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北京五輪を楽しく見る!一足早い注目ポイント紹介【③スピードスケート編】


東京五輪の感動と興奮もまだ冷めやらぬ中ですが、実は北京五輪の開幕が2月4日に迫っています

北京五輪ではスキーやスケートなどウインタースポーツ全15種目が、20日までの15日間にわたって開催されます。また、それに向けて日本代表選出のための選手権大会などもこれから続々と行われます

例えばフィギュアスケートは、五輪以外でも毎年頻繁に大会が開催され、テレビ中継もあるのでどんな選手がいるのか、を知っている人も多いでしょう。ですがそれ以外の競技はあまりなじみのない方も多いのでは。

そこで、五輪開催前にチェックしておきたい、競技のルールや注目ポイントを紹介します。今回は「スピードスケート編」です。
五輪前にいち早く知っておけば五輪も、そして代表決定戦も楽しめること間違いなし!

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スピードスケートの種目とルールは?


冬の短距離走ともいえるスピードスケート。冬季五輪の競技で真っ先に思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
前回の平昌五輪では #小平奈緒 選手や、 #高木菜那 選手&#高木美帆 選手の高木姉妹など女子種目でのメダリストが一気に増え、注目を集めました。

種目は男女共通なのが500、1000、1500、5000Mとマススタート、チームパシュート(団体追い抜き)。男子だけ長距離の10000Mがあります。
なお、リンクは1周400Mです。

■個人種目

500Mなど個人種目はインコースとアウトコースから1人ずつ、2人1組でスタートします。スタートした後、バックストレートと呼ばれる交差区域に入ったら都度、内側と外側のレーンを入れ替わります。そうしないと距離がバラバラになりますからね。

ちなみに両者が交錯しそうになった場合ですが、アウトから出てくる選手が常に優先となります。選手同士の接触や、アウトから出てくる選手の進路を妨害したと判断された場合は、失格となります。なおイン、アウトどちらのスタートになるかは抽選で決められます。

イン・アウトどちらが有利かは選手の特徴によって異なります。
例えば500Mの場合、インならスタートして最初のカーブが急なので速度が上げづらくなりますし、逆にアウトなら加速した状態で最後のカーブに入るので転倒のリスクが出てきます
※イン・アウトの違いは下記のサイトの画像が参考になります。

実はこれまではイン・アウトそれぞれで滑った合計タイムで順位を競っていたのですが、平昌五輪からは一発勝負に切り替わっています。
選手がどっちのコートから滑走するか、にもぜひご注目ください!


■団体種目

マススタートとチームパシュートは共に団体種目
マススタートは平昌五輪から追加になった種目なのでまだなじみのない方も多いかもしれませんが、髙木菜那選手が金メダルを取った競技、といえばピンと来る方もいるかもしれませんね。

違いがわかりづらいかもしれませんので簡単に説明すると

マススタート
→16周で、各国最大二人で出場。例えば一人が他の選手を邪魔してもう一人を先に行かせたり、先に行って風よけになってもう一人の体力を温存させるなどのコンビネーションも。いわばダブルスですが、表彰されるのはあくまで一名です


チームパシュート
→男子8周、女子6周。各国三人が同時に滑りますが、全員が必ず一度は先頭になる必要があります。いかにスムーズに入れ替えられるか。陸上のバトンと言えばわかりやすいでしょう。

両競技の違いについての詳細は、下記にまとめられていますので参考にしてみてください。


日本代表が決まるのは?


各国・地域の出場枠は最大で男女各9人

11~12月に世界各地で4戦開催されるワールドカップの成績で、代表の人数が決まります(平昌五輪の日本は各8人)。


そしてワールドカップの各試合で連盟が定めた基準(平均的に3位以内に入る等)を満たせば、男女各4人までの代表が先に決定します。

残りの選手は2021年12月27日(月)~12月30日(木)に長野・エムウェーブで行われる、「北京オリンピックスピードスケート日本代表選手選考競技会」で決定します。



五輪出場が期待される注目選手は?


女子は平昌五輪のメダリストだった小平奈緒選手(500M金、1000M銀)、高木菜那選手(マススタート、パシュート金)、高木美帆選手(1000M銅、1500M銀、パシュート金)、佐藤綾乃選手(パシュート金)はワールドカップに参戦しており、成績次第ではありますが、北京五輪代表に選ばれることはほぼ確実でしょう。(※高木姉妹の高は正確にははしごだか)

先日のワールドカップの開幕戦でも500Mで小平奈緒選手が2位、1500Mで高木美帆選手が1位になるなど好調ぶりを見せています。

男子は四大会連続で入賞していた加藤条治選手がワールドカップの代表から外れるなど、世代交代が進んでいます。
その中で、初の代表入りと共に成績に期待したいのが、ワールドカップ開幕戦の500Mで1位になった、日本記録保持者(33秒83)の #新濱立也 選手。また10月の全日本距離別選手権の500Mを制した #森重航 選手もワールドカップで初の表彰台となる3位にランクインするなど、新星が続々と誕生しています。

そして28歳と遅咲きながら、昨季の主要6大会の500Mを全て34秒台で滑り5勝を挙げた #村上右磨 選手も、初の代表入りを狙います。


まとめ


スピードスケートはワールドカップなど海外での国際大会が中心ですが、感染症の流行により昨季はワールドカップへの参加を見送るなど、海外の選手との対戦経験が不足しています。
なので、12月まで開催されるワールドカップは、北京五輪代表入りがかかるだけではなく、国際大会の勘を取り戻す大事な日々でもあります。

そんな選手たちの苦労も念頭において、まずはワールドカップの結果にご注目ください!


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