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「春寒」 写真を組む088

そもそも組写真って?

 組写真とは、何枚かの写真を組み合わせることです。組むことでドラマを表現するものであって、一枚のなかにドラマを詰め込む単写真とは撮り方も違ってきます。テキストをつけないとストーリーと呼べるほど複雑な状況を説明しづらいですが、写真を組むことで状況の「流れ」は創れます。

作例を御覧ください

 私なりの流儀ですけれども、紙媒体になぞらえ、横長の一段分を本の左右見開き2頁に見立てたうえで、マンガの様なコマ割をします。横書きの本をめくる感覚で左上から右下へ順番に御覧ください。

*画像をクリックすると大きくなります。

2004年3月撮影

寒の戻り

 サクラが咲き始めてからの冷え込みを「寒の戻り」と言います。あるいは「余寒」とか「春寒」と呼ぶ事もあります。この日は風が冷たくてコートを着たり、日向ではコートを脱いだりしていました。

あの講座が帰ってくる

 私が写真の組み方を学んだ「虎の穴みたいな講座」が、20年の歳月を経て帰ってきます。

 腕に覚えのある人にこそオススメします。ある程度の技量に達した人に、的確なアドバイスができる人は滅多にいませんから。

 厳しさは少し緩和されて、撮影タイムが一人3分から5分に。撮影後に組む作業は慣れた道具の方が良いので、自前のノートパソコンを持ち込むことを推奨します。

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