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デュアルキャリアアスリートの挑戦 ~加茂商事様、サッカー選手 安田さん インタビュー~

こんにちは。スポナビアスリート運営事務局の岸です。

今回は女子サッカー選手の安田さんに現在の競技活動の状況と仕事の両立についてお話しを聞きました!


安田 祐美乃(やすだ ゆみの)

スフィーダ世田谷FC(なでしこリーグ1部/http://www.sfida.or.jp/)に所属するサッカー選手。
スポナビアスリートで就職活動を行い、加茂商事株式会社様へ入社。
幼稚園からサッカーをはじめ、中学からスフィーダ世田谷FCアカデミーに所属する。

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加茂商事株式会社
サッカー用品販売店サッカーショップ加茂を展開する企業。
https://www.sskamo.co.jp/company/index.html

―デュアルキャリアとして活動されている安田さんに、仕事とスポーツを両立についての考えをお伺いいたします。まず、取り組まれている競技について教えてください。

なでしこリーグ1部に所属するスフィーダ世田谷FCでサッカー選手として活動しています。
スフィーダ世田谷FCは勝つこと追求するトップチームと、育成・強化、そして普及を目的とするアカデミー(小学生・中学生・高校生・ママさん・ブラインドサッカー)との、合計200名が在籍する世田谷区を拠点とするサッカーチームです。

活動日は週5日で夜19時~21時に活動しております。

―スフィーダ世田谷FCの特長はどのようなところでしょうか?

選手同士仲が良いことが一番の魅力であり、特長だと思います。
競技の時はもちろん、プライベートシーンでも一緒にいるほど仲が良いです。
しかし、仲良しこよしのチームではなく、時には厳しい言葉を伝え合います。

お互いを理解し合い、切磋琢磨できるチームだと思います。

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※写真はご本人提供

―チームの中で安田さんはどういったキャラクターだと感じていらっしゃいますか?

コーチやチームメイトからいつも怒られています。ただ、愛のある接し方なので、自分では可愛がられているキャラクターだなと思っています(笑)

最近は後輩も増えてきたので、先輩と後輩を繋ぐポジションになってきたかなと感じています。

―アカデミーからスフィーダ世田谷FCに在籍しているとお聞きしましたが、安田さんはいつからサッカーを始めたのでしょうか?

幼稚園の時に、全員参加のサッカー体験の時間がありました。サッカーとの出会いです。
サッカーが好きな子は卒園後も参加ができたため、小学3年生まで続けました。

―幼稚園から今までサッカーを続けていらっしゃいますが、他のスポーツに目移りはしなかったのでしょうか?

たくさんのスポーツを経験しました。水泳、テニス、サッカー、スポーツ以外はエレクトーンをやっていました。

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※写真はご本人提供

水泳、テニスは早くに辞めたのですが、親の希望もあり、エレクトーンだけは中学3年まで続けました。

サッカーだけは自分がやりたいことだったので、続けることができたと思います。

―ありがとうございます。続いて、お仕事についてお話を伺います。現在どのようなお仕事をされているのでしょうか?

総務関係の仕事をしています。取引先の注文集計や発注、荷物の検品を行っています。9時半~17時まで業務を行い、夜は練習というスケジュールです。

―職場の雰囲気はいかがでしょうか?

とても良い環境で仕事に取り組めていると感じています。

入社当初は右も左もわからない日々が続きましたが、社内のみんなが応援してくれますし、優しく指導してくれるおかげで仕事に余裕が出てきました。

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社内のスタッフは基本的にスポーツが好きな方ばかりですし、特にサッカーが好きな方が多く、耳に入る話はサッカーの話題ばかりです。

入社して気付いたことは、加茂商事はサッカーの試合運営や選手のマネジメントも行っている企業なので、選手の目線だけでは気付くことが出来なかった発見や、私達の活動を支えてくれている方への感謝の気持ちに気付くことが出来ました。

会社もチームも周りの環境と人に恵まれたと本当に思っています。

―デュアルキャリアを目指そうと思った経緯を教えてください。

大学4年生の時に、就職をするか。それとも、サッカーを続けるか迷いました。
色々と考えた結果、選手として「まだやれる」という気持ちと、サッカーが好きという気持ちを大切にしようと考え、決断しました。

今はサッカーが好きという想いが原動力になっています。

―デュアルキャリアについてどのように考えていらっしゃいますか?

競技を中心に自分で時間を調整できる仕事もあると思いますが、私は今の仕事が楽しいですし、自分の力になると考えています。

デュアルキャリアは大変ですが、今経験していることは未来につながると思っています。

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※写真はご本人提供

―実際にデュアルキャリアを経験して、感じていることはありますか?

サッカー以外の場所や人との関りは、アスリートとして成長できる環境がありますし、応援してくれる人のために頑張りたいと考えるようになりました。

この気持ちがプレーに出ていると感じています。

学生の頃よりも、デュアルキャリアを実践してからの方がモチベーション高く、サッカーに取り組めていると思います。
働きながらプレーをすることで、周りの環境、人への感謝の気持ち、恩返しの想いが芽生え、もっと力を発揮できるようになりました。

デュアルキャリアは、競技者・人として成長に繋がります。

―最後に、安田さんの今後の目標を教えて下さい。

まず、競技では、試合に出場し、自分のプレースタイル(スピード、裏を狙う意識)を披露したいです。私の持ち味は強気なプレーだと思っています。

とにかく、点を取ることが好きなんです。サッカーを始めた時から点を取ることしか考えていません。攻めて点を取りに行く私のスタイルを貫こうと思います。

そして、仕事では、人のために役に立つ仕事がしたいと思います。
加茂商事に入社しアスリートとして成長させていただく環境に出会う事ができました。目の前でスポーツ(サッカー)を支えている人を見て、自分もいつか支えることができたらと考えています。

私のために協力してくれる方、応援してくれる人がいることに気付きました。だからこそ、私も誰かのために時間を使いたいと思っています。そして、誰かに寄り添うことができる人間を目指していきます。

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