「澤登監督率いるエスパルスユース　試合終了直前に追いつかれる」

高円宮杯プレミアリーグ 2022 WESTプリンスリーグ
清水エスパルスユース　vs　ガンバ大阪ユース　
２０２２年６月２６日　@アイスタスタジアム

今シーズンから清水エスパルスユースを率いる澤登正朗監督が育成年代で数々の日本代表選手を送り出してきたガンバ大阪ユースに対して、ホームのアイスタで勝利を目指す。

前半

エスパルスユースは、ＧＫからパスを繋いで攻撃を組み立てていくプレースタイルだ。
試合開始早々、エスパルスは右サイドにワンタッチで叩いたボールをＭＦ８田中侍賢が持ち込んでシュートを放つもののサイドネット。
その後も、田中を中心とした右サイドが攻撃の核となって、何度かチャンスを作る。
そのチャレンジがアディショナルタイムに実る。右サイドで田中が２人の相手ディフェンダーの間をドリブルで抜き去りシュート。ＧＫに防がれるものの、こぼれ球をＦＷ９成澤夢行キャプテンが押し込んでエスパルス先制。
後半に入いると１８分、セットプレーのチャンスに澤登監督が「ここで決めろよ」と激を飛ばすと、ＤＦ４和田晃生が頭で押し込み、２対０と引き離す。

後半

その後、ガンバユースが何度もエスパルスゴールに襲い掛かると、後半３６分エスパルスは苦手なセットプレーから失点。追加点の欲しいエスパルスも、右サイドを上がったＭＦ１４渡邊啓佳のクロスに、途中出場のＭＦ１３加藤大也がニアに飛び込むもののＧＫに防がれる。するとエスパルスは後半アディショナルタイムに再びＣＫから失点して同点で試合終了。リーグ最下位のガンバに対して痛い引き分け。澤登監督も開口一番「勝ちたかった」と、無念さをにじませていた。

試合終了後

エスパルスは勝ち点２を落としたものの、今後については明るい希望もあった。右サイドの攻撃は十分機能していた。さらに高校１年生で先発に名を連ねたボランチのＭＦ２２矢田龍之介の相手が来ても動じない、落ちついたボールキープには驚いた。Ｕ１６代表だけはあるなと・・・。
パスを大事にしたサッカーで、チーム力を上げていく澤登監督の手腕に期待したい。