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引き寄せのコツその8 恐怖を手放す

恐怖のエネルギーというのは結構強くて、恐怖に支配されるとその対象を引き寄せてしまいます。
例えば、「お金がない」「病気になる」「失敗する」「フラれる」など。恐怖は潜在意識に深く入り込み、表面的にポジティブを装っていても潜在意識が恐怖に支配されていたらそれを現実として引き寄せます。

私たちは定義している通りの自分自身を引き寄せます。潜在意識に恐怖がある人はその恐怖が自分自身のアイデンティティの一部になっていることがよくあります。
「頑張っても収入が上がらない」「努力しても無駄」「好きな人とは付き合えない」「短命の家系だから自分もそうなる」「どの職場でもいじめられる」「友達はいつも裏切る」など。

実際はもう少し複雑に自分を定義している人が多く、ポジティブな事象とネガティブな事象が混ざっています。
「お金持ちだけど孤独で寄ってくる人はお金目当てばかり」「仕事運はいいけれど恋愛運がない」「モテるけど寄ってくる人はタイプじゃない人ばかり」「そこそこ幸せだけど本当に欲しいものは手に入らない」「ダイエットはうまくいくけどリバウンドする」など。

恐怖がボトルネックになり、自分自身を信じることができず結果として引き寄せがうまくいかないパターンです。恐怖を持つきっかけは色々で、過去の失敗や人に言われたことや世間一般の常識と言われるものなど。恐怖を手放せないままだと同じ失敗を繰り返し、「やっぱり自分はだめだ」「こういう運命なんだ」「引き寄せなんてない」となってしまうわけです。

では恐怖を手放すにはどうするのか。これはとにかく自分自身の顕在意識からアプローチしていくしかありません。自分の人生を作っているのは自分自身であり決められているのではないと常に意識して、望まないことは考えないようにする。恐怖が芽生えたときはその都度摘み取る。それをしつこく実践しているうちに潜在意識にも刷り込まれていきます。これは語学の習得と似ていて、何かを考える時に意識的に学習したい言語で考えて日本語を自分の意識から追い出すと、数年後にはそれが当たり前になり夢を見る時もその言語になり、ふとした時に出てくる言葉もその言語になってきますよね。しかしネイティブではないので常に努力し続けないとまた日本語を使う自分に戻ってしまいます。このようにコツコツと自分の意識を書き換えていきます。

恐怖が自分自身だけのものならまだ良いのですが、困ったことに恐怖は伝染します。集団意識とも言うのでしょうか、恐怖が蔓延している集団に属していると自分がどんなに恐怖を追い払おうとしても、しつこくまとわりついてくるのです。
特定の国や地域に足を踏み入れると、暗くて重い気分になることがあります。人間は恐怖や怒りや憎しみのエネルギーに敏感なのでそれを感じ取ることができるからです。
悲観的で自分も他人も不幸であることを良しとするような、何かをすぐに否定してくるような人が多い職場や人間関係から離れること。会話を交わさなくても、彼らと物理的に近い距離にいるとどうしても自分の波動も低くなってしまいます。
非常に貧しい国や治安が悪い国というのはスピリチュアル的にも波動が低いため、どんなに努力しても周囲の人に足を引っ張られて成功するのは難しいです。このような場合は移住することが幸せになるための一歩です。国を良くしようという人が多ければ、貧しく治安が悪い国でもどこか明るい雰囲気があるものですが、残念ながらそのようなケースは少ないです。アメリカの富豪は移民一世や二世が少なくないですが、先祖がいた国に留まっていたら同じ結果を出すことはできなかったと思います。

現実的には、潜在意識も顕在意識もポジティブな人にも不幸な出来事は起こります。人はいつか死ぬので、本人や大切な人の死は避けられません。死そのものは不幸なことではなく、安らぎであり新しい世界への移行なのですが、亡くなる前後は悲しみ苦しみます。死には至らなくても様々な試練もあります。それらは魂の成長のために起きることで、自分のネガティブさが引き寄せた出来事ではありません。
私が問題だと思うのは、何度も同じパターンを繰り返し、もう学ぶ必要がないのにも関わらず同じ不幸や失敗を引き寄せている場合です。これは自分の意識を変えることで対処できるので、心当たりがある場合は恐怖に向き合い恐怖を消していきましょう。

将来が不安な人、人生を諦めている人、もがいている人、色々な人がいると思います。私が伝えたいのは、人生を怖がらなくても大丈夫だよ、ということです。嫌なことは考えないで、リラックスして何か楽しいことを考えて、日常に小さな幸せを見つけてください。何とかなるので絶対に大丈夫です。

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