼンハイザーのイヤホン。
音質は多くのレビュワーがお墨付きを与えるレベルの高音質らしい。価格設定からしてマジモンの高級品。36,300円也

SONY WF-1000XM3

ノイズキャンセリングという言葉を一般大衆に知らしめた(であろう)、もはや説明不要のSUGOI-Earphone。音質は申し分なし、ノイズキャンセリングも優秀という事とその知名度から、価格が8,000円近く離れているにも関わらずAirPods Proの実質的なライバルになっているヤベー奴。しかし店頭での視聴の際にイヤホンの装着感に不安を覚えたのと、M4の登場が騒がれだしたので選考から脱落。22,800円也

(この記事はなんだかんだで1ヵ月位寝かせてしまったのですが、M4出ちゃいましたね・・・)

Anker Soundcore Liberty Air 2 Pro

超有名スマートフォン周辺機器メーカーAnkerのオーディオブランドSoundcoreが、ノイズキャンセリングの札を引っ提げて登場させた激安イヤホン。ノイズキャンセリングの性能も価格からすれば十分らしいが、見た目があまり好きじゃないのでやめた。12,980円也。候補内では最安値。

Jabra Elite 75tを選んだ理由

・デザイン
AirPodsのようなデジモノガシェット系デザインではなくて、色遣いに高級感のあって、いかにもオーディオ機器ですよというデザインに惹かれました。

・まあまあの音質
視聴は一切してません、近所の店に置いて無かったので。だから情報源はYouTubeのレビュー動画です。レビュワー曰く「全域で優れている訳ではない。しかし低音がパワフルな上にそれが中高音を邪魔しているわけでもない」。様々なオーディオ機器に触れた人間によって、まあまあ(超意訳)な音質が保証されていたので、買っても良いかなと。
まあこの期待はある一点において裏切られることになる訳ですが。

・ケースのサイズ
ケースのサイズは大切です。AirPodsの小さいケースに慣れた私にとって、イヤホンの買い替えはケースの大型化を意味します。
何故ケースのサイズにこだわるのか。それは、バッグを持つ癖がない私はポケットにスマホもイヤホンも放り込みますが、その時にケースが大きいとポケットから形が浮き出てみっともないから。だからできる限りケースが小さいものを探していました。私がバッグを持ち歩くタイプであれば違う機種を選んだかも。

で?いくらなのよ

Amazon限定モデルだけ多少高くなっています。チタニウムブラックとゴールドベージュは15,800円。限定色のブラックだけ17,380円です。

開封

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なんかシャレオツ(死語)な箱に収まっております。ELITE75tの文字を縦書きするのがなんだかいやらしくて好きです。

で、この箱を開けるとすぐ中身だと最初は思っていたのですが、そうではなかった!

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グレー基調の落ち着いた箱からは全身黄色のド派手な内箱が・・・
で、これを開ければやっと製品とご対面かと思いきや中にもうひと箱。
辞書かよ。

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お?

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キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

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え?なにこれかっこいい(語彙力喪失)
なんかApple製品を叩き潰さんとばかりに開封のわくわく感に全振りしてませんかこれ。開けたらイヤホンしか見えないのもめっちゃイカしてる。

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で、この"Welcome to superior sound"とか色々書いてあるのは紙の上蓋。
この裏には使い方のイラストとアプリのダウンロードを促すメッセージが。
いちいち丁寧に作りますね・・・スゲー

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上蓋を外すとついにケースと付属品の箱にご対面。
めっちゃおしゃれ(感動)、本当に1万5000円の製品かなあ。

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付属品はすべてこの箱に収納されていました。中には交換用イヤーピースが2種類と、Type-Cの充電用ケーブルが一本。めっちゃ短い。で、注意書き

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これがケース。さすがにAirPodsのケースと比べると大きいけど、それでも十分小さい

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開けると技適関連のシールが貼られていた。いや、貼られるというか載せてある感じかなこれ。剥がしてポイ~で。

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これが本体。今回はチタニウムブラックを選択。塗装の光沢感がとてもきれい。これを選んで正解だったかも。真ん中の丸い所はボタンなんだけど、色味が違うので2トーンになって良い感じ。

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ケースに入れるとイヤホンの光沢感がより際立ってすごくいい
イヤホンはマグネットで吸着するので近づけるとピタッと固定される。

使用する前に設定を

Jabra Sound+というアプリをインストールして立ち上げると、イヤホンをスマホとペアリングするように指示される。ほかのBluetooth製品同様に接続すると、ノイズキャンセリングとサウンドをパーソナライズすることになる。面倒なら飛ばしてもいいようだ。画面の指示通りに操作するだけなので割愛。

Jabra Sound+で出来る事

イコライザの調整や機能の切り替え、それらを全てパッケージングして自分だけのプリセットを作ることが出来る。

・イコライザ
自由に弄れる他、プリセットが6種類。ベースをブーストしたりボーカルを目立たせたりする標準的なものだ。もちろん自分でプリセットを作ることもできる。

・サウンドスケープ
様々なノイズを流す機能もある。滝の音や群衆の音など何種類もそろっている。わざわざ音源をYouTubeで探さなくてもいいのは、この手の音を愛用している人にはいいかもしれない。

・設定
詳細な調整ができる。イヤホンを片耳外した時に音声を止めるか、通話品質はどうするか、など機能面に関して詳細な設定ができる。

イヤホンの操作性

イヤホンの操作はボタンによって行う

ボタン動作はプリセットされているものの、全て自由にセットアップ可能。左右ボタンのタップ時動作は3タップまで設定できるので、合計で6種類の操作を割り当てることができる。もちろん同じ操作を複数設定することも。例えば両耳どちらでも1タップで再生/停止というのもアリ。
その上、ボタン長押しで音量の上下が可能なので操作性は抜群

感心したのがボタンの押し心地。非常に軽い上に、押したときに力が掛かる向きが耳の奥方向ではないので痛みを感じにくい。安いワイヤレスだとボタンが固い上に押し込み方向に力が掛かって痛いものがあるけど、これは問題ナシ。

音質について

機能がどれだけ優れていても、スマホアプリでカスタマイズができても音質が悪くては話にならない。ということでチェックしてみました。
耳のスペックは人それぞれだから、(※個人の感想です)という事で。

・低音のプッシュ感
とにかく低音がズンズンきます。
AirPodsでは音量を上げないと感じ取れなかったベースのパワーを、普通の音量で感じる事ができます。

・イコライザで弄ると化ける
前述の通り低音は文句なし。しかし高音が犠牲になっています。曲によっては耳を突き刺される感覚がします。このようなイヤホンの特性は本来の曲の魅力を著しく損ないます。

というわけで、これを回避するためにイコライザが登場です
これは僕のセッティングですが、ベースをとにかく上げトレブルが下半分位に来るような下り坂をつくっています。

このイヤホンはどうやら低音域の表現には余裕があるようなので、低音をブーストし、苦手な高音域を少しカットすることで音質の改善ができます。というかこのイヤホンはイコライザなしのノーマル状態だと、とてもじゃないけど聞いてられない。曲によっては、低音は弱い癖に高音がやけにキンキン響くという地獄を見る(聴く?)羽目に・・・

しかしこのセッティングをかけることで、低音を楽しみつつ中高音もきれいに出力することができます。
これを「化ける」と表現しました。

ノイズキャンセリングと外部音取り込み

ワイヤレスイヤホンなら搭載して当然という風潮すら感じるこれらの機能。効き具合についてチェックしてきました。

・ノイズキャンセリング
音楽の邪魔をしない程度に雑音を消す。音楽なしだと、例えば街中では微かににざわざわ感が伝わってくる。
音楽再生時の音質の劣化は特に感じない。
・外部音取り込み
周囲の音がよく聞こえる。もはや補聴器とかそういうレベル。音の場所が分かりにくいイヤホンもあるみたいだけど、これはおおよその位置が把握できるくらいにははっきりしている。

機能切り替え時に音楽の再生が途切れるようなことはなく、 一瞬音量を落としてモード名を告げたのちに切り替わる。切り替えはスムーズなので気に障るようなことはなかった。 

Jabra Elite 75tのいい点

・最大8端末同時接続によって、端末切り替えの手間がない
あらかじめペアリングを行っておけば、再生を検出した端末と自動で接続してくれる。例えばPCでの作業中にスマホの着信にすぐに対応できて便利。同時再生ではないので注意。

・ケースが小さい
ケースがやたらと大きいイヤホンはいくらでもありますが、これは小さくかさばりません。便利。

・密閉性が高い
イヤーピースが奥まで入り込むので密閉性が非常に高いです。遮音性も高いので、バッテリーの持ちを気にするのならばノイズキャンセリングは切ってもいいでしょう。低音が強いのもこのおかげ?

Jabra Elite 75tの悪い点

・長時間の使用では耳が痛くなる
耳の奥にイヤーピースが入り込む形状なので、長時間の使用にはあまり向かない。移動中や運動中など時間を絞って利用するのに向いているともいえる。

・左耳だけの使用は不可能
通信が「端末→右耳→左耳」の順に行われるので、左側だけ取り出しても使用できません。片耳使用をするなら右耳側のみ。これは不便。

・USB-C固すぎだろ
イヤホンじゃなくてケースの問題。充電用のUSB-Cが刺すのは簡単なのに抜くのがバカみたいに固い。これいつか壊れるんじゃね。

AirPods VS Jabra Elite 75t

AirPodsからの移行だからそりゃ比べるよね。という事で比較。

AirPodsが勝る点

・装着感の軽さ
ひっかけるタイプのAirPodsは圧倒的に装着感が軽い。耳の圧迫感や閉塞感がないので、長時間使用では圧倒的にこちらが向いています。それに装着しやすいので気軽さでもこちらが上。

・密閉性が低い
密閉性が低いというのは音漏れの原因とも言えますが、逆に外部の音が聴き取りやすいという事でもあります。なので外部音取り込み自体が不要です。つけたままでも人と話せます。

・聞き疲れしにくい音
良くも悪くも普通な音です。ですが音が派手派手しくないので長時間聞いていても疲れません。バランスがいい音だとも言えます。

・片耳使用がどちら側でも可能
これが一番のメリットかもしれない。片耳で使用したいシーンは意外と多い。どちらでも使えるというのは地味に見えてとても便利。

という事で、AirPodsは気軽に使えるイヤホン

Jabra Elite 75tの勝る点

・低音のパワー感
密閉性が高い事もあり低音が強い。これはカナル型のAirPodsには実現できない。ベースの力強さを楽しめる。

・ノイズキャンセリング
電車内など、騒音が気になる場所でも音楽を快適に楽しめる。特にトンネル内などでは窓開けのせいで爆音が響き渡り、AirPodsでは音楽どころではなかったのが解消された。

・全体的な音質
低音のパワーはもちろん、イコライザで調整すれば中高音もきれいに響いてくれるので、全体的な音質としてはこちらが◎。

音楽や映像作品の没入感ではこちらが一枚上手。例えば「氷点下で生きる事」というドキュメンタリー映像では、地吹雪や木のカサカサ音などの環境音のリアリティーが圧倒的だった。
Jabra Elite 75tは音を楽しむためのイヤホン

このような結果になった。イヤホンとしてはほとんど真逆の特性と言ってもいいかも。両方持っておいて場面で使い分けるのが賢い使い方だろうか。
だから僕はAirPodsを売るのをやめた。どうせ売っても大した金額にならないなら持っていた方が得。

実際の使い分け

現在、自分がどう使い分けているか紹介。

AirPods
・ベッドでゴロゴロしているとき(片耳で使いたい)
・家の中でつけ外しを頻繁に行うとき
・作業中

Jabra Elite 75t
・外出時
・PCとスマホを行き来して使用するとき
・アニメなど映像作品を見るとき

Jabra Elite 75tまとめ

・低音がパワフル
・中高音もイコライザのカスタムで化ける
・曲や映像に臨場感が出る
・ケースがコンパクト
・ノイズキャンセリングと外部音取り込みが優秀

値段を考えると、異常なコスパを誇るイヤホンだと言い切ってもいい。
ノイズキャンセリングに外部音取り込み、いわゆる全部乗せのイヤホンの入門としての満足度も非常に高いと思う。
値段もこの手の全部乗せイヤホンにしては安いので、おススメです。

あとがき

お嬢様言葉が駆逐されつつある。そもそも何を思ってお嬢様言葉で書こうと思ったのか。実に不思議である。

今後は旅行とかお出かけに関する記事が増えるかもしれない。
18きっぷで云々とか書くかもしれないのでよろしく!ですわ!



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