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4Kモニターは本当に必要か?

先日、パソコンの外部ディスプレイとして、27インチモニターを購入した。一応4K、HDR対応のものだ。

取り立てて4Kモニターが必要だったわけではないが、「どうせ外部ディスプレイを買うなら、4Kかな」ぐらいの軽いノリで買ったわけだ。

1ヶ月ほど4Kモニターを使ってみたが、「やっぱり4Kモニターは必要なかったな」と感じているところだ。残念だ。

まず、4K UHDなる動画を視聴した。パソコンのデフォルトであるフルHD(1920×1080)と、4K(3840×2160)とを見比べてみたが、まったく違いがわからなかった。これにはかなりガッカリした。

次に、文書作成やメール作成などテキスト作業をやってみた。動画テストと同様、フルHDと4Kで同じ作業をしてみたが、4Kの場合、文字が小さすぎてまともに作業することができなかった。これはある程度予想していた。

という次第で、現在はデフォルトのフルHD設定で使っている。当初の予想通り、ボクには4Kディスプレイはまったく必要なかった。

世間には、4Kでは飽き足らず、8Kだの12Kだの、とくかく高解像度であればあるほど良いものだという空気がある。理論的にはその通りだろうが、どれだけの人間が解像度の違いを体感できているのか、極めて疑わしい。

現状では、高解像度のコンテンツ自体が少ないという問題もある。4K動画ですら、視聴するにふさわしいと思える動画はまだまだレアだ。いわんや8Kをやである。

4Kを含めた高解像度モニターは、一部のマニアやオタクのおもちゃであると考えている。ただ、せっかく手に入れたので、手元にある外部モニターは大事に使っていこうとは思っている。4Kであることは無価値に等しいが、それ以外の性能は気に入っているからだ。