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虎の穴みたいな講座を受けた修業時代 その12

割引あり

実質無料で最後まで御覧いただけます

 2003年3月から、月に一度ずつ、スパルタ式などという生易しい言葉では足りないくらいキビシイ講座に参加していました。

 その講座は、いきなり受講者に撮影させるところから始まります。

 それぞれの受講者は一人あたり3分の持ち時間でモデルを撮影し、直ちにパソコンで写真を選び出し、組み写真をつくったうえで講評を受けました。そこで散々ダメ出しを喰らうのです。

 虎の穴みたいな組み写真の講座について、恐れ入りますが「その1」から順番に読んでいただかないと、意味が通らないかと思います。面倒臭いなとお思いの皆様は、ココからUターンお願いします。

 もし「順番に読んでやるぜ」という奇特な方がおられましたら、コチラのマガジンから辿っていただくのが宜しいかと存じます。

講座10回目にして皆勤賞

2003年12月受賞

 講座は10回目を迎えましたが、一回も欠かさずに参加した受講者は私一人だけでしたので、記念の皆勤賞バッジを授与されました。

 ほぼ寝たきりだった老父の介護をしつつ通っていたのは講師も御存じで、この年の10月に老父を亡くし、私の身辺がゴタゴタしていたことをも鑑みて特に受賞したものであります。仲間内では「賞って、皆勤賞かよ」みたいに失笑が漏れたのを、いまも鮮明に記憶しております。そうですよ、皆勤賞に才能は関係ないんです。努力をすれば誰でも獲得できます。努力すればね。私は努力しました。ほかに私と同じだけ努力をした人はいません。それこそ誰からも否定されない、客観的事実です。

 さて、このときは持ち時間が二回まわってきました。被写体は女優さんで何度か撮ったことがあり、指示どおりに動かなかったり、ときとして凶暴な行動をとることもある、じゃじゃ馬みたいな人です。

 僅かに持ち時間3分ですから多少のことには目を瞑るルールです。なにせ入射光式露出計で測る時間もありませんから、露出オーバーやアンダーでも多少は目を瞑ります。ちょっとピントが甘いのも同様です。

 このときは購入したばかりのオリンパスE-1の初出動でした。それまで愛機だったE-20は、4枚撮ると書き込みに忙殺されてシャッターが切れません。それに対して12枚まで連続で撮れるようになって、時間制限が厳しいなかでグンと楽チンになりました。おかげで、シャッターチャンスを逃さず撮れるようになりました。

 右向きと左向き、アップとロング、さまざまに撮っておいて、あとでどう組むか考えるスタイルは、このとき、ほぼ完成しました。こういう撮り方でいまはなき電子書籍サイトRopLibでも活動していたのでした。

おわりに

 この記事は実質無料です。わざわざお買い求めくださらないで大丈夫ですけれども、投げ銭として買ってくださると嬉しいです。

謝辞

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