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27歳になっても、自分の知らない自分がいる

底がぺらぺらの安いパンプスを履いていたせいで今日は足の裏がひどくつかれ、飲み会に行く前に入店3分でクッション性のある新しいパンプスを買った。

新しい靴に履き替えて店の外に出る。
少し歩いたところで、右足のかかとがカパッと脱げた。「ちょっと大きめのつくりになってるんですよ」、「中敷きはサービスでつけておきますね」と言っていた店員のお姉さんの言葉を思い出し、駅のトイレに寄る。

右足と左足、両方に中敷きを入れた。
先ほどより固定力が増して、安心感を覚えた。

しかしトイレを出、駅の改札を抜けて歩いている時、安心していた私の足に痛みが走った。左足のかかと付近が靴ずれしているではないか。どうやら私の足は左のほうが大きいようで、中敷きを入れると今度はきつかったらしいのだ。

道の脇に避けて、左の中敷きだけを外してまた歩く。うん、快適だ。27年もこの身体とともに生きているのに、知らないことってまだまだあるんだな。


月曜から二次会まで行っちゃって、めちゃくちゃたのしく呑んだ。今日は扇町で。京橋でその良さを体感してから、似たようなメンツで集まると立ち飲み屋に寄るようになった。圧倒的安さ、それでいてうまい。ガヤガヤした雰囲気もまた一興。そしてさっき、帰宅した。

「私の足、左足のほうがおっきいねや〜」とほろ酔いの頭で思いながら、壁に両かかとをくっつけて比べてみたら本当におどろいた。

足の大きさが、左と右で1センチくらい差があった。自分が思っていた以上に、明らかにサイズが違っていたのである。

ふだん私が履いている24.5センチは、甲高幅広の影響だけじゃなく、意識せぬまま左足に合わさっていたんだな。

これからはすべての靴に、右足用の中敷きだけを敷こう。私が脱いだ靴を他人が見たらおどろくだろうが、私はこうすることによって自分のバランスをひとつ、正常に戻すことができるのだ。

自分のことを、自分のことだからと過信しないほうがいい。
そういう学びを得た月曜だった。

#日記 #学び #靴ずれ

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