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メキシコ コロナ禍の観光関連の現状まとめ⑩と新世界遺産登録情報!

連邦政府は全国の信号情報を更新しました。
1 8月20日、メキシコ連邦政府は、全国の信号情報(新感染症危険情報)を以下のとおり更新しました。
   適用期間は基本的に8月23日〜9月5日となります。
・「赤色」(7州):   *7州のまま。但し、変動あり
病床65%以上が埋まっており、2週間感染者数が増加傾向。公共機関、学校など閉鎖。健康上のリスクを持つ人は外出不可
コリマ州、ゲレロ州、イダルゴ州、ヌエボレオン州、プエブラ州、タバスコ州、タマウリパス州
・「橙色」(17州):  *15州から2州増
病床65%以下が埋まっており、2週間感染者数が減少傾向。公共機関、学校など一部解除。健康上のリスクを持つ人も外出可
アグアスカリエンテス州、カンペチェ州、ドゥランゴ州、ハリスコ州、メキシコ市、メキシコ州、ミチョアカン州、モレロス州、ナヤリット州、オアハカ州、ケレタロ州、キンタナ・ロー州、サンルイス・ポトシ州、ソノラ州、トラスカラ州、ベラクルス州、サカテカス州
・「黄色」(7州): *9州から2州減
2週間の入院者数、感染者数が減少。公共機関、学校など一部例外を除き、商業施設は収容人数の50-75%で営業可
バハカリフォルニア州、南バハカリフォルニア州、チワワ州、コアウイラ州、グアナフアト州、シナロア州、ユカタン州
・「緑色」(1州):  *1州のまま変動なし
  基礎的な衛生防疫措置を講じれば、特段の制約なし   チアパス州

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新型コロナウイルス感染症発生状況。

メキシコ全土
(1)累計症例数:3,197,317名(前日から21,943名増) ⇒ 世界16番目
(2)累計死亡者数:252,080名(前日から775名増) ⇒ 世界4番目

メキシコ市のみ(日本の人口の10分の1)
(1)累計症例数:864,599名(前日から4,366名増)  
日本:1,283,836名(前日から25,492名増)
(2)累計死亡者数:36,976名(前日から67名増)
日本:15,608名(前日から40名増)

その他

・メキシコは感染再拡大の状態となっており、国内の報道では「第3波」と言われています。メキシコは重症化し易い糖尿病、高血圧、肥満症が多いこと。医療体制が脆弱なことから、感染者数に比して死者数が多く、実際の死者数は公表されている数字から60%多いのではと報道されています。
・米国国境における不要不急の移動制限が,9月21日まで延長されています。
・尚、グアテマラ、ベリーズの陸路国境においても、不要不急の移動制限が,9月21日まで延長されています。
・米国政府は、1月26日以降空路で米国へ入国する者に対し、ウイルス検査の陰性証明の提出(PCRまたは抗原検査)を義務付けていますが、メキシコ政府は米国人含め、基本的に空路入国に何も義務付けていません。その為、米国はじめ中南米からの観光客がカンクンなどカリブ海側リゾートやロスカボスで増加しました。
・一方でメキシコの富裕層は米国へ「ワクチン接種」に行く旅行が増加傾向にあります。
・外国人のメキシコ空路入国時に「ブエラ・セグーロ」にてQRコード取得が必要です。https://www.vuelaseguro.com

・ワクチン接種は日本と異なり、ファイザー、モデルノ、アストラゼネカ、スプートニク、シノバック等、政府としては「手当たり次第。治験や安全性は度外視」という危機感で確保を進めている状況。現在は30-39歳が2回目の接種対象となっています。何時の間にか日本に圧倒的に抜かれてしまいました。
ワクチン接種状況(8月21日現在): 
メキシコ 全体  : 79,933,762本 …2回目の接種をした人の数を含む
日本(比較用)全体:115,739,998本 …2回目の接種をした人の数を含む
・日本政府の水際対策において、メキシコは継続して対象国となっています。メキシコ在住日本人は帰国時にPCR検査の陰性証明(72時間以内の検査)+2週間の自主隔離(公共交通機関利用不可)が必要な上、3月19日以降は位置情報把握の為、スマホの携帯が義務付け(スマホがない場合は要レンタル)られます。メキシコ人旅行者は原則的に日本へのビザは不要ですが、現在は引き続き入国不可となっています。
・極端なリバウンドにより、「緑」信号はチアパス州1州のみとなっています。
・ANA(成田⇔メキシコシティ直行便)は、12月から週7便、デイリー運行に戻っています。
・インタージェット、アエロメヒコ共に国際線・国内線ともに運休・キャンセルが相次いでいます。アエロメヒコは8月末まで成田線(直行便)の運休を発表しており、日本メキシコ商工会議所からも脱会しています。

ちょっと明るい話題:現地スタッフの視察レポート(新世界遺産トラスカラ大聖堂と修道院施設)

闘牛場 

・コロナ情報だけでは残念なので、観光的な明るい話題として先月行われた第44回世界遺産委員会拡大会合において7月27日に新規登録された「トラスカラ大聖堂と修道院施設」を紹介します。メキシコで36箇所目の登録となります。
メキシコシティから東へ約2時間。プエブラから北へ1時間弱に位置する
トラスカラ州の州都トラスカラ・デ・シコテンカトルの大聖堂(Catedral
de nuestra señora de la asunsión)は、1527年フランシスコ会修道院として建立。精緻且つ荘厳な祭壇のレタブロが印象的。且つ、神に仕える場所にアメリカ大陸で最も古い闘牛場が隣接しているのも珍しい(大聖堂の敷地から闘牛=殺戮が目に入る)光景です。
15日に視察して来ましたが、既に世界遺産プレートも設置され、町の
教会や広場など至るところで修復作業や改装工事が行われていました。
コロナ後にはメキシコシティからの日帰りツアー先として、魅力的なルート
を提案出来るという印象を持ちました。




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