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L.V. ベートーベン

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ベートーベンの代表作を厳選してご紹介します
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L.V. ベートーベン:ヴァイオリンと管弦楽のための ロマンス 第2番 OP. 50

ヴァイオリン:ルノー・カプソン 演奏:ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団 指揮:クルト・マズア 収録:2009年10月9日 At ライプツィヒ・ニコライ教会 当初より、少々政治的な話題から入ってしまいますこと、恐縮です。 「ベルリンの壁の崩壊」につながったと謂われる、1989年10月9日の (旧東ドイツ) ライプツィヒでの「月曜デモ」では、自由と民主化を要求する7万人以上の市民に対し、東ドイツ秘密警察と軍隊の銃口が向けられました。 当時、ライプツィヒ・ゲヴァントハウ

L.V. ベートーベン:ピアノソナタ第14番 嬰ハ短調『月光』Op. 27-2

ピアノ演奏:クラウディオ・アラウ 収録:1970年 Germany   演奏時間:17分26秒 クラシック音楽が日本に紹介されたのは、おおよそ明治時代のことですが、その時代の気風であったか、文化人の「気概」であったか、ともかくも 曲に「標題」を付けるのが好きな方々であったようです。 「ベートーベンの交響曲第5番」ではなく「運命」というほうが通りが良いのは日本独特の文化です。 欧米諸国では時折「Fate」という標題を付すケースを見受けますが、付けるなら「Fate」のほうが、

L.V. ベートーベン:ピアノソナタ第17番 ニ短調『テンペスト』OP.32-2

Beethoven piano sonata No.17 Op.31 No.2 'Tempest' in D minor ピアノ独奏:マリア・ジョアン・ピレシュ(Maria João Pires) (00:00) - I : Largo - Allegro (09:08) - II : Adagio (16:50) - III: Allegretto 収録:不明 本曲は1802年初頭、ベートーベン32歳の作品。 この作品が書かれた頃、既にベートーベンは聴力を殆ど失いつつ

L.V. ベートーベン:交響曲 第3番 変ホ長調『英雄』作品55

Ludwig van Beethoven 交響曲 第3番 変ホ長調『英雄』作品55 指揮: イヴァン・フィッシャー ( Iván Fischer ) 演奏:ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 収録:2020年 5月 17日  At : アムステルダム・コンセルトヘボウ 第1楽章: Allegro con brio 第2楽章: Marcia funebre. Adagio assai 第3楽章: Scherzo (Allegro vivace) 第4楽章: Finale (A

L.V. ベートーベン:交響曲 第5番 ハ短調 OP. 67

L.V. ベートーベン 交響曲 第5番 ハ短調 作品 67(「運命」という表題で有名な一曲(o^―^o)) 指揮:イヴァン・フィッシャー 演奏:ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 演奏日時:2019年5月 At : アムステルダム・コンセルトヘボウ 第1楽章: Allegro con brio 第2楽章: Marcia funebre. Adagio assai 第3楽章: Scherzo (Allegro vivace) 第4楽章: Finale (Allegro molt

L.V. ベートーベン:交響曲 第7番 イ長調, Op. 92

L.V. ベートーベン 交響曲 第7番 イ長調, Op. 92 指揮:イヴァン・フィッシャー 演奏:ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 演奏日時:2014年1月10日 At : アムステルダム・コンセルトヘボウ 第1楽章: Poco sostenuto – Vivace 第2楽章: Allegretto 第3楽章: Scherzo. Presto 第4楽章: Allegro con brio   演奏時間:42分14秒 ベートーベンの交響曲を聴く時、常に脳裏に浮かぶ、高らか

L.V. ベートーベン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 OP. 61

L.V. ベートーベン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 OP. 61 Violin:イザベル・ファウスト( Isabelle Faust ) 指揮:マーク・エルダー 演奏:ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団 2018年2月25日、アムステルダム・コンセルトヘボウの Sunday Morning Concert にて演奏された、ベートーベンのバイオリン協奏曲の映像です。 独奏者は、Isabelle Faust さん。1972年ドイツ生まれの50歳。  5歳からバイオリンを弾

L.V.ベートーベン:ピアノ協奏曲 第5番 変ホ長調 OP. 73 「皇帝」

Piano :アルトゥーロ・ベネディッティ・ミケランジェリ 指揮 :セルジュ・チェリビダッケ ( Sergiu Celibidache ) 演奏 :フランス国立放送管弦楽団 収録 :1974年 パリ 随分以前のことですが、タワーレコードが、この組み合わせのCDを発売した時の、紹介文が何とも印象的でメモを取っておきました。こんな文です。 ********ここから 「ミケランジェリとチェリビダッケという孤高の巨匠が四つに組んだ 超名演、「皇帝」が登場です。 「チェリビダッケ

L.V. ベートーベン:交響曲 第9番 ニ短調, Op 125

指揮:イヴァン・フィッシャー 演奏:ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 ソプラノ:ミルト・パパタナシウ アルト:ベルナルダ・フィンク テノール:ブルクハルト・フリッツ バス:ジェラルド・フィンリー 第1楽章:00:05 Allegro ma non troppo, un poco 第2楽章:16:12 Molto vivace 第3楽章:28:40 Adagio molto e cantabile 第4楽章:44:20 "Ode to Joy"   演奏時間:1時間10分40

理想郷のハーモニー"Pastoral":ベートーベン 交響曲 第6番 へ長調 OP.68

Ludwig van Beethoven Symphony No. 6 in F major, op. 68 "Pastoral" 指揮:セルジュ・チェリビダッケ 演奏:ミュンヘン・フィルハーモニー・オーケストラ 録音:EMIクラシック 1. Allegro ma non troppo 「田園に到着したときの朗らかな感情の目覚め」 2. Andante molto mosso 「小川のほとりの情景」 3. Allegro    「農民の楽しい集い」 4. Allegro