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あくありうむ
僕達は生きているという ただそれだけで
沢山のモノを傷つけ
沢山のモノの命を奪っている
それはそれは罪深い生き物
だからと言って神に祈りを捧げるでもなく
すぐに自殺を図るわけでもない
自殺をするほど命が余っているんなら
他人の罪を減らすために頑張ったほうが
まだマシってもんさ
もしも神様がいたとして
僕達の願いを叶えてくれるとしても
人の欲深さは決して変えられないだろうし
万人から愛されたいという欲望も
僕達が生きている以上
叶えられる事は無いだろうな
そんな事を考えながら
ぼんやりと窓から外を見ていて思ったけど
この世はまるで大きな水族館
たくさんの欲望が
欲望を食べて大きくなる姿を
僕はただ水槽の外から魚たちを見るように
ぼんやりと見つづけるしかないんだ
今こうやって窓の外を見ているように
けど 窓の外から見たら
きっと僕も水槽の中の魚
小さな小さな魚
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