終わりからはじまる

たぶんこれは高校生くらいの時に見た夢。わたし史上いちばんストーリー性があってオチもある。まあ夢だから意味はわからんけどね!

夢の中で高校生の私は朝学校に行くために支度してる。もう制服も着てた。電車通学だったんだけど、その日はお父さんが会社の車に乗って帰ってきていたから会社行きがてら学校まで送ってくれると言うので便乗した。実際にそういうことは何回かあったのでこの辺はまだおかしくなかったんだ。でも時間になっても出発できないトラブルが発生?して怒り散らしながら家を出ることに。

わたしは後部座席の運転席の後ろに乗ってて、普通に走ってたんだけど突然の急ブレーキ!急停止!何故かわたしの横のドアがバターンと開く!投げ出されるわたし!
うつ伏せに倒れ込んだのは草の生えた地面。目の前は川。どうやら川岸ギリギリで停車したらしい。

そして父「追っ手が来る!」(このへんの台詞詳細は覚えてないけどそれらしいことを言われた)。追っ手とは?て感じなんだけど夢の中のわたしは「それはまずい!」となる。なに? 何に追われてんの!?

そしてそこにあった小舟で川に逃げ込むも、それじゃダメだとなって水中へ。こう、小舟が転覆する感じでくるっとひっくり返って水の中に落ちた?入った?ら、なんと水中で呼吸ができる。驚きなんだけど夢の中ではどうもさほどのことはなかったらしい。スイスイ泳いで行く。すると都市のゲートのようなものがあって、人がいる。バレたら行けないとビビりながらゲートを通過するものの、特に異変はなし。

そこは地上の建物にアクセスできる地下だったらしい?謎の構造なんだけど、水から上がって塔を登る。
その塔というのは白っぽいコンクリ剥き出しのような壁で、真ん中が吹き抜けになっていて壁に沿うように階段や通路がある。何の塔かはわかんないね。そこを登ってたんだけど、ここで敵出現!父はまるで漫画のキャラみたいにシュタッと飛んだり跳ねたりする。すごいね父!まるでこいつは俺が引き付けておく!のような感じで敵と共に去る父を置いて、わたしは塔を出た。

塔の外は駐輪場で、所狭しとぎっしり自転車が並んでる、というか詰め込まれてる。そしてここにも敵が出現!なんと高校のクラスメイトのMちゃんでした。
わたし「えっ?Mちゃん?」
何か言われた気もするけど忘れました。Mちゃんは両手にナイフのようなものを武器として持ってて、仕方ないみたいな言い訳をしたりしなかったり……。結局わたしは戦うことはしなかったんだけど、いつのまにか現れていた父と合流してMちゃんから逃げるのである。

そこで場面が変わる。間を全てすっ飛ばしたみたいに思いっきり変わる。わたしはどこかの建物内にいて、廊下のベンチに座ってる。
その建物は何の施設かわからないけど、床や壁が木の板だったので古い学校かなという感じ。掲示板とかあったかもしれない。これまたいつのまにか制服から私服を着てた。白いショートダウンコートに黒のパンツみたいな格好。そんな服持ってないけどね。で、なんだこれは……と思っているところに革ジャンの女登場!

かっこいい系のお姉さんで、革ジャンっていうかライダースジャケットかな、そんなのを着ていた。
わたしは思わず「ここはどこなんですか?」と聞いた。それどころじゃないと思うけど。女は答えた。

「ここは終わりから始まる場所よ」

わたし「うん??????」
しかし無情にもここで夢は終わりを告げるーー。最後に思ったのは「結局学校行けてないじゃん!!!!」


長い夢だね!面白かったけど。組織に追われる自分という厨二病満載でした。

で、なんの影響なんだろうと考えてみたら、もしかして「キーリ」かもしれない。2巻の時のキーリの服装が夢の最後の服装な気がする。わたしはキーリが大好きなんだよ。

▶︎壁井ユカコ先生の公式サイト貼っておきます。