「エスパルス　記念すべき30周年にJ2降格」

Ｊ１リーグ　コンサドーレ札幌　vs　清水エスパルス

２０２２年１１月５日　@札幌ドーム

　靜岡から多くのサポーターが北の大地に駆けつけた中、行われた最終戦。自力で

は残留できない清水エスパルスにとって、勝利で意地を見せたいところだった。

　コンサドーレ札幌に先制されてのぞんだ後半。4分に得点王FW9チアゴが同点ゴール。そしてその2分後、ワンツーで抜け出したMF18白崎凌兵の勝ち越しゴールが決まると、エスパルスサポーターの声援がドームに大きく響く。その後、コンサドーレに同点にされるものの、33分ゴール前の混戦からMF8ホナウドが押し込んで再び勝ち越すと、奇跡が起きると信じたサポーターのボルテージは最高潮へ。他スタジアムでは、磐田と京都の試合に動きがない中、さらにゴール奪いたかったエスパルスだったが、逆にペトロヴィッチ監督が作ったチームらしいゴールなどでコンサドーレに大逆転されて試合終了。エスパルスは、試合を勝ちきれないという今シーズンを象徴する試合をまたもや見せてしまった。

　エスパルス創立３０周年イヤーに、まさかの降格。涙を流せばいいものではないが、試合終了後のサンタナの涙は悔しさが伝わってきた。日本人選手でエスパルスのために涙を流せた選手は何人いたのだろうと思うと、このチーム編成をした大熊清GMに、どういう理由でメンバー編成をしたか、問いただしたい。

試合終了