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【デュアルキャリアアスリートの挑戦】バルドラール浦安 田中晃輝選手

こんにちは。スポナビアスリート事務局です。

今回はスポーツと仕事を両立して、活躍しているデュアルキャリアアスリートをご紹介いたします。

※「デュアルキャリア」とは?
デュアルキャリアとは、「人」としての人生を"歩みながら"「競技者」としての人生を歩むための考えです。


今回は、バルドラール浦安にて、フットサル選手として活躍中の田中晃輝選手にお話を伺いしました。

田中晃輝 選手プロフィール

写真提供:バルドラール浦安

氏名    :田中晃輝(たなか こうき)
ポジション :FP(フィールドプレーヤー)
出身地   :大阪府

勤務先   :株式会社久門製作所
職種    :製造職
水・ガス・油・蒸気など、様々な流体を制御する役割を果たす「バルブ」を主要に取り扱う専門商社で、化学・食品・自動車など世の中の多彩なモノづくりを支えています。
http://www.hisakado.co.jp/

サッカー・フットサルとの出会い

ー競技を始めたきっかけを教えてください。
2歳頃、両親からサッカーボールを貰ったことが、サッカーを始めるきっかけです。毎日家のガレージでボールを蹴ることに夢中になっていました。両親からサッカーボールを貰っていなかったら、絶対にサッカーをしていないと思うので、出会いをくれた両親には本当に感謝しています。

小学校に通い始めた頃、ボールに触れることが楽しかったので、サッカーだけでなくフットサルのスクールにも通っていました。ただ、高学年の頃には、本気で頑張ってみようと、サッカー1本に絞りました。

高校では憧れの高校サッカー部に入ることができましたが、練習内容が合わず、2年生の夏、約2か月間サッカーから離れた期間がありました。その期間中は、ボールを蹴ることもありませんでした。そんな時に小学生の時に通っていたフットサルスクールのコーチから連絡を受け、チームに誘われてフットサルを再開しました。その時、自分の中でフットサルがすごくフィットした感覚がありました。幼少期にガレージでボールを蹴っていた時のように、気づいたら夢中になってボールを蹴っていましたね。

写真提供:バルドラール浦安

バルドラール浦安について

ー今の所属チームについて教えてください。
現在、私はFリーグ(プロフットサルリーグ)の1部に所属しているチーム、バルドラール浦安でプレーしています。このチームは外国人選手も含めて、選手層が厚く、またコーチ陣も豊富な経験を持っています。さらに、女子チームや下部組織チームもあります。他のチームでは高校生からが主流となっている下部組織ですが、バルドラール浦安では中学生からチーム編成されています。チームの雰囲気はとても良く、私は凄く恵まれた環境でプレーできていると感じています。

写真提供:バルドラール浦安

※2023年5/15〜5/21で行われた「Fリーグ オーシャンカップ2023」にて、バルドラール浦安が準優勝いたしました。田中選手も2ゴールの大活躍。おめでとうございます!

デュアルキャリアについて

ー今の仕事内容について教えてください。
現在は管工機材(バルブなど)の組み立てや梱包の仕事をしています。なかなかイメージしづらいと思いますが、みなさんの身近なところに管工機材は使われています。水道の蛇口や、排水管なども管工機材に含まれます。

ー競技と仕事を両立してみて、いかがですか?
競技と仕事の両立は大変な側面もありますが、私は仕事を通して学んだことは、競技に活かされていると感じています。例えば、生産の遅れが出ないように、一つ一つの作業に時間の目標設定をしております。また、それをクリアする為に様々な点で創意工夫して行っています。 この経験は競技においても同じです。目標を持ち、その達成に向けて努力することで、初めて結果が得られるのです。私は今後も仕事と競技の両方に全力で取り組みたいと考えています。

・1日のスケジュール
06:00     起床
09:00~17:30 仕事
21:00~23:00 練習
01:00     就寝
練習がない日は職場近くのジムで筋トレをしてから出社しています!

ー最後に、競技と仕事の目標を教えてください。
昨年、トップチームに昇格することができましたが、残念ながら試合に出場する機会は限られていました。試合で自分の実力を示し、存在感をアピールしていきたいと思っています。そこからはさらに上を目指し、日本代表に選ばれて、フットサルのW杯に出場したいです。満足した時点で終わりだと思っているので、いけるところまで上を目指していきたいです。

また、仕事においても自分の成長を目指していきたいです。1年間の勤務で、徐々に自分一人で任せていただける仕事が増えてきました。 しかし、まだ多くの管工機材の組み立てる仕事があります。1人で出来る仕事の幅を広げ、着実に成果を上げられるように頑張ります。

競技と仕事の両立は厳しい挑戦ではあると認識していますが、私はそこから逃げずに、常に目標に向かって取り組んでいきます。

ー取材にご協力いただきました田中晃輝選手、久門製作所様、ありがとうございました!


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