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占星術の4つのアングルについて

アングル(angle, 4 angles)というのは出生図の中に4つある主要点のことで、ASC(ascendant), IC(imum coeli), DSC(descendant), MC(midheaven)のことです。
出生図は丸いですよね。その左側にあるのがASC、下がIC、右がDSC、上がMCです。ハウスと同様に、アングルは正確な出生時刻がわからないと出てきません。

ASC もしくはAC
ASCは第1ハウスと第12ハウスの間にあって、ASCが所属している星座がその人の外見や第一印象を示します。ASCの星座で性格を見ることもありますが、性格については太陽星座と月星座の方が当てはまっていて、ASCの星座はあくまで表面的なものというのが私が知り限りでは当てはまっていると思います。
例えば、ASCが乙女座だったら見た目は清潔感があってクリーンで若々しい印象、どちらかというとおとなしく真面目できっちりした性格のように見えます。派手な格好をしても清楚さが残る感じ。が、実際の性格は太陽星座や月正座や他の惑星の位置関係の影響を見ないと分かりません。中には太陽、月、ASCが全て同じ星座という人もいますが、ほとんどの人はそうではないと思います。第一印象と仲良くなってからの性格が違う、みたいな感じです。
アングルは星座だけではなく、惑星とアスペクトをとり惑星の影響も受けます。
ASCへの惑星の影響はアイデンティティへの影響になります。例えば冥王星とコンジャンクションだったら良くも悪くも自己破壊的なところがあったり、海王星だったら自己がなかなか確立せずに試行錯誤を重ねることになる、土星とコンジャンクションだったら若いうちはシャイで自己表現が苦手、など。

IC
第3ハウスと第4ハウスの間に位置していて、幼少時代や家族との関係やインナーチャイルドやルーツを示します。ASCに比べてあまり重要視されていませんが、性格形成に重要な影響を与える部分です。太陽や月は先天的な性格で、ICの方は後天的な性格や環境に対する反応の仕方とも言えます。例えばICが射手座だったら、一箇所にとどまるのが苦手で変化を好み仕事や住む場所をよく変える、外国文化も好きで旅行好きなど。

DSC もしくはDC
第6ハウスと第7ハウスの間に位置していて、人間関係(薄い人間関係ではなくコミットしたもの)、真剣な恋愛や結婚の相手、親友など。家族以外の人間関係でお互いに影響を与えて学ぶ関係を示します。例えば、木星が良いアスペクトで影響を与えていたら、これらの親しい人を通じて金銭的にも成功することができる、などです。私の中のDSCのイメージはソウルメイトです。ソウルメイトというのは恋愛関係だけでなく、人生において重要な影響を与える魂のことで、一生繋がっている縁とは限りません。

MC
第9ハウスと第10ハウスの間に位置していて、天職や運命や人生の目的やどんな分野で成功するか、正しい道を歩んだ場合にたどり着ける場所、成功した先のパブリックイメージ、どのように世の中に貢献できるか、など。結婚などの個人的なものではなく、仕事など公的な立場としてどこに辿り着けるか、がMCです。例えば、MCに金星がコンジャンクションなら美的センスを磨いて美術や芸術やエンターテイメント業界で活躍できる素質がある、など。

占星術はまだ勉強中なのですが、備忘録も兼ねて書いています。ハウスについては一つ前の記事に書いています。次回はアスペクトについて、星座と惑星についても今後書く予定です。

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