実は1000〜2000件のデジタルタトゥーを持っている話

度々ブログで己の黒歴史を曝露する私だが、個人的に1番あれなのをまた発見したので己で手を下しておこうと思う。しかし今回ばかりはフェイクもいくつか入れる。

今はどうか知らないが、この世代の各種厨二病オタクの多くは一度はネットでの活動に手を出す。YouTubeニコ動、歌ってみた踊ってみた、ラジオ企画、Twitterへのイラストや漫画投稿、MIX、小説やポエムをネット上に書き綴る者も居たと思う。当時中学生の私も例に漏れず、歌ってみた投稿に手を出してしまっていた。痛い痛い。
かなりマイナーなアプリで細々とやっていたが、エフェクトが充実していなかった当時私の中学生にして自力でハモリを入れる技術は猫の額ほどもない狭いコミュニティで少しだけ評価された。故に大して歌自体は上手くないわりにちょいちょいコメントやらの反応が貰え、それなりの人数と繋がっては素性のバレない範疇でなんとなく仲良くしていた。

そしてこの私が慎ましくクセの強くないユーザー名で活動などするはずもなく、アプリを消して数年経つにもかかわらず容易にブラウザからエゴサができてしまう現状が完成してしまった。

中学の英語のノート
マーカー使いすぎ
教科書模写すんな

そのアプリを使い始めて数ヶ月後、14歳の私はある投稿で思いがけずちょいバズってしまった。まじで見つかりそうで恐いので詳細は言えないしフェイクも混ぜるがフォーマット的な形状の投稿で、他のユーザーが私の作ったそのフォーマットを取り込んで重ね撮りすることによってその作品(笑)は完成する。しかも調子に乗ってシリーズ化して作り続けそれがいちいち絶妙に人気が出てしまった。1番人気のやつだけでも300〜400件は使ってもらえて(しまって)いたので……しかも当時演劇など全く視野に無い美術部員だったのに短編声劇の脚本(当時習い事先でできた初彼氏に逃げられたことをネタにしたイタ作品が処女作)もいくつか書いてそれもフォーマットとして投稿していたので、そっちが使われた分も合わせるとそれはもう謙遜しようもなく結構な数になる。

したがって、アカウントを削除して元の音源は消えているにも関わらず他のユーザー達による派生投稿作品という名の私の中学時代の過去作(笑)がなんとネットの海に合計1000〜2000という莫大な数今この瞬間も漂流しているのだ。しかも投稿したのはその人達なので私に消す権限が無い。恐ろしい。

しかし昨日なんとなく久々にエゴサして爆死覚悟で開いて見たところ、中学生なりに完成度は悪くないというか、よくやったなあとは思った。痛々しさは今見てもなかなかだったので総合するとあまり褒められたものではないが、まあ思い出の範疇……と自分に言い聞かせている。

中学の時の模写と思われる
デザインと模写はできるけど
立体デッサンや色塗りの才能は無かった。

これらと大学のサークルのしょうもない写真や動画あたりで私のデジタルタトゥーの歴史も終わりと思いきや、先日私のバイト先の店長が個人的にやっているTikTokに歌う私が晒された。見てみたら無意識にシャ乱Qのつんく♂さんのマイクの持ち方してて我ながらいけ好かない。撮るなら最初から言ってくれればもうちょっと頑張って歌ったのに。


よほど掘り起こさなければ見つからないし気付きもしないとは思いますが、いつか万が一ネットの海のどっかしらで新旧いずれかの歌う私や喋る私を見つけてしまう方もおられるかもしれません。しかしその時はどうか見なかったことに。

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