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虎の穴みたいな講座を受けた修業時代 その2

実質無料で最後まで御覧いただけます

講座を修了したときの作例です

 今回は、いきなりですが作例を御披露します。

 並び順で時間の経過を表現した組み写真です。横書きの本をめくる感覚で左上から右下へ順番に御覧ください。

2004年2月撮影

 まだ「その1」を御覧でない方は、おそれいりますが、いまから閲読してくださるよう、お願いします。

 持ち時間3分で撮った写真を材料に組み写真をつくる講座であることは、すでに「その1」で御紹介したとおりです。

 参加人数によっては、午前と午後とで2回の持ち時間が与えられることもあり、このときがそうでした。ただし、午前と午後とで衣装が変わります。両方を使おうと思ったら場面転換をしなければなりません。

 この日は、午前と午後でコートは同じですが、午前はボディコン、午後はジーンズ、色合いもガラリと変わります。違和感は、どうしたって出ます。唐突な変化を緩和すべく、後ろ髪を留めている髪ゴムに付いた赤い玉だけを撮った「繋ぎ」のカットを用いて、午後の衣装へと流しています。

 そして肝心要は類似カットの排除です。全身とアップとを織り交ぜながら繋いで行きます。

そして「RopLib」へ

 このとき制作した組み写真で、講座を修了したことを先生から認められ、少し自信がつきました。そして、いまはなき電子書籍サイトRopLibで活動を始めたのでした。

 RopLibは、バーチャルで頁をめくる独自の再生方式を採用していました。頁をめくる以上、左右の頁に跨がった「見開き」はド真ん中に綴じ代が来るわけです。そこに大事なものが写っていると見づらくなってしまいます。

 グラビア系写真集は、横長に撮った写真を左右2頁を使ってドーンと出すことが醍醐味なので、横長の写真を丁寧に撮るようになりました。

 いまはオンデマンド印刷で、誰もが気軽に紙媒体の写真集を一冊から創れます。その場合も同様で、横長写真を見開きにする場合、どうしても中央を分断する綴じ代が入ります。もし、紙媒体の写真集を創ってみたいと思っておられるなら、横長写真の日の丸構図はNGです

 もとより出版業界の端っこにいて、雑誌編集は隣接分野なので、写真集を制作するうえで、本業で知ったノウハウは活かされております。

 さて、「その2」で早くも修了しちゃいましたが、次回は講座の初回から順に、講座の様子をお話しします。

おわりに

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