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メキシコ コロナ禍の観光関連の現状まとめ⑪

メキシコ連邦政府は全国の信号情報を更新しました。
1 9月3日、メキシコ連邦政府は、全国の信号情報(新感染症危険情報)を以下のとおり更新しました。
   適用期間は基本的に9月6日〜9月19日となります。
・「赤色」(0州):   *7州から減少
病床65%以上が埋まっており、2週間感染者数が増加傾向。公共機関、学校など閉鎖。健康上のリスクを持つ人は外出不可
・「橙色」(17州):  *入れ替りはあるが、17州を継続
病床65%以下が埋まっており、2週間感染者数が減少傾向。公共機関、学校など一部解除。健康上のリスクを持つ人も外出可
アグアスカリエンテス州、カンペチェ州、コリマ州、ゲレロ州、イダルゴ州、メキシコ州、モレロス州、ヌエボレオン州、
プエブラ州、ケレタロ州、サンルイス・ポトシ州、ソノラ州、タバスコ州、タマウリパス州、トラスカラ州、ベラクルス州、
ユカタン州
・「黄色」(13州): *7州から6州増
2週間の入院者数、感染者数が減少。公共機関、学校など
一部例外を除き、商業施設は収容人数の50-75%で営業可
バハカリフォルニア州、南バハカリフォルニア州、コアウイラ州、
ドゥランゴ州、グアナフアト州、ハリスコ州、メキシコ市、ミチョアカン州、ナヤリット州、オアハカ州、キンタナ・ロー州、シナロア州、サカテ
・「緑色」(2州):  *1州から1州増
基礎的な衛生防疫措置を講じれば、特段の制約なし
チアパス州、チワワ州

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新型コロナウイルス感染症発生状況(9月4日正午現在

 メキシコ全土  (人口: 1億2891万人 世界10位)
(1)累計症例数:3,405,294名(前日比17,409名増)⇒ 世界16番目
(2)累計死亡者数:262,221名(前日から725名増)⇒ 世界4番目

その他

・メキシコは感染再拡大の状態となっており、国内の多いこと。
医療体制が脆弱なことから、感染者数に比して死亡者数が多く、
実際の数字は公表されている数字から60%多いのではと報道されています。
・米国国境における不要不急の移動制限が,9月21日まで延長されています。
・尚、グアテマラ、ベリーズの陸路国境においても、不要不急の移動制限が,9月21日まで延長されています。
・米国政府は、1月26日以降空路で米国へ入国する者に対し、ウイルス検査の陰性証明の提出(PCRまたは抗原検査)を義務付けていますが、メキシコ政府は米国人含め、基本的に空路入国に何も義務付けていません。その為、米国はじめ中南米からの観光客がカンクンなどカリブ海側リゾートやロスカボスで増加しました。
・一方でメキシコの富裕層は米国へ「ワクチン接種」に行く旅行が増加傾向にあります。
・外国人のメキシコ空路入国時に「ブエラ・セグーロ」にてQRコード取得が必要です。https://www.vuelaseguro.com
・ワクチン接種は日本と異なり、ファイザー、モデルノ、アストラゼネカ、スプートニク、シノバック等、政府としては「手当たり次第。治験や安全性は度外視」で確保を進めている状況が、慎重な日本と大違いです。現在メキシコでは30-39歳が2回目の接種対象。何時の間にか日本に圧倒的に抜かれています。
ワクチン接種状況(9月4日現在): 
メキシコ全体:85,845,792本 …2回目の接種をした人の数を含む
日本全体:133,058,203本 …2回目の接種をした人の数を含む
・日本政府の水際対策において、メキシコは継続して対象国となっています。メキシコ在住日本人は帰国時にPCR検査の陰性証明(72時間以内の検査)+2週間の自主隔離(公共交通機関利用不可)が必要な上、3月19日以降は位置情報把握の為、スマホの携帯が義務付け(スマホがない場合は要レンタル)られます。
メキシコ人旅行者は原則的に日本へのビザは不要ですが、現在は引き続き入国不可となっています。
・第3波は収まりつつありますが、「緑」信号はチアパスとチワワの2州のみとなっています。
・ANA(成田⇔メキシコシティ直行便)は、12月から週7便、デイリー運行に戻っています。
・インタージェット、アエロメヒコ共に国際線・国内線ともに運休・キャンセルが相次いでいます。アエロメヒコは8月末まで成田線(直行便)の運休を発表しており、日本メキシコ商工会議所からも脱会しています。

観光情報 (一部訂正)

前回紹介させて頂きました「先月行われた第44回世界遺産委員会拡大会合において7月27日に新規登録された「トラスカラ大聖堂と修道院施設」を紹介します。メキシコで36箇所目の登録となります。」についてですが、前回36番目の登録と紹介し、メキシコの複数の報道でも同様の表現を使っていましたが、厳密には1994年登録の「ポポカテペトル山麓の16世紀初頭修道院群」の構成遺産の1箇所としての追加登録という認識が正しいようです。大変に申し訳ございませんでした。 但し、トラスカラは今後ツアーの訪問先に組み込むには充分な魅力があることことは変わりません。
メキシコシティから近いのに田舎の風情が色濃く残るトラスカラ… 今月号のTabiTabiTOYOにて特集しました。Web版で是非ご一読下さい。
https://issuu.com/tabitabitoyo/docs/tabitabitoyosep22

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