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「熱量が感じられなかったエスパルス」

J1リーグ 清水エスパルス vs 鹿島アントラーズ

2022年10月29日 @アイスタスタジアム


 前節アディショナルタイムで追いつかれた悔しさはどこに行ったのだろう。
試合後には、そんな感情が残った試合だった。

集合写真

 清水エスパルスは、残留に向けて絶対欲しい勝ち点3を目指し、得点王争いをするFW9チアゴ・サンタナとアカデミー出身FW45北川航也の二人に期待して臨んだ。前半14分、コーナーキックからサンタナのヘディングシュート。
20分、左サィドで北川とDF29山原怜音のコンビネーションから山原がシュート。
さらに29分にはアントラーズのシュートを権田が素晴らしいクリアで失点を許さない。ホームで自分達のゲーム運びが出来ると思ったところで、38分に北川が怪我で交代してしまった。交代で入った乾も攻撃のアクセントになるもののゴールには結びつかない。すると後半11分、クリアボールが相手選手に当たり、まさかの失点。その後、なんとしても勝利が欲しいエスパルスは、アントラーズゴールに攻めるものの迫力に乏しく、選手のプレーからも必死さを、もっと感じたかった。このホームの敗戦で、J1残留が限りなく厳しくなった。


エスパルス ラストチャンス

 静岡からJ1チームがなくなる危機を前に思うことは、「ラスト3節は、毎試合ファイナルと思って臨んで欲しかった」という事。現メンバーならMF6竹内涼らフィールドプレーヤーでチーム内に熱く鼓舞する選手をメンバーに入れて欲しかった。さらに元エスパルスで、引退を発表した鄭大世のような、無駄でもいいぐらいな熱量を感じさせてくれる熱血漢が必要だった。


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