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嫉妬は身を滅ぼす

写真はトルコやギリシャでよく見るイーブルアイ(evil eye、邪悪な目)から身を守るためのお守りです。絵文字でもありますね🧿。人に嫉妬されると不幸が起きたり運が悪くなると信じられていて、そのネガティブな念を跳ね返すのだそうです。これが本当か分かりませんが、私の考えでは嫉妬は対象者ではなくて本人にとって悪影響があると思います。

ちなみにジェラシーjealousyは、すでに持っているものを他人に奪われそうになった時の感情で、エンヴィーenvyは、自分が持っていないものを欲しいと思う感情です。他人に奪われそうになったら負の感情が湧くのは(場合によりますが)当然のことで、そんなに邪悪なこととは思えません。ここではエンヴィーの意味での嫉妬についてです。

私の知る限り、嫉妬される側はますます成功して、嫉妬する側は何も変わらないか状況が悪化しています。嫉妬されているせいで物事が上手くいかなくなったと思うならば、それはただの偶然か、嫉妬の負のエネルギーを信じているために自分自身で引き寄せています。

以前、知り合いでとても嫉妬深い人がいて常に誰かに嫉妬していたのですが、徐々に顔つきが変わってきて、仕事も私生活も上手くいっていないようでした。こういう人が学校や職場にいるとちょっとしたことで嫉妬されて意地悪をされるので、できるだけ目立たないように謙遜して話をしていたのですが、それでも彼らはしつこく質問してきて粗探しをしたり何か少しでも羨ましいと思うことがあれば嫉妬してきます。こういう人、珍しくないですよね。どこにでもいるので誰でも遭遇したことがあると思います。自分より恵まれている(と思い込んでいる)人にいちいち嫉妬していたらキリがないですし疲れるだけだと思うのですが、彼らは嫉妬という感情を作り出すために日々エネルギーを消耗しています。彼らは比較して優越感を得ることで幸せを感じているようです。

嫉妬深い人たちはその性格のせいで仕事でも恋愛でも結婚生活でも上手くいかなることは容易に想像できますが、スピリチュアル的にもすごく波動が低くなっていて運の悪い出来事が続くようになります。また、嫉妬は引き寄せの法則の大敵でもあります。嫉妬ばかりしていると、ますます嫉妬するような現実を引き寄せてしまいます。

嫉妬深くない人でも、ずっと努力し続けているのに手に入らないものを他人が簡単に手に入れたときなど嫉妬してしまうことがあると思います。それは人間だから仕方ないのですが、嫉妬の感情に支配されないようにしてください。嫉妬している自分に気づいたら、自分が望んだものは自分に合ったタイミングで手に入るのだから嫉妬する必要はないということを思い出してください。それが特定の人や地位など有限のものだった場合、自分に合った別のものが手に入ります。難なく手に入れる人は、最も近い波動を持っていたからです。その波動は長年にわたる考え方や生き方を反映しているので、何の努力も背景もなしにただの偶然で手に入れたわけではないのです。

嫉妬されることが多い場合、スピリチュアル的には心配しなくていいと思います。イーブルアイの考え方を信じるならば嫉妬されないように私生活を隠したり余計なことを話さないという方法もありますが、一般的には嫉妬してくる人たちの波動は低く、自分より波動の高い人に影響は与えられません。実際に危害を加えられるほど嫉妬されるとなると話はまた別です。逆恨みやストーカーや泥棒などの危険があるならば、最大限の防衛策を講じてください。

悪徳政治家や悪徳経営者など他人の犠牲の上に富や地位を築いているならば、いつかカルマが返ってきますが、誰も傷つけたり犠牲にしていないのならば嫉妬されてもそのエネルギーはむしろ自分にとってはプラスになり嫉妬のエネルギーを放った人から運を貰っているようなものです。自分の努力や実力に見合ったものを持っているのに嫉妬されたなら、嫉妬されるほど物事が上手くいき、嫉妬する側はどんどん疲弊していきます。

イーブルアイのお守りは昔からあるので、その時代は身分が固定されていて努力してもお金持ちになれない庶民から嫉妬されることも多く実際に反乱など起こされるのが怖かったのかもしれません。現代でも生まれた時の条件で有利不利がありますが、嫉妬しても何も始まりません。幸せになりたかったら嫉妬しない、嫉妬されても実害がない限りは気にしなくても大丈夫です。

イーブルアイのお守りは綺麗なので私も持っています。伝統的にはブルーアイズが邪悪な視線を跳ね返すと信じられていたそうですが、今ではピンクや紫や黄色など色々な色が売っています。恋愛運を向上させたいならピンク、のようにラッキカラーのお守りを買う方が動機がポジティブなので良い効果があるんじゃないかと思います。

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