Oda(エリア杯+)(共同主催) | Premier League スタッフインタビュー

Splatoon2で行われているPremier League、裏で活躍しているスタッフを紹介するスタッフインタビューです。

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スタッフ名
Oda(エリア杯+)
https://twitter.com/oda_off/

スプラ歴
Wii版Splatoonの発売日ごろから

今までにPremier League以外にかかわった大会
<主催>
エリア杯+、ベストイカップル杯シリーズ、SplatJapanLeague、PlatinumCup(オン・オフ)、SplashGo!(オフ)、SplatChampionship(CS)、SSOpen
<運営>
PACAO杯

Premier Leagueでの主な役割を教えてください
発起人で共同主催です。リーグ戦そのものや周辺コンテンツの企画立案から海外運営交渉など、全体のディレクションとプロデューサーを兼ねた立場になります。

Premier Leagueや個人の活動は、どのようなモチベーションで継続されているのか教えてください
Splatoonが好きで、大会運営をずっとやらせていただいています。ずっと運営をしていて、あまり後ろを振り返ることもないのでモチベーションという感覚は正直あまりないのですが…携わった大会が配信やTwitterで盛り上がっているのを見ると純粋に嬉しいですね。

基本的にずっと1人でやっていましたけど、大会が大規模になったり実況解説を入れたり、スタジオ使ってみたりと見せ方の幅を持たせていくうちに、それに伴って仲間が増えるようになりました。
大会は、作り手と見る人と運営サイドとの共同作品のようなものだと思っているので、出すからには参加される側も見る側もみんなで楽しめればという意識はもっています。自分たちも作り手の一部としてアイデアを出したりしながら楽しんでやっています。

自分は忙しくなった時、もっと忙しくしてまうタイプで、二重三重で大会を運営をしてしまうことがよくあります。配信スキルだったり、大量の参加チームの勝利報告を対戦表に反映させるのをどうすばやく回すかとか、色々な課題が見つかるたびに省力化を重ねてきています。
その中でやらなくていいこととか、自分のプライドでつけていた無駄な部分が無くなって、だんだんとスリムな運営ができるようになってきていると思います。イカップル杯とかはsplatoon2で、恐らく世界最大の参加者数ですが色々な方の尽力で結構な省力化が図れています。
サポートしてくださる方々、ありがとうございます。

特に今回こだわったことや工夫していることがあれば教えてください
Premier Leagueについては、プレイヤーが楽しんでくれるのはもちろんですが、裏テーマも持って運営しています。
それは、観る側の方に色々な楽しみ方を提供したい、というもので
・見る楽しみ方
・聞いて楽しむ方
・時系列をずらして楽しむ方(ブログやアーカイブなど)
など、視聴者の方に色々な方法で楽しんでもらえればと思っています。
特に、今回トライしたオンライン特有の楽しみ方である、ディスコの副音声や応援チャンネルなどは、ゲームに限らず別の業界とかでも出来ると思います。

見る方については、配信を担当されているがまさんが主軸になられて、試合が進行していない状態でも楽しめるようにしていこうと意識していました。
キャラクターが動いていたりとか、今までと違うスコア表記の仕方や、大きなキャラがいて存在感がある画面だったりとか。ちょっとでも試合が動いていない時間でも楽しんでもらえていたら嬉しいです。

後は、見ている方全員が特定のチームのファンではないと思っていたので、試合が始まる前にステージの攻略ポイントを1個だけ覚えて試合に臨んでもらえればと思っていました。最初は、実況解説の他にデータアナリストの役割を準備するつもりでしたが、データだけ効率よく見せることが出来ればと思いそこに注力することにしました。
結果的に、各ルールのスぺシャリストを集めて攻略ポイントの作成をするデータ班が出来たのでよかったかなと思います。

対戦データが蓄積されたリーグの後半は、前半の対戦の分析やチームの能力を再定義したり、なるべく飽きが来ないように、多角的な楽しみ方を提供できればと思います。

今後やっていきたいことがあれば教えてください
いつまでもステキな大会というかみんなが集まれる場所があってほしいなと思っています。
大会に参加していた子供が親になって、その子供がスプラをやって、イカップル杯とかに出てるとか。そこまでいったら、凄い素敵だし、大会が文化になれていると思うのでそこまで育てていければと思います。
もちろんその時は必ずしも自分が運営している必要はないので、譲渡してその大会が続いていればいいなと。

後は、対戦する形式じゃない大会とかにも興味があります。どうしてもゲームの特性上「対戦する」っていう要素が発生するんですけど、そうじゃないSplatoonのイベントって作れるんじゃないかと思っています。
ずっと考えていてやりたいんですけど、忙しくてそこまで手が回っていない状態です。

同じことをやってみたい人へアドバイス
色々試行錯誤すると思うんですけど、モチベーションの維持としては、小規模でも全然いいと思うので自分の好きな大会を8チームとかの規模からやって、ぐるぐるまわしていけばいいと思います。

自分が大会を考える時は、基本的にはマトリックスを書いて、エンジョイ、ガチ、小規模、大規模の4事象に大会を配置してバランスよくやるようにしています。求められている大会の像がかわっても、それに合わせて楽しめる大会を変わらず用意できるようには考えていますね。

最後まで読んでくれた方へ
大会運営自体もスプラの楽しみ方の一つなんだなと最近はよく思います。実況解説、カメラとかも同じ。見て応援する形もあります。プレイヤー以外にもスプラの楽しみ方は色々あると思うので、好きな形でみんなで楽しみましょう!
あと、正直ゲームなので飽きる時ってあると思うんです。その時はぱっと離れるのもいいかも。
また戻ってきたくなった時に、戻りやすいように、せめて自分がやっているエンジョイ系大会の灯はともさないようにしておこうと思っています。