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中判カメラ・ロクロク物語 その10

割引あり

 この記事はシリーズ物なので、よかったら「中判カメラ・ロクロク物語」別記事も御覧ください。

どれだけ絞れるかを考えながら

 夏の太陽は真上から光を降り注いできますが、秋分の日を過ぎると軌道が低くなり、斜めに射し込んできます。日陰に入ると暗いので、考えることは「どれだけ絞れるか」でした。

 フイルムを使うカメラの宿命で、一本撮り終えるまでISO感度を変更することができません。HASSELBLADの場合はフイルムを詰めたマガジンを交換することが出来ますが、もはやデジタルの時代であり、マガジンを買い増す気持ちにはなれません。そういうわけで、ISO100のフイルムを詰めたとき、日向から日陰に入ってもISO100を変えることが出来ません。

 もちろん古い中判カメラに手ぶれ補正なんかついてません。シャッターの限界は自分の技量で判っているので、たとえば1/30秒を限界とすると、どの程度まで絞れるかを、まず考えておりました。

組み写真を御覧ください

 大元のポジフイルムが行方不明で、スキャンしたデータも小サイズの画像しかなかったので、ちょっと小さめなのは御容赦ください。

2004年10月撮影

 開放絞り値はf2.8なので、絞らなかったらシャッター速度を稼げますが、それだと背景ボケボケの写真しか撮れません。私の場合は背景重視なので、どれだけ絞れるかは重要な問題でした。

おわりに

 この記事は実質無料です。わざわざお買い求めくださらないで大丈夫ですけれども、投げ銭として買ってくださると嬉しいです。

追記

 現在、ロクロクの中判カメラを主人公に据えたフォトストーリーを制作、先日、公開しましたので是非御一覧のほどを。
 フォトストーリー『スクエア』閲覧無料です。

謝辞

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