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デュアルキャリアアスリートの挑戦 ~株式会社ライトボーイ様、フットサル選手 茂呂さん インタビュー~

スポナビアスリートをご利用いただいたアスリート、企業へインタビュー企画。

こんにちは。スポナビアスリート事務局の岸です。今回はFリーガーの茂呂さんに現在の競技活動の状況と仕事の両立について、就業先様に以下のお話しを聞きました!

デュアルキャリアアスリートへ「スポーツと仕事の両立について」
アスリートを受け入れた企業へ「スポーツの価値、可能性について」
※デュアルキャリアアスリート=スポーツと仕事の両立をしているアスリート
上記をテーマに株式会社ライトボーイの吉森会長、石澤社長、河野様(採用担当)、石井様(茂呂さんの上司)、茂呂さんにお話を伺いました。

株式会社ライトボーイ

東京都府中市にある国内唯一の投光器専門メーカー。また、路面標示工事と滑り止めカラー舗装工事を柱に、交通安全施設工事を行っています
URL:https://www.light-boy.com/

茂呂 翔也(もろ しょうや)さん

日本フットサルリーグ(Fリーグ)ディヴィジョン1『立川・府中アスレティックFC』に所属するフットサル選手。
スポナビアスリートで就職活動を行い、株式会社ライトボーイ様へ入社。


―アスリート採用にご興味を持っていただけた背景を教えていただけますか?

河野様:最初にスポーツフィールド(スポナビアスリート)から連絡をいただいた時は、「どうしてうちの会社なの?」と疑問を持ちました。ただ、「立川・府中アスレティックの選手を府中の企業にご紹介したい」という想いと熱意を感じて興味を持ちました。

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(写真右から、石井様、茂呂さん、吉森会長、河野様、石澤社長)

我々も地域活性化に向けた社会貢献ができるのではと大きく心を動かされました。私自身サッカーをやっていて、スポーツで培ったチームプレーが仕事にも活きていると思っているので、ご本人に会って確かめてみたいと思ったことがきっかけです。

―ありがとうございます。現在、茂呂さんはどのようなお仕事をされているのでしょうか?

石井様:我々の仕事はお客様から道路のライン(白線)引きを請け負い、施工班が施工するまでの下準備・段取りを行う業務になります。

現場がどのような現場で、何の材料/道具を使うかなど、段取りや準備をすることが多い基本的な業務になります。

まだ茂呂さんは勉強中ですが、将来、お客様と折衝をして1~10までの仕事を任せられる人財に育てたいと考えています。

―具体的にどのようなお仕事をされていますか?

茂呂さん:現場の下見が半分、社内での事務作業が半分です。

現場調査を行い、時にはストリートビューを使って、図面と照らし合わせながら施工班が手際よく施工できるような資料を作っています。

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デュアルキャリアアスリートの茂呂さん

石井様:現在はエリアなど決めていませんが、基本的に都内を担当することが多くなると思います。今はOJTをしながら業務を覚えている段階ですね。

―(ご本人の前で言いづらいかと思いますが)茂呂さんの働きぶりはいかがでしょうか?

石井様:見たままで愛嬌があるし、お客様からも可愛がられると思います。少しずつですが、彼なりに成長しているのかなと思います。ただ、これからですね!まだ若いですから。

―どういったところを期待されていますか?
石井様:スポーツ選手なので礼儀などはもちろん、チームプレーをしているのでコミュニケーション力には期待しています。

この工事の業界は特殊でして、人と人との接点を大切にする文化があります。「○○さんが良いから、仕事をお願いするよ」ということがよくあることなので、茂呂さんのキャラクターは強みだと感じています。

―キャラクターとお話が上がりましたが、茂呂さんのどういった個性を評価されているのでしょうか?

石井様(茂呂さんの上司):一番は対人関係がしっかりしていて、話ができる。相手の呼吸や態度をくみ取り空気を読んで会話ができるという点はすごく評価をしています。

ー体育会出身者やアスリートに会社として期待することを是非ともお聞かせいただければと思います。

石澤社長:スポーツフィールド(スポナビアスリート)と初めてお会いして話をお聞きした時にあることを思い出しました。

私のお客様で甲子園へ行かれた人がいらっしゃいます。以前、その方が「自分には夢があって、プロ野球を目指したが、プロになれず仕事で困っている人のサポートがしたい。自分は就職という道を選んだが、途中であきらめる選手や、トップになれなかった仲間の為に支援したい」と熱い想いを打ち明けてくれたことを思い出しました。

今回、茂呂さんが入社してくれましたが、アスリートは自分のことをアピールできる能力がベースにあって、プロを目指す人は自分をどう磨くのか、チームでどう貢献していくかを鍛えられてる人だからトップで出来ると思います。

実際に、仕事で一番大切な「人に好かれる」ことが茂呂さんはできると思います。皆さんもあると思いますが、家電量販店へ行った際に良い人が対応してくれれば、「あなたが接客したから買おう」と思うことだってありますしね。

そういう意味では、茂呂さんは人懐っこくて、お客様から好かれるキャラクターだなと思っています。当社に来てくれて嬉しいですし、スポーツ選手はこういった方が多いのかなと思います。

―吉森会長はいかがでしょうか?

吉森会長:今は既存のお客様のフォローを行う仕事が中心で、お客様と工事部を繋ぐ仕事ですが、本人は新規開拓をしたいということを聞いていて、今後に期待したいと思っています。

お客様を自分で担当するので、時間の融通が利かなくなることが予想され、スポーツとの両立が大変になると思いますが、基本的な能力は高いと思っていて、将来の幹部候補として育てていきたいと思っています。

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―ライトボーイ様ではスポーツを経験されている方が多いと思いますが、もともと体育会出身者の方が多いのでしょうか?

河野様:特にこだわって採用はしていませんが、部活動出身者は多いですね。特にサッカー経験者が多いです。2番目に多い社員はラグビー経験者が多いと思います。

割とスポーツが好きな社風でして、趣味程度ですが、続けている社員は多くいます。昨年サッカー部を設立しました。

―今までスポーツに携わる活動はされていたのでしょうか?

石澤社長:社員でスポーツ好きは多いですが、スポーツと関わることは今まではありませんでした。

以前、本社が川崎にあったので、川崎フロンターレさんへファンクラブを通じて投光機とセットのキャラクターバルーンライトを寄付したり、ラグビーW杯の時は府中でのパブリックビューイングの際に、けやき並木に府中市のマークをラグビーボールに付けてバルーンライトを8台協賛という形で寄付したりしています。


―ありがとうございます。茂呂さん、新しい仕事にチャレンジした背景や想いについて教えてください。

茂呂さん:フットサル界はプロ化がまだ進んでなく、アルバイトだけでは金銭的に厳しく、正社員として働くことを考えました。

―新しい仕事とスポーツの両立について、現在の状況はいかがでしょうか?

茂呂さん:私の活動を理解していただいているので、就業時間など臨機応変に対応いただき、ストレスなく練習など競技生活を送れています。

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―ビジネスパーソンとしての生活や仕事には慣れました?

茂呂さん:電話対応などの対応は完ぺきではないですが、少しずつ慣れてきたと思っています。

石井さん:電話は積極的に取っていると思います!業務を早く覚え、貢献できるように主体的に取り組んでいる姿勢があります。

―皆様からご評価いただいておりますが、これを聞いてどうですか?

こんなに褒められるとは思っていなかったので、驚いています(笑)

―競技と仕事の両立で悩むアスリートもいらっしゃいます。そういった方へアドバイスがあればお願いいたします。

茂呂さん:私はチーム入団1年目にトップチームで活動していましたが、周りの選手が仕事と競技を両立していたので、自分もデュアルキャリアとして挑戦しようと思いました。

プレーに集中した方が良いのではないかということもわかりますが、自分がやれるところまでやりたいと思っています。

―競技と仕事を両立する上で時間の使い方など工夫していますか?

茂呂さん:オンとオフの切り替えを大切にしています。やるときはやる、休むときは休む。自分の時間は自分の時間として上手く使っています。

―ライトボーイ様から茂呂さんに聞きたい事は?

吉森会長:仕事だけであれば、ずっと将来いるかいないかわからない期間があると、どういう仕事をしたらいいのか非常に難しいと思う。茂呂さんは好かれるので、既存のお客様とのやり取りである守りの営業ですが、新規の営業もやってほしいと思っています。

茂呂さんが何を一番やりたいのかを知りたいです。

例えば、企画や開発など興味があれば、そういった分野へ取り組んでもいいと思いますし、コミュニケーションを深めていきたいと思います。

デザインバルーンを作っていますが、スポーツ関係の市場へ販売していきたいとか希望があればやってもらいたいと思います。

臨機応変な会社なので、「やってみよう」という精神で取り組んで欲しいと思います。

石澤社長:茂呂君自身の夢として取り組むこともあるので、自分の夢を追いつつも自分がやりたい仕事があればチャレンジしてほしいと思います。

―最後に茂呂さんへ質問です。今後の目標を教えてください。

茂呂さん:フットサルでは、トップチームで活躍し、いずれは日本代表になりたいと考えています。試合会場にもぜひ足を運んでいただき、声援をいただければ嬉しいです!

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仕事では新規開拓し、お客様を持ちたいと思います。持ち前のコミュニケーション能力を発揮し、会社へ貢献していきます。

―ライトボーイの皆様、茂呂さんありがとうございました。

※後日談

2020年11月20日 府中アスレティックフットボールクラブ様にチームのマスコットキャラクター“アスレ君デザインバルーン”を贈呈しました!

地域貢献、スポーツチームへの貢献を行っております。

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