【パラグアイ🇵🇾での最初の練習を終えて】

【パラグアイでの最初の練習を終えて】



1/10 金曜日
14時〜17時 アスンシオン 最高気温36度

今日は平日の為、野球場ではなく近くの広場。

○参加者
12歳以下の子供たち12名
→指導者の方は仕事の為、不参加。
父兄の方々が数名見学。

○練習内容
アップ(ストレッチ、ダッシュなど)
→普段からチームで取り組んでいるものをやってもらった。
ダッシュやストレッチの種類として、いろんなものをやっていてそんなに不足はなかったが、一つ一つのメニューに対してみんな3割程度の力加減でしか取り組んでいないように見受けられたので、最後にダッシュを短い距離に設定して全力で取り組むように指示して、やってもらった。
いろんなことをやるのも大切だか、焦点を絞って、それに全力を注ぐことがより大切。

〈キャッチボール、ボール回し〉
キャッチボールは今日は特に指示を出さず、どのような技術レベルなのか確認した。
そのあとみんなでボール回し!
小さめの四角形を作り取り組んだ。
初心者の選手5人は別で、更に小さい四角形で。

最初5周ノーミスという指示を出して、そのあとクリアしてからは選手自身で、次の目標設定をしたり、途中で作戦会議なども入れて、選手同士でどのようなミスがたくさん発生したか、それを防ぐにはどうするかなどの話し合いをさせてみた結果、そのあと選手同士の会話も増え、最初の5周ノーミスから10周ノーミスまでクリアできたので良かったと思う。

やはり子供の練習は、目標回数を設定したり、タイムを測ったりなど、具体的な数字を最初に明確にして、設定してあげると良いモチベーションになって、そこを目指して子供たちで試行錯誤しながら、途中で諦めそうになりながらも勝手に頑張ってくれる!

指導者としてはそれを盛り上げること、
子供が考えること、工夫することを手助けすることに徹する!

そこでも、頃合いをみて終わりの時間や、ラスト何回チャレンジできるかなど、デッドラインも明確にしてあげることで、子供たちがそれまでにない集中力を発揮し、目標を達成できることがよくある。

今日もラスト2回チャンスという場面で、最後の10周ノーミスを達成した。

〈軽めのノック〉
限られたスペースの中で、軽く15分ほどノック、12人を1箇所ではなくて、2箇所に分けて、常にダブルプレーの動きでノックを行った。
2箇所にして、あえて別の選手へのトスを挟むことで、選手の待ち時間、暇になる時間をなるべく減らすことが狙い。

〈フライ、背走の練習〉
これはブラジルのときからの自分のお家芸。
狭いスペースでも、動きながら動くボールをキャッチする良い練習になった。
また各選手がどの程度動けるのかよくわかった。
初めてやる選手はどうしてもグローブを先に出して走る傾向があるので、走るのが先で、グローブを出すのは最後のキャッチする直前ということを伝える必要あり。

〈ピッチング練習(希望者〉〉
最後の20分程は余裕があったので、ピッチング練習の時間。
ピッチングやりたい子は誰でもピッチングしていいよと指示した結果、最初は自分はピッチャーじゃないからやらないと言っていた子もピッチング練習をやり出して、結局ほとんどみんな楽しそうにピッチング練習をしていた。
やはりみんなピッチャーの練習は楽しい。
ピッチャーできた方が野球楽しくなる。
子供の年代からポジションを固定しすぎるのはあまり良くない。

◉これは昨日パラグアイ野球連盟の会長とお話させて頂いた中でも出たひとつの課題であるが、パラグアイ野球人口はそんなに多くない中、各チームもギリギリの人数でやっている中で、大会での勝ちを目指す結果、どうしてもポジションを固定してしまい、1人のピッチャーに負担がいく傾向があるそう。
そして球数制限の導入も提案しているそうだが、なかなか受け入れられない現状があるそう。実際に1人でピッチャーとして頑張ってきた選手は大人になって故障してしまい、野球選手を続けられなくなり、パラグアイ大人の野球チームでプレーできていないという事実もあるそう。
非常にパラグアイの野球の問題も、現在いろいろと話し合いが行われている日本の野球の問題と似た面があると感じた。

ここに対して、球数制限が導入させれているブラジル野球界で2年間指導者として、チーム作りをした自分の経験をパラグアイ野球へ、そしてゆくゆくは日本の野球界にも還元できたらと思う。
ブラジルのときも10人ほどのチームだったが、球数制限もあるし、トーナメントではなくリーグ戦の為、1日確実に2試合、1試合2人のピッチャーは最低限必要という状況だったので、必然的に5〜6人のピッチャーは絶対に必要だったので、10人程のチームだったので全員ピッチャーできるように、みんなピッチング練習をさせていた。

すると、大したことなかった選手でも意外とピッチャーできるように成長して、試合でも投げられるようになっていたので、この経験などをうまくパラグアイ野球の関係者の方々にも伝えていけたらと思う。

以上
パラグアイで初めて練習をしてみての感想でした!!

この1ヶ月間はこのような形で、noteでも動画でも自分の学びや気付きその都度まとめて、できる限り発信していきます!

明日、土曜日は野球場で午後練習!
明後日、日曜日は1日練習の予定!

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