今週のリフレクション【整理ができる人とできない人の習慣(大村伸夫氏)】
今週は大村伸夫さん著「整理ができる人とできない人の習慣」を振り返ります。ざっくり3点で要約すると・・
1.片付けは手段で、ゴールではない。片付けの先にあるビジョンは何か。片付けとは、整理→収納→維持。まずは、モノを見える化して整理する。収納とは詰め込むことではなく、スタンバイさせること。モノを置いた瞬間に、整うか散らかるか決まる。 1年間使われなかったものは99%使わない。片付けはスキマ時間にこまめにやる。街を自宅の拡張空間と考えると、自宅は最低限のモノだけになる。
2.一時的な保管と、長期的な保存を区別する。無理に判断せず、迷い箱で保留する。書類はボックスファイルでタテ管理。少人数で片付けを始め、問題点を発見・解決してから、全体に広げる。片付けタイムをあらかじめ設定し、文房具や備品をなるべく共有化する。Nice to Haveはやめ、自分との約束をスケジュールに入れ、ゾンビ業務は排除する。何もしない日をスケジュールして余裕を作る。
3.不要なモノからも、学べることはある。まずは仮説を立て、とにかく早く実行する。頭の中身をホワイトボードに書きだす。強みを伸ばし、弱みは認識すれば十分。寝る前には反省ではなく感謝をする。自己紹介ではベネフィットを伝え、全ての人に好かれなくていい。虫の目、鳥の目、魚の目、コウモリの目(反対側から見る)を持つ。あせらず、あわてず、あきらめず、あてにせず。考えることを一旦忘れ、ぼーっとする余裕を忘れない。
モノゴトがうまく片付けられていない時は、目の前のことしか見えていない、とても視野が狭い状態に陥ってしまっています。そして、それに自分ではなかなか気付けません。だから、一生懸命に対応しても、なかなか事態が打開できません。
では、どうすればいいのか?
私は、書籍から「時間」と「空間」の両面から視野を広げる必要性を受け取りました。
整理→収納で終わるのではなく、維持まで想像する時間軸を持つ。一時的に必要なのか、長期的に必要なのかを区別する時間軸を持つ。つまり、長い目で未来を想像する時間軸の必要性が1つです。
文房具や備品を共有化したり、街を拡張空間と考える空間軸を持つ。鳥の目、コウモリの目という今と違う視点の空間軸を持つ。つまり、自分の身の周りをいつもと違う範囲や角度の視点で捉え直してみる空間軸が2つ目です。
自分の「時間軸」と「空間軸」を広げることで、今までなかなか片付かなかったモノゴトが片付き、自分の好きなことに時間が使えるようになるのだと感じました。それってすごく幸せなことですよね。
そして、書籍に出てくる「余裕」の大切さにとても共感しました。余裕がないと、いつものパターンから抜け出せない。せっかくのノウハウも使うタイミングがない。それって、すごくもったいないと状態です。まず、意識して何もしない時間をスケジュールに入れてみたいと思いました。