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ミディアムシップとは何か?

ミディアムシップとは?


「ミディアムシップ(mediumship/英語)」とは、日本語では「霊界通信」と訳されます。

ミディアムシップは、通常、「ミディアム(霊媒)」と呼ばれる人によって行われます。

ミディアムは、少し特殊な能力を使って亡くなった人々の霊とコンタクトを取り、彼らが伝えたいメッセージを伝達することができるとされます。

「ミディアム(medium/英語)」という言葉には「中間」という意味がありますが、ここでいうミディアムも「この世とあの世の中間に立つ人」というような意味からきているようです。

ミディアムシップでは、主に亡くなった人とのコミュニケーションを通じて、人は死んで肉体は滅びても、たましいは生き続けるということと、霊的な世界の存在を示します。

これらは、もとは英国で発展した「近代スピリチュアリズム」の哲学に基づいています。

もう少し掘り下げてみましょう。


ミディアムシップは科学的ではないのか?

ミディアムシップは、スピリチュアルなことを信じない人にとっては、現実的には理解しがたいかもしれません。

しかし、科学的に説明がつかない奇妙な現象は現在でもいくつもあります。

科学的に検証されないから「無い」ものだと決めつけるのは、早計かもしれません。

ミディアムシップは、実際に体験してみないとわからないものである、といわれます。

ミディアムシップがもたらす恩恵

たとえば「自分は科学的なことしか信じないんだ。霊なんて作り話だ!」などと豪語していた人が、大事な人を亡くし、自分の無力さや、その人のことをどれだけ愛していたか、どれだけその人に頼っていたか、そんなことに気づかされる。

そして、喪失の悲嘆のなかで、思い切ってミディアムの元を訪ねる。

初めて会ったミディアムは、亡くなったその人とコンタクトを取り、その人の性格や人となり、死因、仕事、趣味嗜好、ふだんの生活の様子や共通の思い出など、それら「エビデンス(その人がその人であるという証拠)」と呼ばれるものを次々に伝えていき、それらの情報には整合性がある。

そして、愛する人からのメッセージを伝えられる・・・。

そんな体験により、これまで霊というものには否定的だったのに、それを受け入れざるを得ない、そして、それが喪失の悲嘆に対して癒しをもたらし、考え方や生き方が変わっていく。

実際、そんな方も多くいらっしゃいます。

ひとつのアイデアとして受け入れてみる?

霊は実在するのか、死後の世界はあるのかないのか、わかりません。

私もまだ死んでいないので。

けれど、ひとつのアイデアや考え方としてであっても、この神秘と叡智に満ちた事柄を受け入れることは、わるくないのではないかと思えるのです。
(中の人「K」)