見出し画像

今週のリフレクション【29歳の教科書(越川慎司氏)】

今週は越川慎司さんの「29歳の教科書」を振り返ります。ざっくり3点で要約すると・・

1.テクノロジーの進化により不安定化が進み、大企業のアドバンテージは消える。ブロックチェーンにより自律学習が進み、NFTにより信頼ポイントの可視化が進み、衛星通信により定型業務ゼロに近づき、メタバースで居住地に関係なく誰ともつながる。日本を直撃する5つのグレートリセット=①雇用制度(個人委託)、②教育制度(自律学習)、③評価制度(ジョブ型)、④管理職登用制度、⑤副業制度。今後は、転職を重ね、学習し続けることでキャリアが多様化するRPG型のキャリア構築。

2.オープンフィールドを生き抜く7つの力。①探索力。課題と必要なスキルを自分で探す。②学習継続力。一生学び続ける覚悟。③復元力。ダンジョンから抜け出すレジリエンス。④初動力。決めたらすぐに行動。⑤巻込力。パーティを組む。⑥集中持続力。自分なりのゾーン突入法。⑦洞察力。Why思考で根本解決。Must、Will、Canが全て重なると働きがいにつながる。転職は手段。成功の定義があるかどうかがポイント。

3.ジョブ型雇用で20代は不利になる。ステージ1:基礎学力と社会性、ステージ2:企業利益向上のための業務スキル、ステージ3:個人価値向上のための自律学習、のステップでマルチスキルを習得。ラスボスは自分(自己評価)。副業で市場のニーズを把握し、複業で自己選択権を高める。リフレクションで経験から学び、高速セルフDCAを回す。睡眠と読書(多読)をベースに、苦労を乗り越えた経験、数字で表現できる実績、自律学習の継続を武器にする。

書籍を読んで、5つのグレートリセットの中で、「副業制度」が1歩遅れているように感じました。

複業をするには、社外で必要とされる価値発揮をする必要があります。自分にできる価値発揮をリサーチするために、副業をしてみる。副業=越境をするうちに、気付かなかった自分の強みが見つかったり、生きたスキルがみについて複業につながって自己選択権が高まります。

でも、副業をしてみるのは、なかなかハードルが高いと感じる人もいると思います。そんな時に大切なのが「巻き込まれ力」です。自分からはガンガン越境するわけではないのに、誰かに巻き込まれているうちに、つい越境してしまった。という状況を創る力です。

では、巻き込まれ力の中身は何なのか?それは、自分のタグ作りだと思います。セルフブランディングと言い換えてもいいかもしれません。自分と言えば◯◯、というタグを少なくとも2つは持っておき、それを発信し続けてみる。そうすると、不思議と声をかけられることが増えて、越境する機会に出会うことができます。

だから、タグが大切。これを何にするのか?が考えどころですね。やりたいことにするか、できることにするか、求められていることにするか。でも、大事なのは「言ってみる」ことかもしれません。最初はトンチンカンでも、発信するうちに芯に近づいてくることもあるように思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?