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今週のリフレクション【DIE WITH ZERO(ビル・パーキンス氏)】

今週は、ダイ・パーキンス著「DIE WITH ZERO」を振り返ります。ざっくり3点で要約すると・・

1.何をすれば幸せになるかを知り、経験に惜しまずお金を使うことが大切。人生で一番大切な仕事は思い出づくり。最後に残るのはそれだけ。自動運転モードではなく、金と時間の使い方をよく考えて選択する。子供には、どのくらいの財産を、いつ与えるか意図的に考え、自分が死ぬ前に与える。子供が親と過ごす時間も貴重な経験。金を稼ぐことと大切な人との経験はトレードオフ。もうじき失われてしまうことに目を向けると貴重な体験が見えてくる。喜びを先送りせず、今しかできないことにお金を使う。

2.将来の豊かな自分のために、若い貧乏な自分からお金をむしり取る節約に意味はない。経験から副次的に生み出される経験は配当。つまり、早い段階で経験すれば、リターンは多くなる。金の価値を最大化できるのは26〜35歳。年をとると人は金を使わなくなる。リスクを考えたら、早いほうがいい。行動をとらないことのリスクを過小評価しない。リスクの大きさと不安は区別する。

3.自分があとどれくらい生きるかを考え、人生の残り時間によって、今を楽しむことと将来に備えることのバランスを最適化する。金から価値を引き出す能力は、年齢とともに低下する。金と健康と時間のバランスを考える。若い頃は健康に投資、中年期は時間を買う。まだ経験から多くの楽しみを引き出せる体力があるうちに、資産を取り崩す(45〜60歳)。資産が尽きないようにしながら、死ぬまでにお金を使い切って、ゼロで死ぬ。

最近、自分の人生の目的は何か?自分にとっての成功とは何か?を考えることがあります。社会的地位を上げたい(出世)や、経済的に豊かになりたい(お金持ち)という気持ちも、もちろんあります。でも、それはゴール(目的)ではなく、プロセス(手段)のような気がしています。

自分が何かにチャレンジするために必要なリソースとして、自由に使えるキャッシュや、対外的に影響力を発揮しやすいポジションがあるといい、という感じです。では、リソースを使って成し遂げたいことは何なのか?私にはこれがなかなか見えずに困っていました。今でも、自分も使命感を持って、キラキラ生きてみたいなぁと思っています。

ただ、最近は「もう、わからなくてもいいや」という心境になりつつあります(笑)。人生のゴールを見出して、まっしぐらに進んでいる人は素晴らしいし、羨ましい。でも、どうやら自分にはゴールは(現段階では)見えないことがわかってきました。というか、受け入れられるようになってきました。

だからといって、もちろん何もしないわけではありません。自分が今、興味があることワクワクすることに時間とお金を投資して、何かが起きるのを待ちたいと思っています。何を不確かなことを・・という声が聞こえてきそうですが、自分は目標を決めて逆算的に生きることが好きになれず、偶然の連続で開いたドアに飛び込む生き方が好きなようです。

だから、書籍にあるように、何をすれば幸せかを考え、そこにしっかりお金と時間を投資すると決めました。そして、健康を考えれば早いほうがいい。でも、そこからどんな道が続いているかは自分にはわかりません。いつ、分岐路があるかもわかりません。でも、確実に自分の中にはたくさんの経験が蓄積されています。今は、その蓄積を楽しもうと思っています。

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