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【スポーツ基礎】コンディショニング

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スポーツにおいて、非常に重要だけどおいていかれがちなのがコンディショニング。コンディショニングについて、色々説明したいと思います。
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#スポーツ基礎知識

コンディショニングを考えよう

スポーツにおいて、大会や試合で勝利する、さらには記録を出すためには、「いかにベストパフォーマンスを発揮できるか」ということが重要です。ベストパフォーマンスを発揮するというと、ついついトレーニングに目が行きがちではないでしょうか? しかし、日々のトレーニングで、基礎的な能力が向上したとしても、その能力を大会や試合で十分に発揮できなければ意味がありません。疲労が蓄積していれば、動きが鈍くなり、本来の力を発揮できないということもあるでしょう。さらに、最悪の場合、怪我や事故を起こし

日々の自分を記録しよう「アクティビティ編」

日々の自分を記録する以前の記事「日々の自分を記録しよう」で、日常的に自分のカラダに関する記録をつけ、自分自身の状態を知ったうえで、トレーニングや運動を行うことが非常に大事であるというお話をしました。 今回はその続編です。前回の記事では自身の体調や体組成を記録し、体調を可視化するということに触れました。 今回は競技をやられている方に向けた、トレーニングや練習、健康増進のためのアクティビティの記録についてお話します。 体調が見えてきたとしても、トレーニングや運動機械の頻度が適

コンディションを決める要素とコンディショニングのアプローチ

コンディションを決める要素コンディションとは、その時の心身の状態を指し、「体力」「精神」「技術」「医療」「栄養」「環境」といったさまざまな要因から影響を受けています。 代表的な例として  ・睡眠状態…寝すぎた 眠れなかった 眠たい  ・疲労感…疲れている 疲れやすい 動きが鈍い 身体が重い  ・体重…増えている 減っている 太っている 痩せている  ・栄養状態…食べ過ぎた 食べていない 食欲が旺盛 食欲がない  ・精神面…テンションが高い 落ち込んでる  ・医療面…痛み、

静止状態でのバランスをチェックしよう

スポーツでのバランス能力の重要性スポーツでパフォーマンスを発揮するために”バランス”に注目している方は多いかと思います。筋肉の左右差や動作を行っている際のバランス、体幹などなど。もちろん高いパフォーマンスを発揮し、安定した結果を出し続けるためにはバランスはとても重要な要素といえます。 しかし、多くの人が試技中のバランスや体形的なバランスを気にしている一方で、”静止した立位”のバランスを気にしている人は意外と少ないのではないでしょうか。 静止した立位状態のバランス 姿勢を見る

安静時心拍数を計測する意味

安静時心拍数とは安静時心拍数という言葉をご存じでしょうか? 言葉では聞いたことがあっても、実際に測ったことがない方もいらっしゃるのではないでしょうか。 安静時心拍数とは、目を覚まし、安静にしている状態での1分間の心拍数をいいます。健康な成人の安静時心拍数は、個人差がありますが、約60~100回/分です(1)。 この安静時心拍数を計測し、データを活用することで、ご自身の体調を把握することができます。また、スポーツでは持久力レベルを把握することができます。 安静時心拍数の計り方