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虎の穴みたいな講座を受けた修業時代 その5

実質無料で最後まで御覧いただけます

 2003年3月から、月に一度ずつ、スパルタ式などという生易しい言葉では足りないくらいキビシイ講座に参加していました。

 その講座は、いきなり受講者に撮影させるところから始まります。

 それぞれの受講者は一人あたり3分の持ち時間でモデルを撮影し、直ちにパソコンで写真を選び出し、組み写真をつくったうえで講評を受けました。そこで散々ダメ出しを喰らうのです。

 虎の穴みたいな組み写真の講座について、恐れ入りますが「その1」から順番に読んでいただかないと、意味が通らないかと思います。面倒臭いなとお思いの皆様は、ココからUターンお願いします。

 もし「順番に読んでやるぜ」という奇特な方がおられましたら、コチラのマガジンから辿っていただくのが宜しいかと存じます。

まったく組めなかった第3回

 第1回はモデルが本業の人、第2回はサプライズで登場のグラビアモデル、第3回はイメージDVDが出て売れ始めたジュニアアイドルが登場しました。

 いま思い返すと、このあとスカウトされたばかりで撮影経験が皆無の人が登場しましたから、はじめのうちは雑に撮っても画になる人を起用していたことがわかります。徐々にハードルが上がって、まだまだ撮影経験が少ない当時15歳の新人を「うまく料理してみろ」という趣向です。持ち時間3分、まさしく3分クッキングですね。

講座3回目の作例

 前置きはコレくらいにして、作例を御披露します。

 並び順で時間の経過を表現した組み写真です。横書きの本をめくる感覚で左上から右下へ順番に御覧ください。

2003年5月撮影

 マネージャーだけでなく事務所の社長までが講座の撮影現場に立ち会い、本当に期待されていたコだったのでしょう。逸材だったことは間違いなく、なにも考えずにシャッターを押しても、そこそこ画になる被写体でした。

 ところが、撮影を終えて写真を選び出す段階になって、私から講師に提出した10枚ほどを見て「これじゃ組みようが無い」といった、最悪の低評価を喰らいました。正直なところ、カネを払って痛い目にあって、それでも通い続ける自分はマゾヒストじゃないかと、自分を疑ったものでした。

 それから20年、あらためて画像庫を漁ってみると、類似カット排除して、一連の繋がりを保ちつつ、状況を流していくことが出来ました。酷評された原因は、どうやら選び方に問題があったようです。

 さすがに、ふくれっ面で終わらせるのは如何かと思いましたが、とってもカワイイから良いでしょう。なんにせよカワイイは正義です。

おわりに

 この記事は実質無料です。わざわざお買い求めくださらないで大丈夫ですけれども、投げ銭として買ってくださると嬉しいです。

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