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16.退行催眠中間域全記録~「再誕生」

マイケル・ニュートンというセラピストがまとめた、退行催眠による「死んだ後の世界~生まれる前の世界」、いわゆる「中間域」の記録を紹介しています。

ここでは、「再誕生」について記述しています。いよいよ中間世から見る「生まれ変わり」の様子です。

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再誕生

●私の被験者はいずれも、スピリットの世界から赤ん坊の心への移行は、戻ってくる旅と比較してもっと迅速に進むと言っています。魂が赤ん坊のなかに入るときには、私たちは全知の状態からやって来ますので、肉体の生が終わったときよりも、もっと迅速に周囲の環境になじむことができます。さらにその上、母親のおなかにいるあいだにゆっくりと時間をかけて順応することができるのです。

●赤ん坊に最初に入ったときから、魂はこの世の時間を生きはじめます。魂の性格によっても違いますが、この結び付きは母親の妊娠の以前か以後にできます。
 出産の直前に入った魂のケースも扱ったことがありますが、これは普通にはないことです。私が知りえたかぎりでは、もっと早い時期に赤ん坊に入った魂でも、妊娠期間中はひんぱんに母親の子宮から出て旅をするようです。出産のあとは、魂と肉体の結び付きは完全に確立された協調関係となります。

赤ん坊は流産するかしないかはあらかじめ知っています。そのような子どもには最初から長い人生の割り当てがないのです。

五歳から六歳ごろになると魂は、その子どもから抜け出すのを完全にやめます。過去世やスピリットの世界の記憶の記憶喪失によるブロックは誕生のあとにはじまります。
人生の最初の何年間かは、子どもたちは一般に考えられているよりもずっと多くのことを知っているのです。

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※上記について考察します。

どの段階で霊魂は胎児に入ってくるのでしょうか?妊娠した時点なのでしょうか?霊界通信の一つ、シルバーバーチは下記のように伝えてきています。

~霊は妊娠中のどの時期に宿るか~
異議を唱える方が多いことと思いますが、私は二つの種子(精子と卵子)が合体して、ミニチュアの形にせよ、霊が機能するための媒体を提供した時、その時が地上生活の出発点であると申し上げます。(シルバーバーチの霊訓4 P53)

また、中絶に関しては・・・・

~中絶行為は間違っているか~
中絶の行為がなされた瞬間から、それは間違いを犯したことになります。いいですか、あなたがた人間には生命を創造する力はないのです。あなた方は生命を霊界から地上へ移す役しかしていないのです。その生命の顕現の機会を滅ぼす権利はありません。中絶は殺人と同じです。妊娠の瞬間から霊はその女性の子宮に宿っております。中絶によって物的表現の媒体を無きものにすることはできても、それに宿っていた霊は滅んでいないのです。霊的胎児のせっかくの自然な生長を阻止したことになるのです。もっとも、これも動機次第で事情が違ってきます。常に動機というものが考慮されるのです。
私の住む世界の高級霊で人工中絶を支持している霊を私は一人も知りません。が、動機を考慮しなければならない特殊な条件というものが必ずあるものです。行為そのものは絶対にいけないことですが・・・。
もしも中絶を行っている人たちが、それは単に物質を無きものにしたことで済んだ問題ではないこと、いつの日かその人たちは(医師も含まれるー役者)その中絶行為のために地上に誕生できなかった霊と対面させられることになるという事実を知れば、そうした行為はずっと少なくなるものと私は考えております。堕胎された霊が、物質界への誕生の目的が自我の開発であり、そのせっかくの機会を叶えられなかった場合は、もう一度、必要とあれば何度でも、再生してきます。(シルバーバーチの霊訓8 P130-2)

このように霊界側からは、現世に生きる私たちにとても手厳しい観方をしています。この観方は、「現世での命」に対する全ての領域に波及します。戦争、殺人、自死、死刑制度、出生前診断、更には動物虐待、肉食にも及びます。いずれ、一つ一つ考察していこうとは思っています。

過去世や中間世の記憶に関しては、イアン・スティーブンソン博士の研究では、「前世を覚えている子供たち」の大多数は、5歳から8歳までの間に前世の話をしなくなるようです。また、池川産婦人科医の「子どもは親を選んで生まれてくる」の本には、胎内記憶・誕生記憶は、六歳を過ぎると記憶の保有率が急に下がると書かれています。

「なぜ人は生まれ、そして死ぬのか(大門正幸著)」の本には、下記のように書かれています。

我々の脳は受信機だともいえる。受信周波数が「AM」=「この世の情報の受信周波数」、「FM」=「あの世の情報の受信周波数」だと仮定すると、
生まれたての赤ん坊、すなわち脳の未発達な段階では、FM放送を受信していたが、脳が発達するにつれてAM放送を受信するようになる。受信の中心がFM放送からAM放送に変わるのは7歳くらいだと考えられる。この時期は7年周期による教育を訴えたルドルフ・シュタイナーの最初の周期が終わる時期でもある。

小さな子どもさんが、宙を見て笑ったり、叫び声を上げたりすることがありますね。睡眠の時間も多いので、あの世とこの世を行き来しているのかもしれません。

以上で「マイケル・ニュートンの退行催眠中間域全記録」に関する考察は終了します。掻い摘んで紹介しましたが、更に深堀されたい方は、本をお読みくださいね。


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