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【リリース】night junkie EP

こんにちは、ふえです。久しぶりにEPをリリース致しました。夜をテーマにしたnight junkie EPという作品です。でもEPってそんなポンポン出せるものでも無いので毎回久しぶりになる気がします。

あ、boothでも買えます。

さてこのnoteでダラダラと今回の収録曲について解説というか、裏話というか、書いていこうと思います。

01 night junkie
表題曲ではあるのですが、一番最後に作った曲です。
ちょっと前にHercelotさんがサンプルを細かく繋ぎ合わせたGarageでバズっていたのですが、それを見て「俺もこれやりたい!」と思って作った曲です。これはDnBですけど。偶然Hizuruさんが同じような事をやっていて、しかもめちゃくちゃ格好良いトラックだったので内心とても焦っていました。
本来ある程度直感的にサンプルを組み合わせて作るものだと思うのですが、私の場合一度メロディを書いた後にそのmidiを細かく色んな楽器に割り当てたり、サンプルをピッチベンドさせて鳴らしています。
わざと突拍子も無い変なメロディを作ったのですが、音をバラすとちゃんと格好良くなってびっくり。
前半は割とルーズめなhalftime DnB、後半でテンポ倍にとって一気にぐわあっていきます。アーメンブレイク久しぶりに使った気がする。

02 firefly
去年の夏か秋くらいには大体出来てた曲です。自分なりに本気で作ったUK garage/2stepです。DombreskyのBe Realとストリングのサンプルが被っていますがこの曲は後から知りました。
とにかくストリングのループが格好良くて、このフレーズにどんどん肉付けしていく形で作りました。
ラップが抜けた後にエレピソロ→サックスソロ→トランペットソロと続くのですが、サックスはサンプルでエレピとトランペットが打ち込み。ソロ回しにさらっとループのフレーズを混ぜるのはよくやります。
トランペットの部分で半音上への転調を3回繰り返した後に短三度転調で元のキーに返ってきます。こういうトリッキーなパートはremixとかだと入れにくいのでオリジナルでやりたくなる。

ところで日本では幻想的なイメージの強い蛍ですが、英国だと土ボタルっていう凶暴な虫のイメージが強いらしいです。

03 Blue Lightning
日本語訳すると元ネタが分かります。というかモロバレな気がします。どうか怒られませんように……
四つ打ち自体はよく作るのですが、J-popみたいなのが多いので、こういうネタ物Disco/Filter Houseはちゃんと作ったの初めてです。今回のEPは暗めだったり落ち着いた曲ばかりなのですが、唯一のアゲアゲミュージックかもしれない。
意図的に古くさいというか昔っぽい音を狙ったのですが割と出来た気がします。こういう曲はやっぱ箱で聞いてこそ盛り上がるので早く皆でまたクラブ行きたいね。

最後のmove your bodyの声ネタクソデカすぎん???

04 トバリ
これは去年の春先くらいに作った記憶があります。「夜の帳」という表現からイメージを膨らませて、夜がカーテンみたいに陽の光を遮る幕だったら…みたいなのを意識して作った気がします、多分。かなり優しいというか穏やかな曲なんですが、自分の中で夜って優しいけど怖いものなんですよね。物凄く優しいんだけど、それに甘えてるとズブズブ駄目になっていきそうというか?
ぼくは甘やかしてくれるお姉さんが欲しいです。
Diverse System様のworks.afterに参加させて頂いた時のkokuriという曲があるのですが、この曲はkokuriの前編というか、元ネタのような曲です。語感も似てる。

05 smoky story
SDVXの公募のために昔作った曲です。VIVID WAVE稼働記念だったので2018年の末くらいに作ったのかな、確か。結果は残念だったんですけど個人的にお気に入りの曲なのでここでリリースとしました。
KOAN soundとかMr. billみたいな生音お洒落系Glitch hop…のつもりです。かなり細かく打ち込んでいて、ハイハットの細かいニュアンスとかベースはこだわりポイント。コードも何気に凝ってますね。
ギターを友人のtonicwaterに弾いてもらいました。楽器が上手いのは勿論なんですけど、funkやacid jazzを消化していった鮮やかな彼のトラックが私は好きです。

06 機械仕掛けの月明かり (rework)
僕にとって思い入れのある曲で、このreworkをリリースするためのEPと言っても過言では無いです。2017年の春だったと思うんですけど、僕がはじめてコンピに参加して、M3から出したのがこの曲でした。今聴くと流石に色々と恥ずかしい出来なのですが曲自体は好きなので、今の自分でちゃんとこの曲を書き直したくて作りました。
ぼくは一時期NOMAKやre:plusといった国産のjazzy hiphopにどハマりしていたのですが、まさにそんな感じの曲です。boom bapスタイルのビートに綺麗なピアノ、耽美なストリング、ド直球。

07 firefly (Kijibato remix)
最近よくつるんでるキジバト君にfireflyのremixをお願いしました。特に何も指定せずに好きなようにやってもらったのですが、原曲の進行や転調を生かしつつelcero swingにしてくれました。最高。ドロップがミョンミョン言ってるのも良い。サックスとユニゾン?ハモってるのか?これ?分からないけど噛み合ってるとこ格好いいですね。
そういえば彼はオルガンを世界一良い楽器だと思っているらしいのですが、この手のジャンルはオルガンがやっぱ映える。

08 機械仕掛けの月明かり (Virtual Cat remix)
実はこの曲のremixをバーチャルねこさんにお願いしたのはとっても前でして、どのくらい前かというとねこさんの活動当初くらいです…… 制作して頂いてからリリースまで本当に時間が空いてしまい申し訳ない限りなのですが、なんとかリリース出来たので取り敢えずホッとしております。
lo-fi hiphopは先述のjazzy hiphopから派生していった節があるのですが(ルーツの1つがNujabesとされている)、この曲のremixならlo-fi hiphopしかない、lo-fi hiphopならバーチャルねこさんしかいない、みたいな決め打ちを自分の中でしてお願いをしました。
もう本当に最高のVirtual Catサウンドでremixを作っていただけたので本当に世に出せてよかった……

こんな感じですかね。本当にダラダラと書いてしまった。

よろしければ是非聞いてみてください。

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