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ボクがMac miniのストレージを15%しか使用していないワケ

以前にもちょっと書いたが、ボクのMac mini(ストレージ容量256GB)は、200GB以上の空きがある。

なぜ、これっぽっちしか使っていないのかと言えば、単純に、Mac miniにデータを保存していないからである。ふだん使うデータは、すべてiCloud Driveや外付けSSDに保存している。

アプリやソフトウェアのダウンロード&インストールも、必要最小限に絞っている。なにか作業をしていると、新たなアプリやソフトウェアが必要になる場合もある。そのときは必要なだけインストールするが、用事が済んだら、すかさずアンインストールするようにしている。次いつ使うかわからないアプリなどを常駐させるのは、ストレージのムダだからだ。

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iCloud Driveのストレージ容量は、課金し、200GBに増量してある。Mac miniでなにかデータを保存する場合は、まずiCloud Driveに保存することにしている。メール添付ファイル、WEBダウンロードファイルなどの保存先も、iCloud Driveだ。そんなiCloud Driveのストレージだが、90%以上の空きがある。

外付けSSDは、容量2TBのものを使っている。Mac miniに常時接続しており、過去に使用したファイルデータや写真のほか、ダウンロードした映画や音楽などを保存している。ボクが関わったほぼすべてのデータが保存されているワケだが、1TBちょっとで、外付けSSDの半分ほどだ。

外付けHDDも持っている。容量2TBのHDDを2個だ。一つには書類や写真データ、もう一つには音楽、映画などのデータを入れてある。データの中身はSSDとほぼ一緒だ。以前は、今のSSDと同じような使い方をしていたが、SSD購入後は、SSDのバックアップとして使用している。容量使用量は、半分以下または半分程度だ。

ついでに言えば、スティック型SSD(容量256GB)も持っている。これはMac miniのバックアップ(TimeMachine)用だ。なんの根拠もないが、とりあえず、Mac miniとストレージ容量と合わせている。

ボクが、Mac miniの使用済みストレージをケチるのには、いろいろな理由がある。まず、その前提としての話になるが、ストレージに関するコストを下げられるというのがある。

1TBちょいほどのデータがあるとして、これをMac miniに保存する場合、ストレージを2TBに増量する必要がある。256GBから2TBに増量した場合、88,900円課金しなければならない。

一方、外付けSSDなら、安いものなら30,000円もあれば、2TBが買える。ストレージを外部化することで、50,000円以上節約できるわけだ。Mac mini本体価格(最小構成が78,900円)を考えれば、50,000円は小さくない。

コストの問題は、ボクがケチる理由の大半を占める。これから書くことは「つけたり」みたいなものだ。

つけたり「その1」としては、ストレージに余裕があれば、Mac miniの動作が遅くならない(早くなるとは言っていない)ということがある。いわゆるメモリスワップというヤツで、メモリが逼迫した際に、一時的にストレージを使うことを指す。

あくまでボクの印象論に過ぎないが、Mac mini(メモリ8GB)は、タスクが増えると、すぐにメモリが逼迫し、スワップし始める(かのように見える)。つまり、このスワップ対応のため、ストレージの空きを確保しているというわけだ。

体感したわけではないが、Mac miniのストレージは、読み書きがけっこう速いらしい。そんな速いストレージなら、使いもしないデータを常駐させておくより、スワップのために使った方が良いと考えたということもある。

つけたり「その2」としては、使用済みストレージが少ないと、なにかとラクというのがある。データ自体が少ないので、バックアップ作業やデータ移行がしやすい。最悪、バックアップがなくても、イチから復元できる。一時的に大量のデータをMac miniに保存する必要が生じた場合に、そのために空き容量を確保する手間が省ける。

「つけたり」は以上だ。

ところで、世間には、本体ストレージモリモリ派という一定の勢力がいるようだ。彼らの言い分を聞いてみると、「速さを求めるなら、本体ストレージ一択」とか「信頼性を考えれば、本体ストレージ一択」といった理由があるようだ。

どんなストレージを選ぼうが、基本的には本人の勝手なので、どうでも良いが、ストレージの「速さ」や「信頼性」については、ストレージケチケチ派のボクにも、自分なりの考えがある。

まず速さについてだが、本体ストレージと外付けSSDを比べると、理論的には、本体ストレージの方が圧倒的に速いのは承知しているが、じゃあボク自身、実際に使用する中で、その速さの違いを体感したことがあるかと言えば、そんなことはない。

数TBのデータを毎日のように読み書きするなら、その違いを明確に体感できるかもしれないが、ボクがふだん読み書きするデータの大きさは、せいぜい数十MB〜数百MBなので、違いがあるとしても、数秒〜数十秒にとどまる。実用上はないに等しい差でしかない。

元も子もない言い方になるが、時間がかかるとしても、ちょっと待てば良いだけなら、そのために課金するのはムダじゃね、と思ってしまう。

次に信頼性についてだが、本体ストレージの方がなんとなく信頼できるという点は、ボクも同意見だ。だが、どんなに優れたストレージでも、使い続けていくうちに、確実に劣化していく。そしていずれ(5年後とか)、寿命を迎える(クラッシュする)。つまり、ストレージは消耗品なのだ。

消耗品である以上、本体ストレージだからといって、信頼し過ぎるのはリスキーだ。必要なデータであればあるほど、外部ストレージに分散して保存しておく方が、よほど信頼に足る。

我田引水になるが、ボクがiCloud Drive、SSD、HDDにデータを分散保存しているのは、そのためもある。SSDの寿命を考えるなら、Mac miniに常時接続するのはNGだが、ボクは、日頃の使い勝手を優先して、あえてそうしている。あえて言えば、SSDがクラッシュしても良いという判断からだ。2つの
HDDにSSD内のデータを分散して保存しているのは、その備えという意味もある。

最後に、身も蓋もないことを言ってしまえば、ボクは、分散保存した1TBちょっとのデータが、すべて消え去ったとしても、それはそれでしかたないと思うことにしている。そう思っていればこそ、適切なデータの保存管理というものに向き合えるような気がするからだ。