【チェス日記】敗戦。背伸びをしすぎた。

 今日のレベル8のコンピュータとの対戦は、見事な敗戦に終わりました。

 これで7戦5敗2引き分けとなります。





 今回はたまたまyoutubeでロンドンシステムというオープニングの陣形を知りまして、

 せっかくだから試してみようと、やってみたのです。






 まずはポーンをd4へ。相手がナイトをf6に。次に僕がビショップをf5へ。相手がポーンをc6へ。そして、僕はポーンをc3へ。相手がナイトをd5へ。

 このとき、すでに僕のビショップは相手のナイトに狙われていたのですが、ロンドンシステムの陣形をやってみたいという思いに囚われていた僕は、これに気づかず、ポーンをe3へ。

 こうして、冒頭からビショップを取られることになりました。






 なんとか立て直してロンドンシステムみたいなものはできたものの、

 相手がさまざまな角度から隙をつこうとしてくるのに対応していると、形は崩れていき、ぜんぜん攻撃的でない、どこも動けない防御状態になってしまいました。






 これではいけない、とポーンを出して、相手のナイトにこっちから攻撃を仕掛けてみました。

 すると、相手が別のところから僕のナイトに攻撃を仕掛けてきました。僕はこれには乗らず、ナイトを奪い合いました。

 僕のナイトより相手のナイトのほうがいい位置を取っていたので、この交換は悪くはなかったと思います。







 ただ、問題はここからでした。

 相手のナイトを取るときに使ったポーンは、がっちり固められた相手のふたつのポーンの攻撃範囲に入っていて、しかも誰にも守られておらず、どう見ても捨て駒で、せめて相手のポーンをどちらか奪ってから自滅するべきでした。

 しかし、僕はなにを考えたのか、この捨て駒を守ろうとして、斜めひとつ後ろにビショップを動かします。







 もちろん、ポーンをとられ、ビショップがピンチに!

 このとき、ビショップを味方陣地に戻すべきでしたが、またもや意味不明なことに、ぜんぜん安全じゃない、ただ空いているだけの空間にビショップを出してしまいました。






 この無謀なビショップが相手のクイーンに狙われ、

 もう、そこでやる気がなくなってしまいました。





 そのあとはもう悲惨。

 攻めてきたクイーンに生け贄を捧げるように次々とルークやビショップを献上し、強い駒がなくなって、投了しました。







 今回の敗因は、ロンドンシステムに手を伸ばしたことでした。

 そのシステムの強みや戦略を知らないまま、むやみに真似た結果、自分がいま何をやっているのか、よくわからなくなってしまいました。







 まだ、そういう定跡を理解できるほどの経験がなかったのです。それを自覚せねば。

 とりあえず、まだ知識が浅いうちは、背伸びをしないでいようと思いました。