第三種の認識から必然的に神への知的愛が生じる、とスピノザは言っている。第三種の認識は日常生活の至るところまで神から直観できるようになる認識のことであった。ここで知的愛とは、生起する全ての事象が必然性・法則性を持っており、それらは永遠であるという、世界への信頼感や安心感であろう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?