今週のリフレクション【本気でゴールを達成したい人とチームのためのOKR(奥田和広氏)】

今、チームであるプロジェクトを進めていますが、なかなかうまく前に進みません。そんなこともあり、今週は奥田和広さんの「本気でゴールを達成したい人とチームのためのOKR」を振り返ります。ざっくり3点で要約すると・・

1.組織はどの階層もたいていもやもやしている。組織とは複数の人が協力して共通の目的を達成しようとする集団。もやもや<わくわくにするには目的の共有が肝。組織の力は、個人の力+相乗効果。個人の力は、最大出力×発揮率。発揮率はエンゲージメントで決まる。OKRはコミュニケーションを活性化する仕組み。ほど良い緊張感と安心して意見の言える心理的安全性を創る。

2.OKRのOは目的。導入のメリットは①共通の目的にベクトル揃う、②進捗が共有できる、③透明がある、④外部環境にすばやく対応できる、⑤重要なことに集中できる、⑥高い目標設定ができること。目的は挑戦的、魅力的、一貫性なものにする。仕組みが変われば意識は変わる。

3.内省とFBで立て直しをすることが運用のミソ。OKRのKRは結果指標。成果への影響力で絞り込み、定量化する。メンバーの創造性を引き出すために多様性を受け入れながら、多様であってはいけない目的・規律を明確にする。チームのストーリーを振り返り、目的を身近な言葉に置き換え、何が実現したら最高のほめ言葉がもらえるかを考える。

一番重要なことは共通の目的。振り返ってみて、ここがフワフワしていると感じました。大筋では同じ方向を見ているものの、見ているゴールが少しずつズレているので、チームが一枚岩になりきれていない感じです。

なぜ、このような状況になっているのでしょうか?私のケースの場合は、共通の目的としてのWhat(何をするか?)のゴールは共通で揃っていますが、Why(なぜするのか?)が揃っていないように思います。それぞれが別々の意図を持って集まり、アウトプットとしては同じものを作る、というシチュエーションです。

この状況で何が起こるかというと、個々で進め方のプロセス(順番や時間のかけかた)に大きな違いが出てきてしまいます。考えてみれば当たり前ですが、それぞれのWhy(意図)が違うので、重視するポイントや優先順位が違います。そうすると、議論が噛み合わず、なかなか前に進まない状況になります。

そこで、改めて目的に立ち返り、Whyの共有が必要になってきます。遠回りのようで、これが一番の近道だと痛感しています。ただし、このWhyも誰かが決めるのではなく、議論の中で右にブレたり、左に逸れたりしながら固めていくものだと思っています。

このような状況は、日々の業務でもありがちなのではないでしょうか。業務の重要度×緊急度のバランスにもよりますが、重要度の高い案件では「Whyから目的を共創する」ことを大切にしていきたいと思います。

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