2022年世界柔道 各階級見所紹介
2022年世界柔道タシケントの各階級の展望です。
・男子60kg級
日本からは東京五輪金メダリストの高藤直寿が参戦。
東京五輪の準々決勝、準決勝、決勝で高藤と死闘を繰り広げたジョージアのチフビミアニ、カザフスタンのスメトフ、台湾のヤンユンウェイらも健在で優勝争いのライバルとなることでしょう。
一方でウズベキスタンのルトフィラエフ、モンゴルのダシュダバー、韓国のキムウォンジンら長らくこの階級の強豪だった選手らは不出場。
スメトフと東京五輪のカザフスタン代表を争ったキルギズバエフも66kg級に階級を上げ、層は薄くなった印象があります。
先述したチフビミアニ、スメトフ、ヤンユンウェイにスペインのガリーゴスを加えた4人が高藤の金メダル争いのライバルとなるでしょう。
・女子48kg級
東京五輪金メダリストのクラスニキ、2018と2019の世界選手権を連覇したかつての絶対女王ビロディドが階級を上げ、リオ五輪金メダリストのパレト、東京五輪銅メダルのムンフバットは引退。
強豪が多く去り、この階級は日本勢の独壇場となっています。
優勝争いは日本の2人、東京五輪銀メダリストの渡名喜風南と昨年の世界選手権優勝者である角田夏実の一騎討ちと見ていいでしょう。
唯一日本勢に割って入るとしたらフランスのシリーヌ・ブクリか。
かつて渡名喜やビロディドを破った経験もあり、次回五輪はパリということもあり、今回の世界選手権も重要な場として位置付けていることでしょう。
日本勢にとってはパリ五輪での最大のライバルになりそうなブクリをここで叩いておきたい大会になります。
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