人は自分で事物の価値を定めることができると思っている。しかしスピノザによれば外部の事物の価値を決めるのは事物自身である。事物自身が肯定否定の力を持っているのだ。事物の力能を増大させる外部のものは喜びであり、逆は悲しみだ。これは事物による外部の事物の肯定否定である。

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