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レディーに年齢を問うのは野暮ですから 後編

実質無料で最後まで御覧いただけます

いきなりですが、組み写真を御覧ください

 例によって、並び順で時間の経過を表現した組み写真です。横書きの本をめくる感覚で左上から右下へ順番に御覧ください。

2009年3月撮影

 モデルと参加者が一対一で撮るスタイルの撮影会で、この日は三つの枠で同じモデルさんを予約していました。ずいぶん前から気になっていた人で、なかなか予約がとれないと聞いていたのですが、年度替わりの時期だからか三つも枠がとれました。

 衣装の希望は聞いて貰える撮影会でしたが、この日は全部「おまかせ」で予約したので、どんな衣装で出てくるかはわかりませんでした。

 前編を御覧いただくと、この被写体さんの撮影会モデルとして普段の姿がわかると思います。私は「20歳くらいかなぁ」と、ずっと思っていました。だから、セーラー服での登場には意表を突かれたのでした。

「今月、卒業式なんです」

 よくよく見れば、撮影用衣装じゃない本物の制服だし、校章を隠しもせず撮っちゃって大丈夫なのかなと思いましたが……

「記念になるので、このまま撮ってください」

 と、いうことで、撮り始めたわけですが、平素の通学に着用している服を纏ったからか、ハチャメチャなことをしまくりました。撮影会の規約的には撮影衣装で路上に出るのは禁止なのですが「普通の制服ですから」と言って外に出てしまったり、万が一にもパンチラなんか撮ったら出禁になるような撮影会なのに、椅子の上に上がったりして、大はしゃぎでした。

 コレが若さか……

 と、若い人に感覚を合わせられなくなっていることを痛感しました。

 腕の立つ上客を何人かリピーターにしていたのに、馴染みが薄かった私に記念のセーラー服枠を委ねることとなったのは、たまたまのことなのだろうと思いますが、元気溌剌というか、自由奔放というか、呼吸を合わせるのがたいへんでした。

おわりに

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