今週のリフレクション【いま君に伝えたいお金の話(村上世彰氏)】

明けましておめでとうございます。

年末年始は教養を少しでも高めるために、今まで苦手意識のあった分野の本に挑戦してみました。そんな流れから、新年は村上世彰さんの「いま君に伝えたいお金の話」から振り返ります。要点をざっくり3点でまとめると・・

1.お金の機能は3つ。①何かと交換できる、②価値をはかることができる、③貯めることができる。お金は社会にとっては血液。循環しないと体調が悪くなる。個人にとってはパートナー。幸せの基準を持てば、お金はサポートしてくれる。幸せをもたらさないお金の使い方は無駄遣い。

2.お金のことをよく知らないで大人になると、お金の魔力に支配されてしまう。お金は稼いで貯めて、回して増やす。貯めると溜め込むの違いは目的の有無。お金を増やす近道はないし、魔法もない。物事を数字で捉えて期待値を考え、すっぱり諦める損切りの勇気が必要。

3.自立して生きていくためにはお金は絶対必要だし、やりたいことをやるには余分なお金があったほうがいい。そして、困った時にお金は助けてくれる。何より、お金を持っていれば人を助けることができる。最終的には、社会を良くするために回していけるかどうか。お金があれば解決できることもたくさんある。

著者がこの本を書いた背景は、子供に「お金儲けをすることは悪いこと」という空気があることに違和感を感じたことだそうです。つまり、子供向けに書かれた本ですが、大人が読んでも充分に学びの深い本でした。

お金儲けはなんとなく下品、という雰囲気は大人でもあるのではないでしょうか?夢や志のために働くのが尊く、お金は人並みにあればいい、といった感覚です。私も本を読むまでは無自覚にそう思っていました。もちろん一理あるのですが、引き出しが少なかったかな、と思っています。

個人としてすごく良いことを始めて、それが価値のあることであればあるほど、多くの人にその価値を届けたほいが良いはずです。ただ、そのためには仕組み(=事業)としてスケールアップする必要があり、ここではお金が必要になってきます。

お金が必要になると当然リスクも生まれるので、つい、自分の手の届く範囲で充分。と思ってしまいがちです。私がまさにそうでした。ただ、それでは影響は限定的だし、取り組みに持続性がないと感じます。やはり、次のステップに進むためにはどこかでスケールを意識する必要がありそうです。

本にも書かれている通り「幸せの基準」を持てばお金はサポートしてくれる心強いツールです。では、自分の幸せの基準はなんなのか?これは人それぞれで、成し遂げたい目標かもしれないし、ありたい姿や状態かもしれません。

新年早々、自分の幸せの基準を再確認するきっかけになりました。あなたの幸せの基準は何でしょうか?スケールアップしたほうが良い価値のある活動は何でしょうか?

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