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「点灯」 写真を組む090

そもそも組写真って?

 組写真とは、何枚かの写真を組み合わせることです。組むことでドラマを表現するものであって、一枚のなかにドラマを詰め込む単写真とは撮り方も違ってきます。テキストをつけないとストーリーと呼べるほど複雑な状況を説明しづらいですが、写真を組むことで状況の「流れ」は創れます。

作例を御覧ください

 私なりの流儀ですけれども、紙媒体になぞらえ、横長の一段分を本の左右見開き2頁に見立てたうえで、マンガの様なコマ割をします。横書きの本をめくる感覚で左上から右下へ順番に御覧ください。

*画像をクリックすると大きくなります。

2024年3月撮影

エメラルドタイムとは

「黄昏時に点灯して、少しの時間だけ、フレネルレンズは緑色の光を放つ、コレをエメラルドタイムと呼びます」(岡克己)

 灯台の撮影をライフワークとするJPS会員の岡克己先生による、第一回「ちゃんと教えます」写真セミナーで、三つの灯台を撮影して参りました。そのうち剱埼灯台の点灯直後の様子を撮った分を組んでみました。

あの講座が帰ってくる

 私が写真の組み方を学んだ「虎の穴みたいな講座」が、20年の歳月を経て帰ってきます。

 腕に覚えのある人にこそオススメします。ある程度の技量に達した人に、的確なアドバイスができる人は滅多にいませんから。

 厳しさは少し緩和されて、撮影タイムが一人3分から5分に。撮影後に組む作業は慣れた道具の方が良いので、自前のノートパソコンを持ち込むことを推奨します。

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